医師が飲酒後に出産手術をしたことが明らかになったマミーローズクリニック=愛知県豊橋市で2021年7月31日午前9時53分、川瀬慎一朗撮影 初めての出産。しかも、難産の手術を迫られた母親の前に、酒気を帯びた医師が現れた――。 【動画】「お茶代わりに飲酒していた」院長が釈明 愛知県豊橋市の産婦人科・小児科医院「マミーローズクリニック」の男性院長(68)が飲酒後に出産手術をしていたとして、市保健所が同院に注意喚起と改善を求めていたことが4日、保健所などへの取材で判明した。院長は当日が出勤日と知りながら飲酒したことを認めている。生まれた乳児は頭部に血がたまり、肺や心機能が低下して別の病院に入院し、一時生命の危機に瀕(ひん)した。憤る父親に院長は「別に酔っ払うほど飲んでいないので、お茶代わりに飲んでいた」と答えた。飲酒が手術に影響を与えたかは不明だが、厚生労働省は「常識的に考えてあり得ない」と話して