〈今夜の自腹飯〉 食材の高騰などで、外食の価格は年々あがっている。一人30,000円以上の寿司やフレンチもどんどん増えているが、毎月行くのは厳しい。デートや仲間の集まりで「おいしいものを食べたいとき」に使える、ハイコスパなお店とは? 奥渋に現れた、本当にうまい寿司屋 渋谷の駅前の賑やかさとは一線を画す大人のエリア、富ヶ谷。「奥渋(おくしぶ)」とも呼ばれるここに2021年4月1日にオープンしたのが、1貫80円から寿司を楽しめる「すし光琳」だ。初台で人気の「すし宗達」の店主による3店舗目のお店である。 店内はカウンター10席のみ。店主との距離が近い、町の寿司屋だ。 店主の新田真治さんは、寿司屋で修業したのち、和食店やふぐのお店などで経験を積んで独立。地元の人が気軽に何度も通い、客の顔や名前、好みまで覚えていながらも「今日は何にします?」とその日の気分で客の好きな食べ方ができる寿司屋を信条として