加速する「小池新党」。注目を集めるのが、小泉純一郎元総理と小池百合子都知事との連携の可能性だ。9月25日に行われたふたりの「極秘会談」はなぜ実現し、なにが話し合われたのか――。その経緯と両者の思惑を、3年にわたり小泉氏に取材を続けてきたノンフィクションライター・常井健一氏が、その背景を解き明かす。 小池百合子の「賭け」 9月の三連休の中日、小池新党は一足先に惨敗を喫した。東京ではない。大阪は摂津市の話である。 17日投開票の摂津市議選。小池百合子とは縁もゆかりもなさそうな大阪のベッドタウンで「市民ファーストの会」なる旗を掲げて戦った新人候補が4人いた。若狭勝も東京から応援に駆け付けたが、目を覆いたくなるような結果に終わった。全員落選。しかも4人中3人が100票にも届かなかった。 その直後、小池は動いた。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 連休明けの19日、小泉純一郎は
安倍晋三首相が名付けた「国難突破」解散を前に、永田町では小池百合子都知事による旋風が吹き荒れている。小池氏が、25日夕の首相解散表明会見の3時間半前の緊急会見で、自らが代表となる国政新党「希望の党」の結党を高らかに宣言して以来、解散政局の主導権は首相から小池氏に移ったからだ。 まさに"勝負師・小池"の面目躍如で、解散前日の27日午前の「希望の党」結党会見では、自民、民進両党からの離党議員など14人を従え、「寛容な改革の精神に燃えた保守」を旗印に「日本をリセットする」と首相を頂点とする巨大与党の打倒を目標に掲げて、拳を突き上げた。 昨夏の都知事選での熱狂を再現したような"小池フィーバー"に、本来なら「反自民・反安倍」勢力の先頭に立つべき野党第1党・民進党の右往左往が際立った。野党結集を目指す前原誠司代表は26日に小沢一郎自由党代表や連合の神津里季生会長とあわただしく協議する一方、小池氏とも「
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