ウクライナのキーウ国際社会学研究所は2日、昨年12月に実施した世論調査で、ロシアによる侵攻を早期に終わらせるために領土の一部をロシアに譲渡することを「認めない」と答えた人が85%に上ったと明らかにした。 昨年5月以降に複数回実施した調査の結果では、譲渡に反対した人は80%台で推移している。研究所は、10月以降に相次いでいるロシア軍によるインフラ攻撃は、ウクライナ人を妥協させる効果を持たないと指摘した。 地域別では、激しい戦闘が続く東部で80%、南部で82%がそれぞれ譲渡に反対。首都キーウ(キエフ)などが含まれる中部では87%だった。 調査は昨年12月4~27日、ロシアの支配地域を除くウクライナ全土で、2005人に電話で行った。(共同)