真・恋姫無双の二次創作小説です。 一刀は割とチート気味なんでご注意を……。 登録タグに董卓とありますが、まだ出てきません。 「それで…。私はいつまで生きていられるの?」 「……知ってどうするんだ?」 「覚悟を決めたいの」 時に、東の島でようやく国という概念が表れ始めた頃。 二つの大河が文明と文化を育てたこの大陸では、 東の島を遙かに凌駕する大国『漢』が400年に渡って既に支配していた。 「ねえ、憶えてる? 貴方と私が出会った10年前の事を」 「忘れるはずがないさ。いや、忘れられるはずがない」 「私はね。貴方は私と出会わない方が良かったんじゃないかと思う時があるの」 しかし、いかなる清流も留まれば、濁り腐る。 外戚と宦官の権力争いの末、 高祖の栄光、光武帝の栄華は薄れて久しく。 天と地を繋ぐ権威の頂である皇帝は失落し、国は乱れて不正と賄賂が横行した。 悪政に継ぐ悪政に嘆き、力無き民の不満は頂