世界的な人気をもつキャラクター「ムーミン」の漫画を紹介する「ムーミンコミックス展」が愛媛県美術館(松山市)で開かれ、約280点の原画やスケッチ、ドローイングなどが展示されている。作者のトーベ・ヤンソン(1914~2001年)はフィンランドに生まれ、第二次世界大戦を経験。戦争に嫌気がさし、描き始めたのがムーミンの物語だった。 会場ではムーミン一家、スナフキンやニョロニョロといったおなじみのキャラクターの原画や新聞漫画などが展示され、白黒の世界ながら細かく描きこまれた愛らしい作品の一つ一つをゆっくりと鑑賞することができる。 また、英国の新聞連載の途中からは弟のラルス・ヤンソン(1926~2000年)が担当していたことにも焦点を当て、2人の漫画のそれぞれの特徴を紹介している。 ムーミン(複製)の人形。中央はトーベ・ヤンソン(©Moomin Characters TM)父は彫刻家、母はグラフィック