以下は、これまでの議論の主要なポイントとその背景、そして提案されている政策の意図や懸念点をまとめたものです。 1. 経済制度の抜本的改革の提案 通貨単位と物価の再評価 最初に提示されたアイディアは、ドル円の為替レートを固定(1ドル=360円)にし、国内の物価水準を10倍にするというものでした。これは、現行の変動相場制や資本主義的な価格決定メカニズムに対して、国内の価値基準を独自に担保し、外部との乖離を図るという狙いがあります。 期待される効果としては、外部からの資本流入の影響を抑え、国内経済を内側から安定させる効果。 懸念される混乱としては、心理的な混乱、行政システムの全面改変、市場の混乱、国際的信頼の低下などが挙げられました。 投資家や資本主義からの距離 その後、議論は「資本主義から距離を取る」という方向にシフトしました。資本家や投資家を一方的に否定するのではなく、現行の価値評価が資本に