7日夜、神奈川県厚木市境を流れる相模川にかかる二つの橋で、カゲロウとみられる白い綿状の虫が大発生し、道路上に降り注いだ。 初秋の珍事に驚いたドライバーたちが渋滞を作り、大量の虫の死骸(しがい)でスリップした車による物損事故も起きた。 厚木署によると、午後8時頃、厚木市と相模原市を結ぶ県道508号・昭和橋近くで、ひったくり事件の検問を行っていた警察官から、「大量の虫が発生し、交通渋滞が起きている」との連絡が入った。 その後、住民からの110番もあり、署員が現場に急行。昭和橋から約4・2キロ下流にある、厚木市と座間市にまたがる県道42号・座架依(ざかえ)橋でも同じ現象を確認した。同8時25分頃には、昭和橋の信号機で止まっていた乗用車に、虫の死骸でスリップしたトラックが追突する事故が起きた。 二つの橋の路面や歩道は一時、雪が降ったように一面が白く覆われたが、午後9時頃には発生のピークが過
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