「イスラム国」人質殺害事件での日本の対応について、国会では連日、野党から追及が行われている。しかし、安倍晋三首相は問題となっている中東訪問時のスピーチに関しても「言葉が不適切だったとは考えていない」などと正当性を主張するばかり。肝心の交渉については、「(政府は)もっとも効果的な方法を考えた」(菅義偉官房長官)と言い張るが、その詳細は「具体的な内容は避けたい」(岸田文雄外相)の一点張り。 それも当然だろう。官邸は湯川遥菜さんと後藤健二さんを救うための方策など何も講じていなかったのだから、具体的内容などいえるわけがない。 実際、昨日2月7日放送の『報道特集』(TBS系)でも唖然とさせられるような新事実があきらかになった。それは、湯川さんと後藤さんの殺害予告動画が公開された1月20日以降、日本政府がイスラム国へ送った日本語の「音声メッセージ」の存在だ。 音声メッセージの送り主は、「実在するシリア
後藤健二のイスラム国潜入がNHKによる依頼だったと暴露する記事が、1/23にネットに上がって話題になった。記事ではNHKと特定されておらず、「“御用メディア”として知られるテレビ局」という表現が使われているが、文脈からこれがNHKを指すことは常識で判断できるところだろう。NHKが後藤健二にイスラム国への潜入取材を依頼していて、同時に、そのミッションに湯川遥菜の救出もしくは安否確認が含まれていた。この事実を証言したのは「政府関係者」である。ネットで今回の事件を追いかけ、真実を追求しようとしている者は、この「政府関係者」なる者が今回の事件のキーパーソンであり、マスコミ報道をリード(情報操作)している影の主役であることに気づいているはずだ。事件が起きた直後、1/21の時点で、この「政府関係者」は、11月初めに後藤健二の家族にイスラム国から身代金要求が届いている事実もマスコミに公表していた。後藤健
盛田隆二 🌐™ @product1954 1/22 午前10時から始まります! 【イスラム国・邦人人質事件】イスラーム学者・中田考氏の緊急会見を生中継 urx2.nu/gskY ▶動画はこちら youtube.com/watch?x-yt-ts=… Susanna Yukari Oseki @niigatamama 中田氏「中東ではイスラエルと国交をもっている国はほとんどない」「難民支援、人道支援のためというのであれば、160万人以上、半数以上がいるトルコに行くべきであった。」「イスラエルに行くと、アメリカの手先と思われるのが当然。」 Susanna Yukari Oseki @niigatamama 中田氏「中東の安定が失われているのはイスラム国が出現する前からのこと。そういうなかでイスラム国だけを指摘したのは、メッセージとしてはおかしい」「わざわざ「イスラム国と闘う」という言葉を出す
池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
今日(8/19)の朝日の社会面(39面)に、湯川遥菜についての情報が載っている。例の元茨城県議でPMC(株)顧問の木本信男が、7月に湯川遥菜と電話で話したとき、「いくつか仕事が入っている。ここが頑張りどころ」と語っていたと証言している。この事件の注目すべきポイントだろう。マスコミも、ネットも、湯川遥菜の今回の行動について、国際政治を知らない軽薄な右翼オタクが、ママゴト遊びの感覚のまま、戦地に軍事訓練ごっこに出かけたという構図で捉えている。昨夜(8/18)のテレビ報道に幾度も登場し、朝日の紙面記事でも証言を提供して、今回の問題の解説主担となっている後藤健二が、特にこの印象をマスコミで強調する役割を果たしていて、その言説が影響した結果、湯川遥菜のシリアでの不審な行動は、すっかりボランティアの性格を帯びたイメージに塗り固まっている。「民間軍事会社」を設立して経営を始めたので、事業の経験を積むため
湯川遥菜の事件について、マスコミ報道の情報が圧倒的に少ない。ほとんど何も報道していない。テレビと新聞だけを見ている人たちは、全く背景や動機を知らないままの状態に置かれていて、マスコミとネットの情報ギャップがこれほど甚だしく開いた例も最近はめずらしい。この事件に関しては、ネットを見ないと何も分からないというのが本当だ。湯川遥菜をめぐる真相については、本人がネットに残した情報で多くの事実を知ることができ、確かな証拠を掴むことができる。あらためて、公開されている文書資料を確認しよう。大きく三つある。(1)ピーエムシー株式会社の公式HP、(2)PMC Co.,LTD.のブログ、(3)HARUNAのブログ、である。この文書を全部読み込むと、事件に至る経緯が分かるし、湯川遥菜の人物像も了解できる。この三つの公開資料を整理し編集するだけで、フリーのライターは週刊誌に掲載する6ページ分の記事を2本書けるだ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く