読めるかどうか分からない書物を読むことは、読書生活の中心である。これによって読書は、読み手のレベルを引き上げるもの、単なる情報入手以上のものとなる。 以下では、読めるかどうか分からない書物に挑む読書が、突き当たる壁=つまずきを4つに類型化し、それぞれについて対処法を示す。 つまずきにはそれぞれ1から4の数字をふった。数が進むにつれて困難は増し、要求される読書のレベルも上がる。これらのつまずきを克服することは、読書レベルを向上させる契機となるはずである。 (関連記事) ・よし、もう一度→ムリ目な難解書を読む5つの方法 読書猿Classic: between / beyond readers ・難しい本を最後まで読むのに人間が昔からやってきたこと 読書猿Classic: between / beyond readers ・自分のために書かれた訳ではないテキストを攻略する読解の3ステップ 読書猿