『クローズド・ノート』雫井脩介/角川書店 読んだ。主人公の女の子が万年筆好きのうえに文房具店でアルバイトしているので実在の万年筆がたくさん登場する。いちばんおいしいところを持って行くのは架空の商品だけど。キャンパスノートが物語を動かす、とても重要な役割を負っていることもあり、文房具ファンには楽しい作品。お話そのものは、いろんな意味で「ずるい」と思った。読ませる力がある。 万年筆は詳しくないので、登場する品がどんなものなのか、ネットにある情報を探してみた。できるだけメーカーのサイトにリンクを張ってある。 モンブラン マイスターシュティック149(かつての主人公がイメージしていた典型的な万年筆) デルタ ドルチェビータ ミニ(主人公の愛用品) アウロラ ミニ・オプティマ(主人公の勤める文房具店の社長の一人娘=可奈子=の愛用品) ペリカン スーベレーン400(主人公曰く「定番中の定番」「派手でも