14日のW杯アフリカ予選グループC最終戦で、同組2位のエジプトが首位アルジェリアを2―0で破った。アルジェリアにとっては、負けても1点差なら予選突破が決まった試合だったが、得失点差でも並ばれ、本戦出場をかけた争いは4日後のプレーオフに持ち込まれた。 フランスでは、この結果に憤ったアルジェリア移民のサポーターがマルセイユ、リヨン、グルノーブル、パリなどで暴れ、機動隊が鎮圧に出動する事態となった。ル・パリジャン紙などが報じた。 各地では、ヨットや自動車、ゴミ箱などが燃やされる被害が生じ、機動隊が催涙ガスやフラッシュボールを投入、数十人を逮捕した。パリでは、シャンゼリゼ通りにエジプト移民数百人が繰り出し、母国がW杯出場の望みをつないだことを祝う中、アルジェリア移民が発煙筒を投げ込むなどして、緊迫した場面を生んだ。 なお試合の2日前には、カイロ入りしたアルジェリア代表のバスが空港からホテルへ向かう