イタリアは5試合フル出場したのはピルロ(左)ら3人のみだっただが、メンバーが変わってもプランデッリ監督は同じように機能させた【写真:ロイター/アフロ】 120分戦い抜いた準々決勝から中3日での準決勝。一方、相手のドイツは中5日。イタリアにとって不利な条件だったはずだが、イタリアは最後まで若いドイツを相手に走り負けなかった。 1つの理由は、5試合フル出場となった選手がGKを含めて3人(ジャンルイジ・ブッフォン、アンドレア・ピルロ、クラウディオ・マルキジオ)しかいなかったことだ(そのほかダニエレ・デ・ロッシが4試合にフル出場し、イングランド戦は80分まで戦った)。 最初の2試合は3バック、その後は4バックとシステムを変えたためでもあり、また、軽度の負傷や出場停止のような不可抗力による交代もあり、それが結果的に「ターンオーバー」につながった。 しかし、一般的に考えれば「メンバーが固定できな