中央教育審議会の大学分科会、将来構想部会の合同会議が東京都港区のTKP赤坂駅カンファレンスセンターで開かれ、日本社会の将来像についてAI(人工知能)を活用したシミュレーション結果が報告された。少子高齢化と産業構造の変化で成長・拡大社会から成熟社会へ移行する中、2050年の日本は持続可能性が高い良好な方向と、持続可能性が低い悪い方向になる両方の可能性があるとしている。 日本社会で必要と考えられる高等教育関係17を含む166の社会的要因を設定し、AIを活用して2050年に向け、2万通りのシミュレーションを実施。その結果を人口、財政、都市・地域、環境・資源という4つの持続可能性、雇用、格差、健康、幸福、教育の5つの社会的パフォーマンスで評価した。 それによると、2万通りのシミュレーションは大きく分けて8つのシナリオに収れんした。それをさらに大括りで区分すると、持続可能性、社会的パフォーマンスが高