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柿埜真吾に関するprisoneronthewaterのブックマーク (11)

  • 書評掲載(5/ 21)『サミュエルソンかフリードマンか』 - 柿埜真吾のブログ

    この度、『週刊金融財政事情』に、ワプショット『サミュエルソンかフリードマンか 経済の自由をめぐる相克』(藤井清美訳,若田部昌澄解説,早川書房)の書評が掲載されましたのでお知らせします。是非ご覧いただければ幸いです! 『サミュエルソンかフリードマンか』 | きんざいOnline (kinzai-online.jp) 書の著者ワプショットは『ケインズかハイエクか』で大恐慌期の経済論争を描いた作家で、書はいわばその続編です。ケインジアンに挑戦しマネタリズムと小さな政府を主張したフリードマンと、当時のケインジアンのリーダー的存在だったサミュエルソンの対決は、経済学に関心のある読者ならだれもが関心を持つドラマです。ワプショットはサミュエルソンとフリードマンの対決をケインズとハイエクの対決の第二ラウンドとみなし、著者は市場原理主義の暴走こそ近年の経済危機の元凶だとし、サミュエルソンに軍配を上げてい

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  • 美しく着飾っても共産主義の本質は変わらない - 柿埜真吾のブログ

    東京大学の斎藤幸平准教授とアーティストの村上隆氏の対談動画が話題になっています。対談の内容というよりは、脱成長論者の斎藤氏が高級ブランドのメゾン・マルジェラの服を着ていることに批判が集まっているようです。学者としての斎藤氏はともかく*1、彼の芸能活動には大した関心を感じませんが、一応、一言コメントしておきたいと思います。話題になったやり取りは以下の部分です。 村上:「斎藤さん、マルジェラ着ている時点でどうなの?それはいいんですか?」 斎藤:「でも、結構、私,意図的に着ていて。左翼は貧しくて資主義反対して頑張っているんだみたいなのをすげー変えたいんですよね。…〈中略〉…「リベラルとか左翼って怖いよね」〔というイメージがあるが〕これを変えて、あ、なんか左翼って楽しそうじゃんみたいな風にしたい」 村上:「でも加担していますよね、買うことで」 斎藤:「うん、別に、なんていうんですかね、でも、そこ

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  • 書斎の過激派オーストリアン - 柿埜真吾のブログ

    小さな政府を支持するリバタリアンを自称する方の中には、何であれ金融緩和に強硬に反対される方がいます。「日銀の不自然な市場への介入のせいで金利が低水準に抑えられると日経済は大変なことになる」のだそうです。彼らに言わせると、アベノミクスとは社会主義にほかならず、金融緩和は害しかなかったということになるようです。このタイプの金融緩和否定論者はオーストリア学派風のレトリックを使って「金融政策に関しても政府が介入せず市場に任せるべき」と主張しています*1。 しかし、こうした金融緩和反対論は一見するとリバタリアン風ですが、実のところ全く不徹底ですし、実際には金融引き締め論が自由主義的といえる根拠などありません*2。「市場に介入するな」と言っても、そもそも日銀行券を発行しているのは日銀行です。現代では、貨幣を発行しているのは通常はその国の中央銀行です*3。金融政策に関して政府介入がない「自然な状態

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  • 【読書人WEB限定】対談=岩田規久男×柿埜真吾|日銀新執行部発足を控えて|週刊読書人

    植田和男新総裁就任が決定し、4月より日銀新執行部体制がスタートする。混迷をきわめる国内外の経済状況のなか、経済学者出身の新総裁がどのような手腕を発揮するか注目が集まっている。 紙3月10日号掲載、経済学者・岩田規久男氏と経済学者・柿埜真吾氏による巻頭対談、<中央銀行は誰のものか>紙面未収録の記事をWEBで特別公開!ぜひ、紙と合わせてお読みください。(編集部) [2023年3月10日号販売ページ] https://jinnet.dokushojin.com/products/3480-2023_03_10_pdf 【関連書籍】 岩田規久男・柿野真吾著『自由な社会をつくる経済学』(読書人) https://www.amazon.co.jp/dp/4924671568/ 「日銀は政府の子会社」論を検証する 岩田 今回の新総裁人事にあたり、政府と日銀が2013年に結んだ共同声明を見直すのではな

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  • 世代を超えた経済論壇エース同士の対談 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    自由と民主主義は、日や欧米の多くの国を支える価値観だ。だが、ロシア中国などの権威主義国家の台頭や、また既得権益を守るさまざまな集団の抵抗によって、この価値観は危機に直面している。社会は分断され、意見の対立が激化することで、自由と民主主義という共通価値がいまや失われつつある。この自由と民主主義の危機的状況とそこからの打開策を、岩田規久男・柿埜真吾『自由な社会をつくる経済学』は、対談形式によってわかりやすく解説している。岩田は、デフレ不況の脱却に貢献してきた経済学者(前日銀副総裁)であり、柿埜はその若き後継者だ。世代を超えた経済論壇のエース同士の対談という点でも面白い。 「歴史を顧みれば、人類史の中で自由な社会は原則ではなく常に例外だった」とする著者たちの問題意識は切実だ。社会が油断すれば、政治や経済活動、そして表現や思想の自由もわれわれはあっという間に失いかねない。しかも日では「リベラ

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  • 日本銀行「金融緩和」批判に答える 前日本銀行副総裁岩田規久男 元内閣官房参与本田悦朗 経済学者柿埜真吾 倉山満【チャンネルくらら】

  • 日銀黒田総裁後任・増税で日本経済おしまい?! 前日本銀行副総裁岩田規久男 元内閣官房参与本田悦朗 経済学者柿埜真吾 倉山満【チャンネルくらら】

    0:00 「日銀が金利を抑える」批判について 3:20 金融緩和の効果「企業の日回帰」 9:20 イギリスは利上げしてもポンド安のまま 11:40 GDPギャップは約15兆円 18:30 金利が高ければ投資家はリスクを取りにくい 20:57 日銀行の正副総裁人事について 29:30 岩田規久男「総裁」の可能性はあった? 31:03 名目成長率を上げれば財政再建できる 32:20 税収弾性値は2.5 38:00 官僚の慣行で日銀人事を決める愚かさ 39:42 ISバランスとGDP極大化を目指すマクロ官庁が存在していない 44:50 日には省庁紐づきのシンクタンクばかり ★月刊Voice7月号 https://www.php.co.jp/magazine/voice/?unique_issue_id=12535 ★2022/12/16発売『自由な社会をつくる経済学』 https://

    日銀黒田総裁後任・増税で日本経済おしまい?! 前日本銀行副総裁岩田規久男 元内閣官房参与本田悦朗 経済学者柿埜真吾 倉山満【チャンネルくらら】
  • 読書人WEB

    真の“リベラル経済学のススメ 対談=岩田規久男×柿埜真吾 物のリベラル的思考とは 物のリベラル的思考とは 柿埜 今日の対談の中で我々が一貫して申しあげているのは、市場原理主義批判などの反資主義的主張は経済学に基づく議論ではなく、弱者を救うこともない、ということです。この点は、新自由主義を声高に批判する人が実際の弱者に対してどんな態度をとっているかを見れば一目瞭然です。 例えば、現在のマドゥロ政権下のベネズエラは社会主義化を進めた結果、経済が破綻し、国民の2割が国外に脱出し、国内に残っている3割は餓死しかかっている、恐ろしい独裁国家です。 こんな悲惨な有様を見て、アメリカはマドゥロ大統領に制裁を加えたのですが、あろうことか日の著名な“リベラル”の知識人がマドゥロ擁護の声明を出しました。([註2])新自由主義に抵抗するマドゥロ大統領は立派な民主主義のリーダーというのですから呆れてしま

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    真の“リベラル経済学のススメ 対談=岩田規久男×柿埜真吾 脱成長の誤謬/「見えざる手」を修正する 脱成長の誤謬 柿埜 日の“リベラル”、あるいは“新自由主義”批判者は、弱者保護に熱心なように見えて、実際のところは既得権益を保護するための活動に勤しんでいるだけ、ということですね。日の大手メディアの報道を見ていても、新規参入する側の企業が利権を得ているように報じて、もともとある既得権益を無視しています。「行政が歪められた」とかなんとか言って、規制によって犠牲になっている消費者の利益には無関心です。 批判の矛先がまったく逆のあべこべの状態ですし、経済学の初歩を理解していないから、きちんとした議論にもならない。 岩田 “新自由主義”っていうワードが、もはや水戸黄門の印籠のようなものになっちゃっていますしね。そもそも、何をもってして“新自由主義”なのか、ということなのですが、私は経済的観点から

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    真の“リベラル経済学のススメ 対談=岩田規久男×柿埜真吾 フリードマンの格差是正プラン/誰が既得権益を守っているのか フリードマンの格差是正プラン 柿埜 もうひとつ、フリードマンのアイディアでいえば、岩田先生は書内で教育バウチャー(利用券)の議論を1~3章の格差問題における是正策のひとつとして取り上げています。 岩田 教育バウチャーとは初等・中等教育年齢層の子どもに、政府が授業料をまかなうための一定額の教育利用券を配布する制度ですね。これを公立校でも私立校でも使えるようにする。 柿埜 教育バウチャー制度を導入すれば、消費者、つまり教育を受ける子どもたち、あるいはその親は自由に好きな学校を選択することができるようになります。そうなると、たとえば不登校の子どもたちを専門に扱う学校や、職業訓練に力を入れる学校など、子どもたちのニーズに合わせた学校が出てくるようになる。つまり、この制度は消費者

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    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

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