#「今年で一番厳しい試合かもしれないな」 ハーフタイムに京都・本田将也監督は開口一番、そう選手たちに語りかけた。最終ラインからのビルドアップで攻撃を組み立てようとする京都だが、湘南は前線からのタイトなプレスで対抗。いい形で前へボールを入れさせず、プレスの網をかいくぐって攻め込まれてもトップチームから戻ってきたU-19代表CB遠藤航を中心とした守備陣が自由を与えない。そしてボールを奪えば2トップを縦に走らせるカウンターでゴールを目指す。25分の先制点は、まさにその形。ボランチの位置まで下がったFW駒井善成からボールを奪うと、最後はGKとの1対1をFW金子京平が右足で流し込んだ。 後半もボールを持つ京都に、守ってカウンターを狙う湘南の図式は変わらない。なかなか決定機を作り出せず、逆にあわや追加点のピンチも迎えていた京都は後半途中に本田監督が動く。駒井とMF伊藤優汰の位置を入れ替えると、ここ