米Oracle社は、定番の仮想化ソフト「VirtualBox」の新版「5.0」を2015年7月9日にリリースした。「準仮想化」機能を搭載により、ゲストOSの動作速度や時計機能の正確さの向上が期待できる。ゲストOSとしてUbuntu 15.04を入れて動作速度をテストすると、約1割速くなった。 「Oracle VM VirtualBox」のメジャーバージョンアップは、2010年12月以来、およそ4年半ぶりになる(図1)。UIに大きな変化はないが、性能とセキュリティに関する新機能が多数盛り込まれている(表1)。