一つ一つガラスで固められ、日本原燃の施設で保管されている高レベル放射性廃棄物。この最終処分場の選定が問題となっている=青森県六ケ所村で2019年6月19日午後3時51分、荒木涼子撮影 原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、北海道寿都町(すっつちょう)は13日、選定の第1段階にあたる文献調査への応募を検討していることを明らかにした。最終処分場の地質学的な適否を推定した全国地図「科学的特性マップ」が2017年に公表されて以降、応募検討を明らかにした自治体は初めて。 片岡春雄町長(71)は毎日新聞の取材に「最大20億円の交付金が得られ、財政改善が見込める」と検討理由を述べた。今後、町民らの意見を聞いた上で、9月中に方針を決める。