日曜昼間の打ち上げとなったH2Aロケット22号機。 南種子町の宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))・種子島宇宙センターの周辺には、打ち上げを一目見ようと多くの人が詰めかけ、爆音を響かせて宇宙へ飛び立つロケットに歓声を上げた。 宇宙センターを見下ろす同町の長谷展望公園には、約1100人が集まった。午後1時40分に打ち上げられたロケットは数秒で雲に隠れたが、再び雲間から姿を表すと、大きな拍手と歓声がわき起こった。 埼玉県所沢市の会社員、中川健一さん(26)は「大学時代からの宇宙ファン。初めて見たが、重量感のある爆音がとどろき、迫力があった」と話していた。 種子島観光協会によると、休日の打ち上げは昨年夏のH2Bロケット3号機に続くもの。日中の打ち上げでもあり、島への高速船などは前日から満席。島内約3000人分の宿泊施設はほぼ埋まり、約400台のレンタカーも予約でいっぱいになったとい