来年5月の主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」のロゴマークを選考する審査委員会の初会合が2日、首相官邸で開かれた。 2020年東京五輪の大会エンブレムを巡る混乱を踏まえ、審査では透明性や公平性を重視する方針を確認した。 会合には、政府関係者のほか、三重県の鈴木英敬知事やファッションデザイナーのドン小西氏、社会学者の古市憲寿氏ら7人の有識者が出席した。座長に選ばれたアートディレクターの佐藤可士和(かしわ)氏は会合後、「国民の理解を得られるような審査過程にしようと話をした。国民に愛されるマークになってほしい」と語った。 ロゴマークは小中高生を対象に今月25日まで募集している。政府は同委員会での選考を経て、年明けにも決定する予定。