1月11日、トランスジェンダーのインドネシア人女性、チカ・アナンダ・プトリさん(写真)は、自分のジェンダー・アイデンティティ(性自認)を理由に危険が及ぶ可能性に怯えながら日々を過ごしているという。写真はジャカルタで昨年12月撮影(2023年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana) [11日 ロイター] - 出生時と異なる性別を自認するトランスジェンダーのインドネシア人女性、チカ・アナンダ・プトリさん。ジャカルタのスラム街にある老朽化した借家で、自分のジェンダー・アイデンティティ(性自認)を理由に危険が及ぶ可能性に怯えながら日々を過ごしているという。 総人口のうちイスラム教徒が占める割合が最も大きく、民主主義国家では世界3位の人口数を誇るインドネシアでは先月、婚前・婚外交渉や同棲に懲役刑を科す刑法改正案が可決された。チカさんにとって、まさに悪夢が現実となった瞬間だった。