最近Alibaba(阿里巴巴)によってトップの地位を奪われたものの、Tencent(騰訊)は現在中国で第2位の規模を持つインターネット企業である。そして同社は中国で最も積極的に投資を行うベンチャーキャピタリストでもある。Alibabaは大企業に巨額の投資をして誌上を賑わせているのに対し、Tencentはできたばかりのスタートアップに対して初期投資を行うことに手を染めている。 Tencentが驚異的な取引の数々により妥当な配当額を受け取らなかったという訳ではない。同社は今年だけでおよそ30もの投資ラウンドに携わっており、その半数はシード、シリーズA、もしくはシリーズBの投資ラウンドだった。これは1ヶ月に平均3回の投資を行っていることを意味する。以下は、ITJuzu(IT柚子)のデータベースと私たち独自のアーカイブを元にざっと年度順にまとめた投資リストだ。 Futu(富途) この金融系テックス