make は途中でエラーが出るとそこで処理を中断します。例えばC言語でプログラムをビルドするとき、途中でコンパイルエラーが出ているのにそのまま続けても意味がないですし、続けてもリンクエラーになりますから。妥当な挙動と言えます。 しかし、makeにて途中でエラーが出ても最後まで続けて欲しい場合もあります。例えば、プロジェクトの立ち上げ時でまだビルドが通らない状況だけどひとまず現時点でコンパイルエラーが何個起きるか数えたいときや、静的解析ツールを実行していて途中で指摘があっても全ファイルチェックしたいとき、などです。 その場合の対処法を2パタン説明します。 makeのオプション -k (–keep-going)基本的にはこれを使えばOKです。オプション名通り、エラーが起きても処理を続けてくれます。具体的には、ターゲットの生成に失敗しても次のターゲットを生成しに行く、という挙動になります。 例え