ポーランド・カトウィツェにある「カチンの森事件」の犠牲者追悼碑(2014年9月17日撮影)。(c)JOE KLAMAR / AFP 【4月11日 AFP】ポーランドのアンジェイ・ドゥダ(Andrzej Duda)大統領は10日、1940年に旧ソ連の秘密警察がポーランド人の捕虜約2万2000人を虐殺した「カチンの森事件(Katyn Massacre)」について、国際法廷を通じて責任を追及する方針を表明した。 大統領は「ジェノサイド(集団殺害)に時効はない。この事件が国際法廷で裁かれることを求める。適切な動議を近く提出する」 と述べた。いずれの裁判所に提訴するか、また誰を訴えるかは示さなかった。 ソ連は1939年9月、独ソ不可侵条約に基づきポーランド東部に侵攻。ソ連側はその際に捕虜にしたポーランド人将校ら約2万2000人を、現ロシア西部のカチンの森やメドノエ(Mednoie)、現ウクライナ北部