ヴァージニア工科大虐殺事件発生から1日たった17日夜、1万人以上がキャンドルを手に被害者を追悼した。(Think Progress) ヴァージニア工科大で発生した恐るべき銃乱射事件。米マスメディアは“虐殺”事件と呼び、犯人のPRビデオは全米で放映された。暴力、恐怖、攻撃心を2億人以上でほぼリアルタイムに共有できるようになったこの国では、物事を再考するヒマも場所もなくなりそうである。満員電車にムリヤリ押し込まれたような世界だ。今頃は、銃規制強化の呼びかけの裏で、全米各地で銃の売り上げが急増しているかもしれない。 一方で日本でも、長崎で市長が銃で殺害されるという惨劇が起きた。大手マスコミは揃って大声で“民主主義に対する重大な攻撃だ!”と繰り返している。民主主義への攻撃!?その通りだよ!今度から国会で強行採決があるたびに、政治家が回答を拒否するたびに、今と同じくらい皆で怒鳴ってやろうじゃないか・
by クリストファー・レダー:CounterPunch2009年5月19日掲載 何歳だったか憶えていないが、たぶん高校に行っていた頃、私の父が妙な質問をしてきた。どういう会話の成り行きでそんなことを言い出したのかわからないが、言われた時にはレンガで殴られたような気分だった。父は言った:「おまえの腕の中で、母親の助けを求めて泣きながら死んでいった仲間は何人いたんだね?」 今日までに、私の腕に抱かれて死んでいったり、母親を求めて泣いた者は一人もいない。当時どんな風に答えたのか憶えていない。私は呆然としていた。 父はベトナム戦争に従軍した。歩兵偵察犬の調教師として、ボーという名のジャーマン・シェパード犬と共に、部隊の先頭を歩いた。部隊はベトコン、待ち伏せ攻撃、ブービー・トラップ、トンネル、武器の隠し場所を探しながら前進した。父とボーはチームだった。彼らは偵察部隊の先頭に立ち、危険を察知すると、ボ
Editor&Publisher2005/01/27付記事より。以下に全文を翻訳掲載。 カルロス・デルガド、“ゴッド・ブレス・アメリカ”に起立するつもりはないと記者に答える(Carlos Delgado Tells Reporters He Still Won't Stand for 'God Bless America' )Editor&Publisher2005/01/27付記事 自らの信念のために、カルロス・デルガドは立ち上がる---というより彼の場合は、立ち上がらない。 木曜日に行われたフロリダ・マーリンズ入団会見で、デルガドは“ゴッド・ブレス・アメリカ”演奏中に起立しないという方針を継続すると話した。 イラク戦争への抗議として、昨シーズンのデルガドは、トロント・ブルージェイズ所属時の試合も含め、“ゴッド・ブレス・アメリカ”が演奏される際に敬意を表することを拒否してきた。起立する代
今回は、NYタイムズ紙2009年6月17日付記事を以下に翻訳。深刻な雇用情勢下、働き盛りの30代後半の人たちが、再就職先として陸軍を選択するケースが増加しているという記事内容である。 米軍兵士の日常を描く2冊 The Long Road Home: A Story of War and Family イラク駐留軍兵士と、その家族たちの日常を綴るドキュメント。 Final Salute: A Story of Unfinished Lives 兵士の家族へ悲報を伝える責務を背負った海兵隊員の活動を追うドキュメント。 イラク戦争が泥沼化していた2004年頃には、全米で兵士不足が深刻化していたが、2008年頃から本格化した住宅市場崩壊・景気後退の影響で、米陸軍、特に州兵への入隊希望者は一気に急増し、結果として現在米陸軍は増えすぎた兵士を削減する方向で動いている。 具体的には、2005年度の州兵入
2007年1月15日、ワシントン・ポスト紙のエリザベス・ウィリアムソン記者が興味深い記事を公開した。オンライン百科事典サイトとしてすでに成功していたウィキペディアと同じアプリケーション環境を用い、「政府書類を匿名で投稿できるサイト」が2ヵ月後に公開されるというのだ。※1 そのサイトはウィキリークス(Wikileaks)という名称で、ジェイムズ・チェンという人物が主催し、Wikileaks.orgというドメイン名で公開される予定だった。正式公開前にも関わらず、すでにインターネット上では大変な話題になっているということだった。 「計画通りとはいえ予想外に早すぎますが、ウィキリークスは倫理的漏洩と開かれた政府を促進する人々にとって世界的なムーブメントになろうとしています。」チェン氏はポスト紙の取材にそう語っている。今や幻となった主催者のこの予言的な説明は、それから4年近く経過した今、現実の事態と
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