「幸福」ついに登場!!東京国立近代美術館フィルムセンター監修の元、「シルバーカラー」を、ネガから完全に再現してHDでTV初放送! 名匠・市川崑の映画「幸福」は、原作・エド・マクベイン、主演・水谷豊、撮影・宮川一夫という豪華布陣で製作された映画で「おとうと」以来、20年ぶりに市川崑が「シルバーカラー」と銘打たれた「銀残し」という現像手法を用いたことでも話題になるなど、映画ファンなら誰しも興味をそそられるような映画だ。にもかかわらず、1981年の劇場公開以降、短縮版が1度TV放送されたきりソフト化もされず、一般には見ることが出来ない作品であった。 しかし、ファンの間では、市川崑監督の後期作品群の中でも傑作とされ、全国の映画館スタッフが選ぶ第1回映画館大賞「蘇る名画」部門でも1位を獲得するなど、作品の高い質とそのミステリアスな性質から、〈幻の名作〉と呼ばれてきた。2006年10月から2年半に