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2009年7月1日のブックマーク (6件)

  • 様々なる意匠を超えて - 感情レヴュー

    (1)『1Q84』 村上春樹の『1Q84』読了。感想を一言で言うなら、変わっていないという印象が強い。村上春樹の特徴をここで整理しておくと(前回のエントリー参照)、第一に、ひたすら状況に巻き込まれるキャラクターの相がある。つまりキャラクターの行動は、「起こるべくして起こる」という印象を読者に与えるほど欲望を欠落させ、終始状況にしたがっているように見えるのである。そしてこのキャラクターの相を規定する形でナレーションの相がある。キャラクターの欲望(目標)を決して言い当てずに、翻弄し続ける黙説法的なナレーションの相である。彼の作品はこの二相のカップリングで成り立っていると言っていい。 この見取り図は、かつて蓮實重彦が『羊をめぐる冒険』について指摘していた説話型とも一致する(『小説から遠く離れて』)。つまり、「「黒幕」めいた不可視の権力者」と、その依頼を受けて――「依頼と代行」――「受動性に徹した

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  • グリコのカレー「LEE 辛さ×10倍」をイメージしたスナック各種試食レビュー

    「辛さ×5倍」「辛さ×10倍」「辛さ×20倍」など、ただの辛口を超えた辛さを提供しているグリコのカレー「LEE」。その「LEE 辛さ10倍」をイメージして作られたお菓子が発売されていたので、買ってきてべてみました。あまりにも辛いものをべると、もう辛いということすらわからなくなって口の中が痛くなりますが、適度なカレーの辛さを再現していて非常に香ばしいスナックに仕上がっていました。 レビューは以下から。 「プリッツ グリコカレーLEE風味」 原材料はこんな感じ。1袋あたり160kcalです。 「コメッコ グリコカレーLEE風味」 1箱253kcal。 「亀田のカレーせん グリコカレーLEE風味」。他の商品はみんなグリコなのですが、これだけは亀田製菓の商品です。 1袋243kcal。カレーシーズニングではなく、カレー粉が使われているようです。 なぜかスナックではない「グリコ グングンソーセー

    グリコのカレー「LEE 辛さ×10倍」をイメージしたスナック各種試食レビュー
  • 『ストリート・コーナー・ソサエティ』を読む | Theoretical Sociology

    ストリート・コーナーソサエティ この商品の他のレビューをみる» 評価: ウィリアム・フット ホワイト 有斐閣 ¥ 3,990 (2000-05) 都市エスノグラフィの古典として、質的研究のテキストでもしばしば参照される有名な書は、3部構成からなる。最初は、著者の研究の発端からフィールドワークの終了までを描いた、いわば裏話に近い「はじめに」の部分。これが90ページほどある。次は、「一部 小物たち --- 街頭の若者たちと大学の若者たち」。最後が、「二部 大物たち --- やくざと政治家」である。つまり当は二部構成なのだが、かなり長い「はじめに」がついていて、この「はじめに」の部分がこのを古典にした要因であるように思えるのである。現在の私の観点からみれば、論(「小物たち」「大物たち」)に書いてある内容は、他愛もない話が大半で、誰と誰が喧嘩をしたとか、ボーリングに組織構造が反映される

    『ストリート・コーナー・ソサエティ』を読む | Theoretical Sociology
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    私、餡子のためなら逆立ちだってしますよ。 こじらせている。 べたいと思ったらべたいのである。 ここが北カリフォルニアの片田舎であろうと、私があんみつがべたいと思えば、あんみつは今すぐ作ってべなくてはいけないものになる。いしん坊の思考は凄まじい。 子供が観ていたアニメで、赤ちゃんが空の…

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  • 『「女」が邪魔をする』刊行のお知らせ - ohnosakiko’s blog

    「女」が邪魔をする 作者: 大野左紀子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/06/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 60人 クリック: 498回この商品を含むブログ (38件) を見る だいぶ前から一部で告知していました三冊目の、ようやく刊行です。 amazonの写真にはありませんが、帯には 「負け犬、アラフォー、小悪魔、文化系女子‥‥「女」で得してますか? 損してますか?」 とあります。カバー折り返しには、 「「女」が男の邪魔をしている、「女」が女の邪魔をしている、あなたの中の「女」があなたの邪魔をしている‥‥(中略)すべての女性に贈る、性差をめぐる煩悩考察エッセイ」。 もちろん男性の方にも是非読んで頂ければと思っています。 このところはてな界隈で話題だったエロゲ規制問題の中で出た(オタク)男性の性的ファンタジー、男性の生きづらさ、ミソジニーについても言及しています

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  • 36. 「共感できない本」を読めないあなたは、共感されたいだけ。:日経ビジネスオンライン

    日直のボウシータです。前回に続き、共感をめぐって。 前回書いたように、を読んでそのに「共感できなかった」とき、それだけを理由にそのを「ダメな」「自分にとって意味のない」と見なしてしまう人が、世のなかにはたくさんいる。これはとても恐ろしいことだ。 誤解されると困るので、ここははっきりしておこう。 人はだれでも、に共感できる部分があればそれは嬉しいものだ。私だって鬼ではない。 私はここで、「に共感を求める人や行為」を批判しているのではない。 「共感できなかったを、それを理由につまらないと決めつけてしまう人や行為」が問題だと言っているのだ。 つまり、「共感できるとうれしい」は人情として当然だけど、「共感できないとムカつく」は勿体ないことしてるんじゃないか、という話なのです。 、とくに小説漫画のような物語に「共感できなかった」。 その一時をもってその小説漫画を「ダメな小説

    36. 「共感できない本」を読めないあなたは、共感されたいだけ。:日経ビジネスオンライン
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    previous_bone 2009/07/01
    これも一種のライフハック記事なのかな?