多言語を学ぶ目次へ ラテン語には時制が6つある。これらの違いを,簡単に俯瞰・記憶する方法。 ラテン語の入門者にとって,時制の学習を難しくしている原因は色々ある: ラテン語の「時制」の概念には,言語学的にいう「相(アスペクト)」の概念が混在している。 さらに,説明の際には,ラテン語から派生したロマンス諸語の文法用語で代用されることもあり,混乱しやすい。 しかし実際には,非常にシンプルに把握できる。 下記の図を見ればよい。 ラテン語の時制を整理・要約した図 各時制ごとに「特徴的な語尾」も付記。活用語尾を記憶しやすくなる。 また,時制の名称には,ロマンス語(フランス語やスペイン語,イタリア語)の活用表で使用されるものを併記。 ■完了相■ ある時点までに終わった動作 era i eri 過去完了 完了 未来完了 (大過去,前過去)(点過去,単純過