僕がワシントンにいることをインターネットで知ったある専門家が電話をくれた。 ワシントン市内のスタバでコーヒーを飲みながら情報交換。 再生可能エネルギーが欧米で投資を集め、一気に技術革新がおころうとしているのに、なぜ日本はいまだに古い電力会社と経産省主導のエネルギー政策なのか、と。 日本の民主党政権は、選挙後のどさくさで定められた政省令をそのまま変更せず実施してしまったり、すでに経産省の政務三役は官僚に取り込まれているとの評価だ。 フクヤマ、タジマといったエネルギー問題に取り組もうとしている民主党の議員に対しては、党内や経済界から様々な批判が行われ、ホソノ議員に至っては、ラーグ視察を材料に、電力総連の票が欲しいのか、あるいはそこと和解して小沢幹事長に取り入っていきたいのか、魂を売ってしまったと手厳しい。 結局、日本の電力会社はこれまでの重電体制を維持していこうというだけだし、鉄鋼と電力が経団