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*再読するに関するエントリは126件あります。 読書小説 などが関連タグです。 人気エントリには 『いじめ紀行を再読して考えたこと 02-90年代には許されていた?』などがあります。
  • いじめ紀行を再読して考えたこと 02-90年代には許されていた?

    北尾修一(きたお・しゅういち) 1968年京都府生まれ。編集者。株式会社百万年書房 代表。本連載のスピンオフ 『何処に行っても犬に吠えられる〈ゼロ〉』発売中。

      いじめ紀行を再読して考えたこと 02-90年代には許されていた?
    • 初心者から再読者まで、森博嗣の多様で自由な世界を示す10冊を紹介する! - 基本読書

      本の雑誌に寄稿した「森博嗣の10冊」原稿を転載します。ちょこちょこブログ用に書き換えてます。あと、そんなにひねったラインナップにはなってないかと。強いていえば『スカイ・クロラ』が入ってないことぐらいかな。大好きな作品ですが、『ヴォイド〜』と迷ってこちらを選択しました。 はじめに 森博嗣は一九九六年にミステリィ作品『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞してデビューし、その後破竹の勢いでシリーズ作品を刊行。デビュージャンルのミステリィの枠を超え、エッセイ、日記シリーズ、SF、幻想、絵本、詩集、趣味の庭園鉄道やジャイロモノレールについて書かれたノンフィクションまで、数多のジャンル・テーマの作品を開拓し続けてきた。総作品数は文庫化などの重複を除いてさえも二〇〇を超える。そんな作家なので一〇冊の選定は困難を極めるのだが、今回はできるかぎり間口を広く、森博嗣の多様な側面を紹介してみたい。 ミス

        初心者から再読者まで、森博嗣の多様で自由な世界を示す10冊を紹介する! - 基本読書
      • いじめ紀行を再読して考えたこと 03-「いじめ紀行」はなぜ生まれたのか

        「いじめ紀行を再読して考えたこと 03-「いじめ紀行」はなぜ生まれたのか」 私も編集者だったので、こうした状況は容易に想像できます。「そんな企画やらないよ」といえばすんだはずなのに、なぜ協力したのかは、こういう背景があったのでしょう。https://t.co/PPoQeJPswQ

          いじめ紀行を再読して考えたこと 03-「いじめ紀行」はなぜ生まれたのか
        • いじめ紀行を再読して考えたこと 01-イントロダクション

          北尾修一(きたお・しゅういち) 1968年京都府生まれ。編集者。株式会社百万年書房 代表。本連載のスピンオフ 『何処に行っても犬に吠えられる〈ゼロ〉』発売中。

            いじめ紀行を再読して考えたこと 01-イントロダクション
          • 読書は読破数ではなく深さで決まる…書評家が時間に追われる今こそあえて「より遅く」読むことを勧める理由 「再読」によって気負いのない豊かな読書が可能になる

            読書にまつわる困難は、読み始めない自由、途中で読むのをやめる自由によってその都度は回避可能です。その自由を自覚し、読むのかどうか躊躇ちゅうちょすることを肯定することが肝心です。その躊躇に慣れることで、やがて読書に対する気負いや気まずさは薄れ、以前よりは読めるようになるものです。 問題はもうひとつのほうの困難、わたしが「複雑な困難」と呼んできたものです。パズルのように意図的に読み解きにくく書いてあったり、その文章を読むために求められる前提知識が際限なく求められたり、客観的な批判を保留して「信じる」ことを求められたりするような書物です。これもまた読まない自由を読者に許す困難ではありますが、単に繰り返し読むだけでは何度読み直しても腑に落ちない厄介さがあります。 再読すると、それまでに経験したことで感じ方も変わる 再読――つまり書物を繰り返し読むと、最初に読んだとき(あるいは何度目かに読み返したと

              読書は読破数ではなく深さで決まる…書評家が時間に追われる今こそあえて「より遅く」読むことを勧める理由 「再読」によって気負いのない豊かな読書が可能になる
            • 原作『SLAM DUNK』全巻ひさびさ再読&『re:SOURCE』も読んだよメモ - 沼の見える街

              『THE FIRST SLAM DUNK』がとにかく素晴らしかったし、感想記事↓もかなり読んでもらってるようなので…… numagasablog.com ケジメをつけるため(?)原作漫画の『SLAM DUNK』をものすごい久々に再読してきた。思い切って全巻買ったぜ!と言いたいところだが実際は近所のスーパー銭湯の漫画コーナーで1日がかりで全31巻読んできた(いうてハイペースなら5〜6時間くらいで読破できたが)。名作なんだし買っとけよって感じだが『SLAM DUNK』は紙しか出てなくてボリュームも凄いので一歩踏み出せなかった…(漫画はスペース的な問題でもう電子しかほぼ買わない派なのです)。映画は確実にもう1回観るしちゃんと金払うからよ…(当然) みんなは買え↓ amzn.to というわけでせっかく読破したので原作漫画の簡単な感想を書き連ねておきます。結論から言えばやっぱ日本で一番有名な漫画(の

                原作『SLAM DUNK』全巻ひさびさ再読&『re:SOURCE』も読んだよメモ - 沼の見える街
              • 本を短時間で読み直せる&記憶に残せる。効率のいい “本の再読法” を探ってみた - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                もしも、手元にある本の知識が自分のものになっていないと感じるならば、便利な付箋を使った再読法が役に立つかもしれません。本をすべて読み直すわけではないので、スキマ時間に軽い気持ちでできるはずですよ。 付箋で行なう辞書引き学習法や、識者らが説く効率のいい読書法などを参考にして、付箋を使いながら短時間で本を再読する方法を探ってみました。その概要と、実践した様子を紹介しましょう。 【ライタープロフィール】 STUDY HACKER 編集部 「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介し

                  本を短時間で読み直せる&記憶に残せる。効率のいい “本の再読法” を探ってみた - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                • 再読すれば再読するほど夢中になるリチャード・パワーズ『黄金虫変奏曲』

                  毎夜、取り憑かれたかのようにのめり込む。 800ページ超の鈍器本なので、持ち歩くには向いてない。アメリカ文学の鬼才リチャード・パワーズの長編小説なので、面白さは折り紙付き。 2組のラブストーリーを軸に、進化生物学、音楽、文学、歴史、芸術論、情報科学が丹念に織り込まれており、知的好奇心と物語の引力に惹かれながら、読んでも読んでも終わらない幸せが何夜も続いた。 充実した十八夜を過ごし、惜しみ惜しみ最後のページに至った時、「これ、最初のページに繋がっている!」ことに気づく。ダ・カーポ(始めに戻る)やね。そして、もう一度はじめから読み返す。 (この物語の構造上、中身に触れずに紹介するのは難しい。ある程度ストーリーに踏み込んでゆくので、ご容赦願いたい) 2人の主人公 主人公はオデイ、ニューヨーク公共図書館に勤めている。利用者が寄せる様々な種類の質問に答える司書だ。 地球上にはまだ測定されていない場所

                    再読すれば再読するほど夢中になるリチャード・パワーズ『黄金虫変奏曲』
                  • 読書は再読したときが一番捗る。読める、理解できる、一回目より断然深く..

                    読書は再読したときが一番捗る。読める、理解できる、一回目より断然深くなる そこで、壮大な計画を思いついた 四〇代までにできるだけ多くの本に目を通しておく よく読書はメモをとって能動的に読むべしというご託宣を耳にするが、それは再読するときに頑張ればよし 一回目は質より量で読み漁って、四〇代を過ぎてから貯金をおろして深く熟読す 五〇代になったら俺読書家として名を馳せてるんじゃねーの 今からワクワクですわ うひょー

                      読書は再読したときが一番捗る。読める、理解できる、一回目より断然深く..
                    • ystk on Twitter: "オープンレターにあまり興味はなかったので言及したことないかもだけど、再燃してるので再読してみた。"

                      オープンレターにあまり興味はなかったので言及したことないかもだけど、再燃してるので再読してみた。

                        ystk on Twitter: "オープンレターにあまり興味はなかったので言及したことないかもだけど、再燃してるので再読してみた。"
                      • 鷲尾が鷲尾であるために─「柔道部物語」再読のすすめ | マンバ通信

                        今日は小林まこと「柔道部物語」の話をします。 マンガの紹介というよりは、ほぼ「知ってる前提」みたいな話になると思いますが。 「柔道部物語」が今もどれだけ読み継がれているのかは分からないけれど、少なくともある世代の男子にとっては、ほとんど共通言語のようなマンガだったんですよ。だから以前、「アメトーーク!」のマンガ大好き芸人の回で、有吉弘行がこの作品を挙げて「小林まことに絶大な信頼を置いている」と語っていたのは、まったく特別なことではなく、あの世代の男子の典型だと言ってもいいくらいで。 で、今でもときどき「柔道部物語」のことを思い出すのですが、その思い出す対象って、主役の三五十五ではないのです。思い出すのはなぜか決まって先輩・鷲尾のこと。もっと具体的に言うと、7巻のある場面なんですけど。 時間というフィルターを経て、三五よりも鷲尾のほうが強く印象に残っているということは、たぶん自分にとって「柔

                          鷲尾が鷲尾であるために─「柔道部物語」再読のすすめ | マンバ通信
                        • 千田有紀「「女」の境界線を引きなおす」再読 - 54023通りの空論

                          以下、この記事を書くにあたり目を通した論考・ブログなど。 千田有紀「「女」の境界線を引きなおす:「ターフ」をめぐる対立を超えて」『現代思想3月臨時増刊号(総特集)フェミニズムの現在』 千田有紀「「女」の境界線を引きなおす:「ターフ」をめぐる対立を超えて」(『現代思想3月臨時増刊号 総特集フェミニズムの現在』)を読んで - ゆなの視点 未来人と産業廃棄物――千田先生の「ターフ」論文を読んで|夜のそら:Aセク情報室|note 「性暴力被害にあったから男性の身体が怖い。だから女子トイレを使ってほしくない」という言葉。 - Togetter 「女」の境界線を引き直す意味-『現代思想』論文の誤読の要約が流通している件について|千田有紀|note ※初出時タイトルでは「誤読の要約」ではなく「虚偽の要約」 千田氏の応答に対して - ゆなの視点 トランスジェンダーのトイレ使用の在り方に関する、賛否両論の議

                            千田有紀「「女」の境界線を引きなおす」再読 - 54023通りの空論
                          • 第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌

                            古典SFを読み始めて3年が過ぎ、「SF的自我の目覚め」を迎えた高野秀行が、かつて読んでいたSF名作の再読に挑む。 思春期は人間にとって最も厄介な時期である。自意識がMAXまで膨れあがり、「世界とは何か」とか「××とはこうあるべき」みたいな壮大なテーマを語りたがる。世界の裏には普通の人たちが気づかない真実が潜んでいてなぜか自分(を含む一部の人間)だけがそれを知っていると思いたがる。そして、思春期はどのジャンルにも存在する。 私もこの連載を始めてもう4年、そろそろSF幼年期が終わり、SF思春期に差し掛かってきた気がする。人生的にいえば中学二年生レベルだ。その証拠に最近「SFとは何か?」とか「この小説は果たしてSFなのか?」とか「この作品の裏には別の解釈があるのでは?」なんてことばかり考えてしまう。どう見ても私ごときのSF読書歴ではそんなことを語る資格も能力もないのに。私がSFの定義や古典SF作

                              第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌
                            • 恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その2 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                              続きですヾ(๑╹◡╹)ノ" 武家義理物語 6巻. [2] - 国立国会図書館デジタルコレクション 井原西鶴『武家義理物語』貞享五[一六八八]年刊 ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。 【原文】 卑《いや》しき者の娘《むすめ》ハ、無用《むやう》の悋気《りんき》に我が気を悩まし、人の身を痛め、又の世の苦しミも構はず、悪心 胸《むね》に絶《た》へず。 是らハ、情けを掛けても、煩《うるさ》き所有り。 又、松風《まつかぜ》とて、尾刕《びしう》鳴海《なるミ》辺りの濱里《はまざと》に、猟人《りやうと》の娘なるが、浦《うら》育ちには面容《めいよ》[面妖?]麗《うるハ》しく、古代須磨の蜑《あま》の松風の女にハ、劣るまじき風儀《ふうぎ》なれば、苟《いやしく》も御前《ごぜん》勤めを望ミ、是も川屋敷《かハやしき》に有りしが、近くハ召されながら、終《つゐ》に御枕《お

                                恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その2 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                              • ヘビをも倒す!三本足のカエル最強伝説!? その4 【再読】 ~『金玉ねじぶくさ』巻七の二より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                『金玉ねじぶくさ』巻七の二「蛙も蛇を取る事」の続きですヾ(๑╹◡╹)ノ" 霞亭文庫書誌詳細 ※この記事では霞亭文庫の画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 余り、蛇に取られ、詮方《せんかた》無さに、中間《なかま》にて大勢 評議《へうぎ》し、一疋《いつぴき》智勇《ちゆう》備《そな》ハりたる蛙《かわづ》、此の謀《はかりごと》を用ひ、数多《あまた》の蛙《かへる》の命を救ふと見へたり。 国《くに》は国主《こくしゆ》のまま、天下は天子のまゝなれども、上《かミ》道《みち》を失ひ、餓《う》へたる民《たミ》を憐《あハ》れまず、強《し》い虐《せたぐ》る事強けれバ、疲馬《ひば》鞭箠《べんすい》を恐れずとて、痩《や》せた馬《むま》に重荷《おもに》を負《お》ふせて追えども行かぬ如く、民《たみ》も国の仕置《しおき》を用ひず、却《かへ》って法度《はつと》を背《そむ》き、右の馬《むま》の鞭《むち》を恐れざる様《や

                                  ヘビをも倒す!三本足のカエル最強伝説!? その4 【再読】 ~『金玉ねじぶくさ』巻七の二より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                • 怠けていると火間虫入道になっちゃうぞ! 【再読】 ~鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                  前回は山東京伝が妖怪化したヘマムショ入道を紹介しましたが、このブログでおなじみの妖怪画家鳥山石燕も、ヘマムショ入道を元にした妖怪を描いています。 百鬼夜行 3巻拾遺3巻. [2] - 国立国会図書館デジタルコレクション 鳥山石燕『今昔百鬼拾遺《こんじゃくひゃっきしゅうい》』(安永十[一七八一]年刊) ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 火間蟲入道《ひまむしにうだう》 「人生《じんせい》勤《つとむ》るに有り、勤る時ハ匱《とぼし》からず」と言えり。 生《い》きて時《とき》に益《えき》無く、うかり/\と、間《ひま》を盗ミて一生《いつしやう》を送る者ハ、死しても其の灵《れい》、火間虫夜《ひまむしよ》入道《にうだう》と成りて、燈《ともしび》の油《あぶら》を舐《ねぶ》り、人の夜作《よなべ》を妨《さまた》ぐるとなん。 今、訛《あやま》りて「ヘマ

                                    怠けていると火間虫入道になっちゃうぞ! 【再読】 ~鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                  • 北尾修一氏のブログを再読して考えたこと - 孤立無援のブログ

                                    目次 実は北尾修一氏のブログ記事への反論、書かなくてもよいか、と思っていたんです。わざわざ反論しなくても、読めばどちらが正しいかは明らかだろう。 この原稿、ここから一気に転調します。 引っ張る気はないので、さっさとネタをばらします。 ところが、北尾修一氏もまた、自分に都合の悪い部分は丸ごと削除しているのです。そして、次のような文章を続けます。 盲人や焼死をあざ笑うことのできる俺ってカッケー。 以下、私が元記事と「いじめ紀行を再読して考えたこと」を照合して気付いた点を列挙します。 「ロッキンオン・ジャパン」(1994年1月号)のインタビューで、小山田圭吾は次のように語っています。 いったい何が事実なのか。 北尾修一氏は、都合の悪いこうした文章を削除して、ファンタジーを作り上げているのです。 そうまでして北尾修一氏は、いったい何をしたいのでしょう。 北尾修一氏もその現場にいて、「笑っている」と

                                      北尾修一氏のブログを再読して考えたこと - 孤立無援のブログ
                                    • 妖怪ヘマムショ入道? 【再読】 ~山東京伝『怪談摸摸夢字彙』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                      みなさんは「へのへのもへじ」を知っていますか? 知ってるよヾ(๑╹◡╹)ノ" 君の顔だと「へのへのへのもへじ」になるなヾ(๑╹◡╹)ノ" 今では廃れてしまいましたが、「へのへのへのもへじ」と同じような文字絵で、「ヘマムショ入道」というのが、江戸時代には流行っていました。 山東京伝作・北尾重政画の『怪談摸摸夢字彙(かいだんももんじい)』(享和三[1803]年刊)には、妖怪として「ヘマムショ入道」が登場します。 まず、『怪談摸摸夢字彙』について説明しておきますと、当時、妖怪のことを「ももんじい」とも言っていました。 ただ、ここでは、「摸摸夢字彙」という変な字があてられています。 「摸」は「まねる」、「字彙」は「辞書」という意味です。 この作品では、京伝が創作したパロディー妖怪が登場します。 たとえば、「見越入道」ならぬ「見越入湯《みこしにゅうとう》」、「ろくろ首」ならぬ「欲路首《よくろくび》」

                                        妖怪ヘマムショ入道? 【再読】 ~山東京伝『怪談摸摸夢字彙』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                      • 人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その5 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                        【原文】(クリックで展開) 【原文】 此の江戸男、うつかりと旨《むま》い所を覗いたる皃《かほ》、板《いた》に取り付きて離れず。 無理《むり》に引き離さんとすれば、五体《ごたい》砕けるがごとし。 泊《とま》り合はせし旅人《たびびと》寄り集《たか》つて、「是は不思儀《ふしぎ》」と見物する内に、日が長《た》けると、思ひ/\の東西に出て行く。 後には此の男 壱人《ひとり》、「痛《いた》や、絶《た》へがたや」と男泣《な》きして立ち竦《すく》ミけるを、亭主《ていしゆ》聞き付けて、 「是《これ》只事《ただごと》に非《あら》ず。 立ち聞きすれば、堅牢地神《けんこんぢしん》頭《かしら》を痛《いた》め給ふと申し、殊《こと》に太神宮参詣の人、不浄《ふじやう》なる事を覗きたる神罰《しんばつ》なるべし。 何時《いつ》か其の皃《かほ》離《はな》れ申すべき時節《じせつ》、知れざる事なれば、宿《やど》を致した不祥《ふしや

                                          人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その5 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                        • 『東大の先生!文系の私に超わかりやすく高校の数学を教えてください!』を再読 | 読んで学んで、考えて。

                                          どうせ 「不要不急の外出は控えなくちゃいけないんだから」 ということで、本を読みまくっている私。 昨日買った『むかしの味』を楽しみながら、以前読了した西成活裕先生の『東大の先生!文系の私に超わかりやすく高校の数学を教えてください!』を再度読み直すことにしました。 私流、総合的な知識を頭に入れる方法「ノートに書く!」 実は、この本を読んだ後、復習のために再度この本の中学校数学バージョンを読んだのですが、 まぁ、なんの問題もなく読めちゃったので、 じゃ、もう一回こっちを読もうと思いました。 で、前回は通読メインで、読んでいたのですが、今回は愛用の読書ノートにポイントを書きながら読み進めています。 先に言っておきますが「ノートを取っても1から10まで頭に入る」というわけじゃないですよ。 ただ、こうやってメモ取っていると、ただ読んでいるより内容が整理されて頭に入ってくるんです。 大学時代から、試験

                                            『東大の先生!文系の私に超わかりやすく高校の数学を教えてください!』を再読 | 読んで学んで、考えて。
                                          • ④化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                            【前回までのあらすじ】 人間の百物語で人間を呼び出し、驚かしてやろうとした大入道たち。 しかし、現れた人間は化け物の天敵、「暫」の主人公(坂田金時)こと白猿(市川蝦蔵)だったのです。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 化物夜更顔見世 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (6ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 大入道、人間に天井を見セんと謀《はか》りしが、合点《がつてん》違ひ、敵役《かたきやく》さえ嫌気《いやき》の暫《しバらく》、化け物にハ猶《なを》禁物《きんもつ》。 大入道、たま/\面《つら》を出して叩《はた》くかと思ひしが、白猿《はくゑん》野暮《やぼ》でもなく、大入道が子供二人を、床の置物にでもする気やら、入道に貰ひ、その代わり、「大事な所だが、この所ハ互いにいざさらバ」とか何とか、仲良く別るゝ。 「子供を進ゼ

                                              ④化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                            • 毛女郎 ~『変化物春遊』その3~【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                              前回の『大昔化物双紙』で大活躍した毛女郎ですが、毛女郎は、おそらく鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』で最初に描かれた妖怪だと思われます。 これに関しては、過去記事をご参照くださいませ。 kihiminhamame.hatenablog.com で、今回は以前も取り上げたので、お読みになった方もいるかもしれませんが、『大昔化物双紙』と同じ桜川慈悲成作・歌川豊国画の『変化物春遊《ばけものはるあそび》』(寛政五[1793]年刊)という、妖怪図鑑みたいな本の、毛女郎のページを取り上げたいと思います♪ ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 変化物春遊 : 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※画像は拡大できます。 【原文】 何屋とか言ゝける轡屋《くつわや》に、化け物ゝありと評判強く、「我も見たり」「彼もその由聞ゝたり」と言へども、如何様《いかやう

                                                毛女郎 ~『変化物春遊』その3~【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                              • 人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その4 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                【原文】(クリックで展開) 【原文】 「江戸を出てから今日《けふ》で廿一日《にじふいちにち》、水茶屋の女の手から茶を飲《の》むも気味《きミ》悪く、浮世《うきよ》ハ律儀《りちぎ》に構へたが損《そん》なり」 と火吹竹《ひふきだけ》の様《やう》になったを圧《へ》し付けて、そろりと襖《ふすま》の間《あい》から覗《のぞ》けば、屏風《べうぶ》を立て見えず。 「さらば合点《がつてん》」と小便《セうべん》に出る様《やう》にして、閨《ねヤ》を出、縁《ゑん》へ回り、書院床《しよえんどこ》の様《やう》なる鴨居板《かもゐいた》の透《す》かしより、思ふまゝに差し覗き見れば、男一つ夜着《よぎ》に枕《まくら》を並べ、胴《どう》は一所に命々鳥《めい/\てう》のごとく、何を言うやら、笑うやら、鳴くやら。 しらりと夜《よ》明けになれば、「心留《こゝろと》まるは関《セき》の地蔵《じぞう》」と歌ふて、馬の鈴音《すゞをと》に旅籠《

                                                  人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その4 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                • ヘビをも倒す!三本足のカエル最強伝説!? その1 【再読】 ~『金玉ねじぶくさ』巻七の二より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                  それでは、『金玉ねじぶくさ』巻七の二「蛙も蛇を取る事」を読んで行きましょうヾ(๑╹◡╹)ノ" 霞亭文庫書誌詳細 ※この記事では霞亭文庫の画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 蛙《かへる》も蛇《へび》を取る事 唐土《もろこし》にハ鴆《ちん》と言ふ鳥《とり》有りて、一切有情《いっさいうじやう》の大毒《だいどく》なれバ、一日に千里《せんり》を走る猛虎《もうこ》も僅《わずか》か雀《すゞめ》程なる鴆を恐れて竹の林を城郭とせり。 竹ハ又、鴆の為大毒にて、藪《やぶ》有る上《うへ》を飛びぬれバ、己《おのれ》と落《お》ちて死するとかや。 此《こ》の鳥、江に降りて水を飲めバ、一切諸鳥、毒有らん事を恐れて其《そ》の水を飲まず。 山より犀《さい》と言ふ獣《けだもの》出て、又、其の水を飲みぬれば、毒を消《せう》せん事を計《はか》つて、其れより諸鳥も飲むとかや言ひ傳《つた》へ侍り。 然《しか》れども、其れは見

                                                    ヘビをも倒す!三本足のカエル最強伝説!? その1 【再読】 ~『金玉ねじぶくさ』巻七の二より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                  • 4-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                    【前回のあらすじ】 一つ目小僧は越後の大入道に家督を譲られ、今入道と名乗って諸国化け修行に出ます。 一方、丹波のヒヒは見越入道を養子に迎え、今入道に一泡吹かせるように命じます。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 大昔化物双紙 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (6ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 ここに化けの里とて、数多《あまた》の化け物、現《うつゝ》を抜かす廓《くるハ》有り。 中にも長首屋《ながくびや》のお六《ろく》、大寒屋《おゝさむや》の雪の夜とて、その頃 名代《なだい》の全盛有りけり。 この廓の素見《すけん》、玉蜀黍《たうもろこし》の化け物、西瓜《すいくハ》の化け物、そゝり歌で出掛ける。 「とんだ美しいもんだ」 「エウ、たうもろや、これからちつと、もゝんぢい横丁を冷やかそふじやァねへか」 「おゝ、笑止《

                                                      4-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                    • 人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その6[完] 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                      まとめリンク(クリックで展開) kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com さてさて、前回、 「江戸の男はどうして顔が板から離れなくなってしまったのでしょうか?」 というご質問を皆さんにしました。 普通に読めば、「1、伊勢大神宮の罰」なんですが、これはあくまで宿屋の主人が言っているだけです。 しかも、男のエッチな行為への罰ならば、同罪で隣の男女も罰を受けるはずですが、隣の男女が罰を受けた形跡はありません。 この疑問を解くヒントは、本編の最初の部分にあります。 ほら、この男が住んでいるのは江戸の葺屋町《ふきやちょう》って書いてありましたよね。 葺屋町

                                                        人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その6[完] 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                      • 2-豆腐小僧 ~『夭怪着到牒』~【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                        豆腐小僧の画像として一番よく引用されるのが、『夭怪着到牒《ばけものちゃくとうちょう》』(北尾政美画、天明八(1788)年刊)の挿絵のものです。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 夭怪着到牒 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション(3ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 化け物ゝ親玉見越入道現れ、手下の化け共を呼び出だす。 入道の孫、大頭小僧、雨のそぼ降る夜、豆腐屋を脅かし、一丁占めてくる。 【現代語訳】 化け物の親玉見越入道が現れ、手下の化け物どもを呼び出します。 見越入道の孫の大頭小僧は、雨がしとしと降る夜、豆腐屋を脅かし、豆腐を一丁奪ってきます。 【解説】 実は、ここでは豆腐小僧と言う名称は一切出てこず、描かれている妖怪はあくまでも大頭小僧とされてるんですよね。 というわけで、何だかよく分からなくなってきたので、次

                                                          2-豆腐小僧 ~『夭怪着到牒』~【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                        • 【再読】リュウグウノツカイ ~『曽呂里物語』巻四の一「声良き者を龍宮より欲しがる事」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                          今回と次回(予定)はこのブログの初期に取り上げた『曽呂里物語(曽呂利物語)』の二編を読み直したいと思います。 初期の頃は今に比べるとかなり雑に読んでしまったので、心残りだったんですヾ(๑╹◡╹)ノ" まず、今回は巻四の一「声良き者を龍宮より欲しがる事」です。 『曽呂里物語』は、ここに載せれる画像が無かったので、オリジナルをご覧になりたい方は、下のリンク先でご確認くださいね。www.wul.waseda.ac.jp 『曽呂里物語』は怪談集で、寛文三(一六六三)年に出版されました。曽呂里(曽呂利)って人が語った話を集めた作品です。 曽呂里は、豊臣秀吉に御伽衆《おとぎしゅう》として仕えた、曽呂利新左衛門《そろりしんざえもん》のことです。要するに秀吉に面白い話を聞かせた人です。 もちろん、『曽呂里物語』は本当に曽呂里がした話を集めたわけではなく、あくまでもそういう設定で書かれた作品なのであしからず

                                                            【再読】リュウグウノツカイ ~『曽呂里物語』巻四の一「声良き者を龍宮より欲しがる事」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                          • ヘビをも倒す!三本足のカエル最強伝説!? その2 【再読】 ~『金玉ねじぶくさ』巻七の二より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                            『金玉ねじぶくさ』巻七の二「蛙も蛇を取る事」の続きですヾ(๑╹◡╹)ノ" 霞亭文庫書誌詳細 ※この記事では霞亭文庫の画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 然《しか》るに、何時《いつ》ぞの頃より、虵《へび》多く死して、池《いけ》の邊《ほとり》に骸《から》数多《あまた》蟠《ワだかま)れり。 何に取らるゝ躰《てい》にも見へねば、不思議の事に思ひしに、或《あ》る夕暮れ、何処《いずく》とも無く三足なる蛙《かわづ》一疋《いつぴき》飛び来て、水の汀《みぎわ》なる薄《すゝき》の影《かげ》にて頻《しき》りに鳴《な》く。 其《そ》の聲《こえ》を聞いて、築山《つきやま》の岩《いわ》の狭間《はざま》より、大きなる虵 一疋《いつぴき》這《は》い出て、此《こ》の蛙を取らんとす。 蛙《かへる》は鳴《な》くに正根《しやうね》を入れて後《うし》ろへ虵《へび》の臨《のぞ》む事を知らず。 上《うへ》なる亭《ちん》より是

                                                              ヘビをも倒す!三本足のカエル最強伝説!? その2 【再読】 ~『金玉ねじぶくさ』巻七の二より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                            • ③化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                              【前回のあらすじ】 百物語のたびに人間に呼び出されてはかなわんと、越後の大入道の呼びかけで化け物どもは、人間の百物語をして人間を呼び出し、人間を懲らしめてやろうとします。 そこに、「しばらく!しばらく!」という声とともにやってきた者が??? ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 化物夜更顔見世 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (5ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 「それ赤本《あかほん》の大入道《おうにうどう》と坂田《さかた》の金時《きんとき》ハ、鰒《ふぐ》に大根《だいこん》、鴨《かも》に葱《ねぎ》、奴豆腐《やつこどうふ》に唐辛子《とうがらし》、梅《むめ》に鶯《うぐいす》、竹《たけ》に虎《とら》、桜に駒《こま》か、粟鶉《あわうづら》の初会《はつくわい》、怪力乱神《くわいりよくらんしん》を語らずと雖《いえど》も、眼

                                                                ③化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                              • ⑨化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                【前回までのあらすじ】 ⼤⼊道は、悪巧みを⾒逃してもらう代わりに⼆⼈の⼦供(姉・お六、弟・ちょろけん⼩僧)を⽩猿に差し出します。 お六と⽩猿の付き⼈与四郎は恋仲になったのですが、お六には川太郎という許婚がいて、⼤⼊道は川太郎から⽀度⾦を受け取ってしまっています。 川太郎に⽀度⾦を返せばお六は⾃由の⾝になると考え、与四郎は欲庵という藪医者から返す当ての無い⾦を借ります。 お六は野良狐の家に忍び込み、⼤⾦が⼊った包みを盗み出しますが。。。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 化物夜更顔見世 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (10ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 欲庵ハ、与四良に貸した金、約束に済まぬ故、「お六を連れ帰り、女房《にようぼう》にせん」と、色/\難題を言ゝて、与四良を手込めに打擲《てうちやく》[ちょうち

                                                                  ⑨化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                • 今日は図書館へ行ったり、土手でぼぉ~と色々考えたり…そんな一日でした♪(大塚寿さん「40代を後悔しない50のリスト」を再読して) - げんさんのほげほげ日記

                                                                  街の街路樹もだんだん色づいてきました… 今日も暖かい一日でした。 (あれ?そろそろ寒くなるのではなかったっけ…天気予報士さま…)。 暖かったからでしょうか…今日はすっかりお寝坊さん♪♪ 目覚めたら、午後1時前でした(あはは…今日はもう半分しかない…)。 遅めのお昼ということで、ラーメンを食べた後、 返却期限を過ぎた本を、図書館へ返しに行きました。 「今日は図書館は空いているなぁ…」ということで、館内をうろうろしていたら、 戸棚にこんな本を見つけました。 大塚寿さん「40代を後悔しない50のリスト(ダイヤモンド社 2011年)」 懐かしいですね・・・ちょっと立ち読みしました。 この本に出会ったのは、ワタクシが40歳になるかならないか…といった頃でした。 本の冒頭、大塚さんは 「20代30代と、40代は全く違う世界です。」 「年配の経営者や部長クラスの人の多くが、実は40代を後悔している」 「

                                                                    今日は図書館へ行ったり、土手でぼぉ~と色々考えたり…そんな一日でした♪(大塚寿さん「40代を後悔しない50のリスト」を再読して) - げんさんのほげほげ日記
                                                                  • ⑦化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                    【前回までのあらすじ】 悪だくみを見逃してもらう代わりに、大入道は白猿に二人の子ども(姉・お六、弟・ちょろけん小僧)を差し出します。 白猿の付き人の与四郎と恋仲となったお六ですが、お六には川太郎という許婚が。 しかも、大入道は川太郎から支度金として六十四両を受け取って使ってしまっています。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 化物夜更顔見世 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (9ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 お六を度/\入道《にうどう》より迎ひの来るも、許婚《いゝなづけ》の川太郎、お六へ支度金河童六十四 両《れう》金突《かねつ》く[「鐘撞《かねつ》く」とかけた]故《ゆへ》、返さねばならぬお六とハ思ふが、 「河童へ六十四両を返したら、お六を返さいでもよかろふ」と、至極欲庵《しごくよくあん》と言う山医者《やまい

                                                                      ⑦化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                    • 恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その4 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                      続きですヾ(๑╹◡╹)ノ" 【原文】はあくまで参考のために載せているので、 どうぞすっとばして【現代語訳】からお読みくださってもノープロブレムですヾ(๑╹◡╹)ノ" 武家義理物語 6巻. [2] - 国立国会図書館デジタルコレクション 井原西鶴『武家義理物語』貞享五[一六八八]年刊 ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。 【原文】 彼《か》の松風の女、昔の形《かたち》ハ皃《かほ》ばかりに残し、身は三丈《さんじやう》余りの虵躰《じやたい》となつて、二人に取り掛ゝれバ、久六ハ前後《ぜんご》忘《バう》して死《し》に入《い》りけるに、丹蔵《たんざう》組み伏せて、正しく捕らえたりしが、其のまゝ消へて無かりき。 其の跡《あと》に、松風が小脇差《こわきざし》有りて、是を標《しるべ》に両人《りやうにん》立ち帰り、御前へ右の段/\ 言上《ごんじやう》申せバ、御

                                                                        恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その4 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                      • 恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その5 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                        このお話の主人公は誰か? 「松風ばかりや残るらん脇差」と章題に名前が出て、中心に話が進む松風が当然、主人公と言えるでしょう。 ただ、このお話が収録されているのは、『武家義理物語』という題の短編小説集です。 この作品のコンセプトを踏まえると、別の人物が主人公と考えられます。 せっかくなんで、『武家義理物語』の序文を読んでみましょう。 武家義理物語 6巻. [1] - 国立国会図書館デジタルコレクション 武家義理物語 6巻. [2] - 国立国会図書館デジタルコレクション 井原西鶴『武家義理物語』貞享五[一六八八]年刊 ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。 【原文】 それ、人間《にんげん》の一心《いつしん》、万人《ばんにん》共に替ハれる事無し。 長釼《ちやうけん》差せば武士《ぶし》、烏帽子《ゑぼし》を被《かづ》けバ神主《かんぬし》、黒衣《こくへ

                                                                          恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その5 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                        • 【再読】化け物寺 その1 ~『曽呂里物語』巻四の四「万の物年を経ては必ず化くる事」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                          今回は、以前取り上げた『曽呂里物語』巻四の四「万の物年を経ては必ず化くる事」をちゃんと読み直していきます。 前回同様、『曽呂里物語』は、ここに載せれる画像が無かったので、オリジナルをご覧になりたい方は、下のリンク先でご確認くださいね。 www.wul.waseda.ac.jp 【翻刻】 四 萬の物年をへてハかならずばくる事 伊豫《いよ》の国いづしといふ所に山寺あり。郷里をへたつること 三里なり。かの寺さう/\のはじめ。にゐといふなにかし本 ぐハんとして年月をゝくりけるが。いつの頃よりか此寺に ばけもの有て。住寺《ぢうじ》の僧をとりて行かたしらす。其後た ひ/\住寺有けれ共いづれもいくほとなくとりをハりぬ。 今ハぬしなき寺になりしかハ。いかにもやふれてきりふ たんの香をたき。とぼそおちてハ月じやうぢうのともし火 をかゝくるともいひつへし。かゝる所に関東よりあしかゞの 僧とてのぼり。にゐがもと

                                                                            【再読】化け物寺 その1 ~『曽呂里物語』巻四の四「万の物年を経ては必ず化くる事」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                          • 恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その1 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                            このブログの初期に取り上げて、しっかりと紹介はしていなかった作品の再読です。 確か、織田信長好きの方のために、織田信長が出て来る作品を取り上げたんだったと思いますヾ(๑╹◡╹)ノ" 武家義理物語 6巻. [2] - 国立国会図書館デジタルコレクション 井原西鶴『武家義理物語』貞享五[一六八八]年刊 ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。 【原文】 三 松風《まつかぜ》ばかりや残《のこ》るらん脇差《わきざし》[謡曲『松風』の一節をもじっている] 人の心ざし程、各別《かくべつ》違ひ有る物はなし。 信長公《のぶながこう》の御時《おほんとき》、墨俣《すのまた》の川屋敷とて、夏《なつ》を棟《むね》と作らせられ[『徒然草』の一節より]、風の松、涼《すゞ》しく、御通ひ舟、御寝間《おねま》の辺《ほとり》迄差し入れ、御物好《おものずき》の面白く、絹綟子《きぬも

                                                                              恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その1 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                            • 恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その3 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                              続きですヾ(๑╹◡╹)ノ" 【原文】はあくまで参考のために載せているので、 どうぞすっとばして【現代語訳】からお読みくださってもノープロブレムですヾ(๑╹◡╹)ノ" 武家義理物語 6巻. [2] - 国立国会図書館デジタルコレクション 井原西鶴『武家義理物語』貞享五[一六八八]年刊 ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。 【原文】 「是は曲者《くせもの》也。 如何なる存念《ぞんねん》あつて、斯《か》く御吟味《ごぎんみ》の御前《ごぜん》へ刃物《はもの》ハ差し給ふぞ。 是非《ぜひ》言はせずしてハ置かじ。 身の難儀《なんぎ》に遭《あ》ひ給ハぬ先に。」 と、色/\責めても、「無念《むねん》」とばかり言いて、中/\申さるゝ氣色《けしき》ハ無し。 「是にハ様子有るべし」と、此の女の局《つぼね》を探して見しに、乱れ箱《ばこ》に打ち入れて書置《かきを》き有り

                                                                                恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その3 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                              • ②化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                                ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 化物夜更顔見世 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (4ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 されバ、越後《ゑちご》の国の大入道《おほにうだう》、何とか思ひけん、数多《あまた》の化け物を集め申しけるハ、 「人間は百物語とて我々が噂を順繰《じゆんぐ》り話し、その事、百と終ハる時分は、拠所無《よんどころな》く我/\役に当たりて行《ゆ》く事、有り余りと言へば、自由になりて良からぬ事、左様《さやう》に易《やす》くされてハ、後/\化け物ハ子供衆《こどもしゆ》も怖がらぬ様《よう》になるべし。 それ故、この入道が存ずるハ、人間の百物語したらバ、人間の出で来るハ疑ひ無し。 その時、この入道、天井を見セん謀《はかりごと》、その分、心得給へ」 と申しければ、皆/\入道の言葉に継ぎ、百物語を始め、灯火《

                                                                                  ②化物夜更顔見世【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                                • 8-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                                  【前回までのあらすじ】 遊郭の化けの里で、越後の大入道の跡を継いだ今入道と、丹後のヒヒの養子の見越入道は、新屋の毛女郎を巡って争いになりました。 見越入道は諦めて引き下がったようですが、今入道が親から貰った目をくりぬいて毛女郎に渡しているのを、ヒヒのスパイの手水鉢の化け物に見られてしまい。。。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 大昔化物双紙 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (8ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 見越入道は今入道に大きに凹《へこ》まされしかバ、親分の狒《ひ》ゝ、大きに腹を立ち、 「年寄つての里通いは余りでかさぬ事ながら、見越が恥を雪《すゝ》がん」 と新屋の毛女郎を揚《あ》げ詰《ず》めにしておく。 「ヤイ小僧、如何《いか》に年が行《ゆ》かぬとて、親の譲りし一つの目を、毛女郎のために刳《く》り貫《

                                                                                    8-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                                  新着記事