「リクルート○○」という社名はあまた見られるが、それがどのような形で1兆円を超す売上高を形成しているのか。14年3月期の実績を事業セグメント別にみると、全体の売上高のうち約半分6000億円を占めるのが「人材派遣」の事業だ。国内の主要会社にはリクルートスタッフィングと、07年に買収したスタッフサービス・ホールディングスがある。 9月10日に公表された有価証券報告書によれば、この2社合計で約3000億円の売上高、当期純利益は90億円近くある。人材派遣は国内だけでなく、北米や欧州でもサービスを展開している。今後もM&Aなどによる事業展開を推し進める方針だ。 利益率が高い「販促メディア」事業 次に売上高が大きいのが「販促メディア」の事業セグメントで約3200億円。このカテゴリーに含まれるのが、「SUUMO(スーモ)」で住宅関連の情報誌やサイトなどを運営するリクルート住まいカンパニー(14年3月期は