二子アパートメント(撮影: anna nagai) 普段はなかなか意識することがないかもしれませんが、私たちが暮らすマンションなどの集合住宅も、誰かが考えデザインしたものです。 直接住まい手の要望を取り入れながら設計できる個人住宅とは異なり、多くの場合、誰が住むかわからない状態で設計される集合住宅。設計者はどんな思いを込めて、デザインを決めていくのでしょうか? 集合住宅を手掛けた建築家にその思いを伺うシリーズ企画をお送りします。 今回お話を伺ったのは、建築家の三家大地さん。三家さんは45世帯ほどが入居する大規模な集合住宅や、オーナー住戸が付属する長屋型の集合住宅、単身世帯のみが入居するシェアハウスなど、さまざまな種類の集合住宅を設計してきました。 都心の集合住宅だけでなく、戸建住宅の設計も多数手掛けられている三家さんに、集合住宅をデザインする際に重視していることをお聞きしました。 三家大地