浦上 早苗 [経済ジャーナリスト/法政大学IM研究科兼任教員] Oct. 29, 2018, 10:55 AM ビジネス 66,590 「ものづくりの伝統と革新に挑む高岡に、中国から約160人のものづくり関係者が来訪!」 10月初旬、こんなタイトルのプレスリリースが手元に届いた。伝統工芸で町おこしをしている地域が全国にいくつもある中で、なぜ富山県高岡市なのか。 問い合わせの連絡を入れると、高岡市が積極的に誘致したというよりは、「高岡を気に入った中国人が、大量の仲間を連れてきた」構図っぽい。しかも160人って相当な規模なのに、視察が決まったのは1カ月前。中国に長年住み、今も中国関連の仕事が多い筆者には、今から見える。現場のカオスが……。 野次馬的なワクワク感を抑えきれず、視察団に同行させてもらうことにした。 新幹線で来ると聞いていたのにバスで到着 10月15日、東京駅を午前6時台に出発する新