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アンソロジーの検索結果121 - 160 件 / 938件

  • 近未来における技術開発の役割と、潜在的な影響の探究を描き出すSF傑作選──『シリコンバレーのドローン海賊』 - 基本読書

    シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選 (創元SF文庫) 作者:メグ・エリソン,テイド・トンプソン,ダリル・グレゴリイ,グレッグ・イーガン,サラ・ゲイリー,ジャスティナ・ロブソン,陳楸帆,マルカ・オールダー,サード・Z・フセイン,ジェイムズ・ブラッドレー東京創元社Amazonこの『シリコンバレーのドローン海賊: 人新世SF傑作選』は、『近未来、そしてそれほど近くはない未来における技術開発の役割と、潜在的な影響の探究を使命としている』SFアンソロジーシリーズの一冊になる。たとえば表題作は「配達用のドローンを狩る」人々を中心にした、近未来にありえそうな情景の物語だ。 サブタイトルにある「人新世」とは何かといえば、人類はその経済活動によってあまりに地球の気候を変えてしまっており、その兆候はすでに地質にも現れるようになっている──として提唱されている「新しい地質年代」、すなわち現代のことだ

      近未来における技術開発の役割と、潜在的な影響の探究を描き出すSF傑作選──『シリコンバレーのドローン海賊』 - 基本読書
    • 素案:『黒丸尚翻訳SF傑作選 ディラック海のさざなみ』 - 視神経

      アンソロジーの敲き台。 言い出したからには案を出しておく。 1作家1作品。 2023年3月現在、収録書籍が新品または電子書籍で手に入る作品は採らない。該当するのはファーマー「シャーロック・ホームズ、アフリカの大冒険」、ギブスン「ホログラム薔薇のかけら」「記憶屋ジョニイ」「ガーンズバック連続体」。 分量は扉・解説等込みで文庫496ページを超えない程度にする。 『黒丸尚翻訳SF傑作選 ディラック海のさざなみ』 バリー・N・マルツバーグ「最終戦争」 キット・リード「シャン」 キース・ロバーツ「コランダ」 ノーマン・スピンラッド「美しきもの」 ハワード・ウォルドロップ「みっともないニワトリ」 ジョージ・アレック・エフィンジャー「まったく、何でも知ってるエイリアン」 ジョン・スラデック「古カスタードの秘密」 ウォルター・テヴィス「据置き家賃」 イアン・ワトスン「寒冷の女王」 スコット・ラッセル・サン

        素案:『黒丸尚翻訳SF傑作選 ディラック海のさざなみ』 - 視神経
      • 推しが政治的思想の表現に使われた話

        本当に気分が最悪だから吐き出させてほしい。 レインボーフラッグ掲げてる一部のファンたちによって、推し(実在している人間)たちを使った、反差別を主張するアンソロジーが発表されてた。 ちなみに本人たちは一切反差別だとか、LGBTだとか、そういった政治的なことは動画内で主張したことない。100%の捏造。 100歩、いや1000歩譲って鍵をかけてくれて身内で楽しんでるならいいのかもしれない……けど、実態は 「もっと政治色強めにしたら良かった笑」 「フェミニズムを主張した」 「(作品の宣伝のあと)人を殺すな!!」 と鍵をかけてないオープンなアカウントでする始末。終わってる。何だこれは。 勿論オープンなアカウントで宣伝するものだから、「〇〇はこういう活動をする人なのか」と勘違いされているケースを見られて、収集がつかなくなりはじめている兆しが見える。 その人を推す界隈の大半のファンは、推しは実在している

          推しが政治的思想の表現に使われた話
        • 『スターオーシャン セカンドストーリー R』では「クロードが下からスッと出てくる」オリジナル版演出が復活。懐かしシュール演出で思い出すは“スポーティーな瞳” - AUTOMATON

          スクウェア・エニックスは9月15日、『STAR OCEAN THE SECOND STORY R(スターオーシャン セカンドストーリー R)』の体験版を配信開始した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS4/PS5/PC(Steam)。本作は『スターオーシャン セカンドストーリー』のリメイク作。体験版において、オリジナル版における“スッと現れる”キャライラストの演出が復活することが判明し、ファンの注目を集めている。 『スターオーシャン セカンドストーリー R』は、トライエースが手がけPS向けに1998年に発売された『スターオーシャン セカンドストーリー』のリメイク作品だ。リメイク版の開発はジェムドロップが手がけている。本作の舞台となるのは『スターオーシャン』の20年後の世界。銀河連邦の青年将校であるクロードは、惑星ミロキニアで発見された謎のドームを調査。光に包まれて見知

            『スターオーシャン セカンドストーリー R』では「クロードが下からスッと出てくる」オリジナル版演出が復活。懐かしシュール演出で思い出すは“スポーティーな瞳” - AUTOMATON
          • 気候変動から地球空洞説まで、巨大な「地球」をテーマにしたことで作家の味が色濃く滲み出た極上のSFアンソロジー──『地球へのSF』 - 基本読書

            地球へのSF (ハヤカワ文庫JA) 早川書房Amazonこの『地球へのSF』は、日本SF作家クラブ(SFやファンタジイに関係する人々が集まっている業界団体)編による書き下ろしアンソロジーの第四弾。第一弾は感染症をテーマにした『ポストコロナのSF』、第二弾は近未来テーマの『2084年のSF』。第三弾は『AIとSF』ときてこの第四弾のテーマは「地球」とかなり大きく出ている。 これまでのテーマがトピックスとしては絞られていた一方、本作は「地球」だけデデドン! と出ていてそれ以外の縛りがないので抽象的になりすぎやしないか、と読み始める前は心配していたが、これがおもしろい! 総勢22名の作家──小川一水もいれば新城カズマも、上田早夕里も円城塔もいる──が思い思いの方法でこの巨大な地球と四つにくみあって、みなが独自のやり方でこの地球を調理している。 多様なテーマ・描き方が揃ったアンソロジー たとえば2

              気候変動から地球空洞説まで、巨大な「地球」をテーマにしたことで作家の味が色濃く滲み出た極上のSFアンソロジー──『地球へのSF』 - 基本読書
            • あれこれ不思議な浮間舟渡【銀座に住むのはまだ早い 第4回 北区】 - SUUMOタウン

              著: 小野寺史宜 家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこなのか? 条件は家賃5万円、フロトイレ付きワンルーム。東京23区ごとに探し、歩き、レポートしてもらう連載です。 ◆◆◆ 基本、僕は島に弱い。孤島とか無人島とかそういうことではなく。よそと仕切られた場所に弱い。 ここで言う島は、川で囲まれた場所、だ。川が多い東京にはそんな町がいくつもある。 町の島は、これまで小説の舞台にもしてきた。例えば『ナオタの星』では中央区の新川、『ライフ』や『まち』では江戸川区の平井。 今回は、埼京線の浮間舟渡。北区の回はここ、と初めから決めていた。 浮間舟渡近辺の囲まれっぷりを、まずは地図で見てほしい。囲まれるにも

                あれこれ不思議な浮間舟渡【銀座に住むのはまだ早い 第4回 北区】 - SUUMOタウン
              • かつて本当に島本和彦は2人いた

                島本和彦先生のアシスタントがゲッサン編集部にマンガ持ち込みしたところ「島本和彦は2人要らないッ」と強めに言われる → 最初はムッとしたが編集さんから渡された名刺を見てすべてを悟る https://togetter.com/li/2255702 島本和彦のアシスタントが持ち込みして編集に「島本和彦は2人要らない」と言われたエピソードがバズってたけど、まさに「歴史は繰り返す」 今から40年近く前に炎の転校生連載当時の島本和彦のアシスタント出身で島本和彦のようなタッチと島本和彦のようなノリで島本和彦のような漫画を描いてデビューした漫画家がいた。 その名は藤原昌幸。 島本和彦の遺伝子・藤原昌幸85年のデビュー作「我が名は雷だー!!」 http://ikesanfromfrneore.blog64.fc2.com/blog-entry-317.html 詳しくはこちらのサイトを読んでいただきたい。

                  かつて本当に島本和彦は2人いた
                • 【今週はこれを読め! SF編】地球と人間についての脅威と希望~日本SF作家クラブ編『地球へのSF』 - 牧眞司|WEB本の雑誌

                  『ポストコロナのSF』『2084年のSF』『AIとSF』につづく、日本SF作家クラブ編の書き下ろしアンソロジー第4弾。先行する三冊にくらべ、『地球へのSF』という括りかたは曖昧だが、そのぶん多彩な作品が集まったとも言える。「まえがき」で同クラブ会長の大澤博隆さんは、〔そもそも「地球」をテーマに視線を飛ばせること自体が、SFの特技ではある〕と述べている。全二十二篇。 ディストピア的状況を描いた作品では、上田早夕里「地球をめぐる祖母の回想、あるいは遺言」が出色の出来。テラフォーミング途上の火星において、入植第一世代の祖母と火星生まれの孫との会話によって、地球が精神の自由を喪失した経緯が明かされる。それはいまの日本を蝕む格差・棄民・監視・情報統制の行きつく先にほかならない。火星に逃れたひとびとにも、その圧政の波がおよぼうとしている。この作品が扱っているものは、先週紹介したジョナサン・ストラーン編

                    【今週はこれを読め! SF編】地球と人間についての脅威と希望~日本SF作家クラブ編『地球へのSF』 - 牧眞司|WEB本の雑誌
                  • ハヤカワ文庫JAから700点以上が50%割引の大型セールがきたのでおすすめを紹介する。 - 基本読書

                    SFマガジン 2021年 12月号 早川書房Amazon先日から早川書房から刊行されているSFマガジンではハヤカワ文庫JA全解説を3号連続で行っていた。僕も10点ぐらいの作品に解説を書いたのだが、その全解説がおわったこのタイミングで、ハヤカワ文庫JA700点以上の割引セールがやってきた。 amzn.to このセール終了が12月2日なので滑り込なのだが、今回は僕が読了済みの中からオススメの作品を一部紹介してみよう。ハヤカワ文庫JAのラインナップはほとんどがSFやファンタジィで、小川一水の『天冥の標』から伊藤計劃の『虐殺器官』『ハーモニー』といった定番の作品から、この数ヶ月に出たような最新の作品まで幅広く揃っている。ハヤカワ文庫JAは先日出た『異常論文』で総計1500点になり、700点強は(電子書籍がない作品も多いことを考えると)かなりのカバー率となる。 新作・準新作 隷王戦記1 フルースィー

                      ハヤカワ文庫JAから700点以上が50%割引の大型セールがきたのでおすすめを紹介する。 - 基本読書
                    • 飲み会で顔をあわせた韓国作家らが生み出した、スチームパンク・シェアワールドアンソロジー──『蒸気駆動の男: 朝鮮王朝スチームパンク年代記』 - 基本読書

                      蒸気駆動の男: 朝鮮王朝スチームパンク年代記 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5060) 作者:イ・ソヨン,チョン・ミョンソプ,パク・エジン,キム・イファン,パク・ハル早川書房Amazonこの『蒸気駆動の男』は、飲み会に居合わせた5人の韓国人作家がその場で盛り上がって刊行にまでこぎつけたスチームパンクアンソロジーだ。アンソロジーといえばテーマを決めてそれぞれが独自の作品を書いてくるケースが多いが、本作の場合は共通の年代記・世界観で5人が描き出す、シェアワールド的な作品になっている。取り扱われているのは現代ではなくて1300年代から1800年代頃、朝鮮王朝があった過去であり、そこにもし蒸気機関があったとしたら──というイフを挿入していく。 装丁もいいし、僕がもともとスチームパンク好きというのもあって期待して読み始めたのだけど、これが想像以上におもしろい! たとえばスチームパンクとはいってもそ

                        飲み会で顔をあわせた韓国作家らが生み出した、スチームパンク・シェアワールドアンソロジー──『蒸気駆動の男: 朝鮮王朝スチームパンク年代記』 - 基本読書
                      • 2020年の読むべき日本SF短篇が一冊であらかたカバーできる、竹書房文庫の年刊日本SF傑作選!──『ベストSF2021』 - 基本読書

                        ベストSF2021 (竹書房文庫, お6-2) (竹書房文庫 お 6-2) 作者:大森 望竹書房Amazon2020年に発表された日本SF短篇の中から、大森望が傑作をよりすぐったのがこの竹書房から刊行されたアンソロジー『ベストSF2021』である。2019年作品版の『ベストSF2020』が2020年の7月頃に出ていたことを考えると、21年の年末ぎりぎりに刊行されたこの『ベストSF2021』は書名も相まって21年の傑作が集められているように錯覚してしまうが、最初に書いたように発表年はすべて2020年のものなので注意。 20年は日本SF、特に短篇が読めていなかったのではじめて読んだ作品が多かったという個人的事情もあるけれども、今回の『ベストSF2021』は、作品内容も僕の好みド真ん中をついてくるものが多くて、前年のアンソロジーと比べても高い満足感を与えてくれた。総作品数は11作家11作品、ペー

                          2020年の読むべき日本SF短篇が一冊であらかたカバーできる、竹書房文庫の年刊日本SF傑作選!──『ベストSF2021』 - 基本読書
                        • 足立区滅亡創作SFアンソロ(発行中止) - Privatter

                          10/8 メールを送信しました 10/7 中止を決定しました。10/7~8の間に参加者さんにはメールをお送りいたします。 10/6 予想よりたくさんの申込をいただいたので一旦受付を中止します。/ ** ■アンソロ概要 ・足立区滅亡創作SFアンソロジー(仮題) ・発行日 2020/12月のどこか ・頒布方法 通販 ・サイズ A5 ・全年齢(性描写、年齢制限いりそうなグロ描写はご遠慮ください) ・コンセプト 例の足立区が滅亡するという発言を受けて、「百合やBLで滅亡する・滅亡した・しそうな足立区」がテーマの創作アンソロです。巨大な百合カップルが足立区を踏み潰すとか、なんだかよくわからない百合とか関係ない理由で滅びた世界にマッドマックスが…とかまでなんでも。 (10/7追記 人口減少が原因、も例に挙げていましたが、件の発言を肯定しているととらえかねないというご意見をいただき、削除します) SFと

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                          • LLM を組み込んだチャットアプリケーションを写経しながら実装できる「ChatGPT/LangChain によるチャットシステム構築[実践]入門」を読んだ - kakakakakku blog

                            2023年10月18日に出版される新著「ChatGPT/LangChain によるチャットシステム構築[実践]入門」を読んだ & 写経した📕 読者層的には「ChatGPT って最近よく聞くしたまーに使うこともあるけど LangChain って何なのー?」という人や「LLM (Large Language Model) をアプリケーションに組み込むなんて考えたこともなかったけどできるのー?」と感じるような人に特におすすめできるかなーと💡本書を読みながら写経すると,難しいことは考えずに ChatGPT のように LLM を組み込んだアプリケーションをあっという間に構築できてしまって,とにかくワクワクして楽しめる一冊だった❗️ ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門 作者:吉田 真吾,大嶋 勇樹技術評論社Amazon 著者の一人 id:yoshidashin

                              LLM を組み込んだチャットアプリケーションを写経しながら実装できる「ChatGPT/LangChain によるチャットシステム構築[実践]入門」を読んだ - kakakakakku blog
                            • 【ブルアカ】ブルーアーカイブ最終編とは一体何だったのか - 日陰の小道

                              ※この記事にはブルーアーカイブ最終編までのネタバレを含みます ブルーアーカイブの最終編「あまねく奇跡の始発点」が終了しましたね。 皆さん、プレイされましたか? 2周年アニバーサリーイベントで「最終編」が発表された時に、何も知らないブルーアーカイブ非プレイヤーの方々としては、 「え? ブルーアーカイブ終わるの?」 と感じられたのではないかと思います。 一方でブルーアーカイブのことをよくわかっているブルーアーカイブプレイヤーとしては、 「え!?!?!? ブルーアーカイブ終わるの!?!?!?!?」 という感じでした。 結論から言うと、私としては「流石にブルーアーカイブまだ終わらないだろ」「FOX小隊の活躍が見たいんだよ俺は」「イチカのモモトークも読みたいんだよ俺は」という見解なのですが、それでは一体このシナリオがなぜ最終編などというセンセーショナルな名前がついていたのか、ということが気になってき

                                【ブルアカ】ブルーアーカイブ最終編とは一体何だったのか - 日陰の小道
                              • 【音量注意】パック詰めされた車海老の活きが良すぎてちょっとびっくりするみなさん「氷漬けになって仮死状態だったのが温度が上がって動き出すんだよね」

                                誠行/BOOTHアンソロジー販売中 @temmiethemoney9 元魚屋バイトからすると、エビのトレーからの脱走は日常茶飯事でした。 トレー押さえつけながらエビを数えてお勘定してました🦐🦐🦐 twitter.com/mtgdel/status/… 🌊🌺🐤此花咲哉☀🌺🥁 @nonoka52 車海老はな、覚醒するとすごく動くから困るんだ😕 お中元で貰った車海老もお湯に入れてゆがき始めた途端に休眠から目覚めて、すぐ横のシンクに入ってった。。 お湯はばら撒かれるし海老は無駄にするしお湯がかかるから不用意に近づけないし(白目) パックに詰められているのは見たことないけれど……🤔 twitter.com/mtgdel/status/…

                                  【音量注意】パック詰めされた車海老の活きが良すぎてちょっとびっくりするみなさん「氷漬けになって仮死状態だったのが温度が上がって動き出すんだよね」
                                • 匿名ダイアリー「タイムトラベルものの小説でおすすめ教えて」 - カレーなる辛口Javaな加齢日記

                                  https://anond.hatelabo.jp/20200309194930 基本、タイムトラベルものはあまり好きじゃないです。読んでてやきもきするし、そのわりにワンパターンなので好きじゃない。 現在or未来を変えるために過去であれこれする→うまくいかない→もっかいあれこれする→今度はうまく行った、みたいな。 以下、私のタイムトラベル小説遍歴(しょぼい)。 うーん,それは世間で紹介される奴が,「単純な」タイムトラベルものになりがちだからでは.面白い奴はそれなりに手が込んでる分だけ「難解に」なり易く,初心者にはお勧めしにくい.馴れてない人には理解出来ないし,仮に理解出来ても疲れるだけで面白くない. 以下、私のタイムトラベル小説遍歴(しょぼい)。 『夏への扉』どこがどう名作なのか説明してほしい 『ふりだしに戻る』情景描写は好き 『時をかける少女』1967年刊だって!初出は『中学三年コース』

                                    匿名ダイアリー「タイムトラベルものの小説でおすすめ教えて」 - カレーなる辛口Javaな加齢日記
                                  • 銀座の風吹く月島【銀座に住むのはまだ早い 第23回 中央区】(文・小野寺史宜) - SUUMOタウン

                                    著: 小野寺史宜 家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこなのか? 条件は家賃5万円、フロトイレ付きワンルーム。東京23区ごとに探し、歩き、レポートしてもらう連載です。 ◆◆◆ 足かけ3年にわたる近場での長旅も、おかげさまでいよいよ最終回。銀座に近づいて参りました。 今回は、そのもの銀座がある中央区。 といっても、タイトルで思いっきり、銀座に住むのはまだ早い、と言ってしまっているので、銀座ではありません。 ならどこか。ここ。月島。 最後は中央区にしようと決めていた。 第1回の千代田区もそうだが、中央区も、住む場所感、は強くない。だからこそ住んでみたいと昔から思ってきた。適度に乾いたそこの空気が好

                                      銀座の風吹く月島【銀座に住むのはまだ早い 第23回 中央区】(文・小野寺史宜) - SUUMOタウン
                                    • 『ヘタリア』がコンテンツとして再始動するらしいが、擬人化日本の受容を見てもう限界だと思った - 法華狼の日記

                                      アニメなどのメディアミックス展開は2015年が最後だったところ、10月22日に原作者が告知ツイートしてファンが喜んでいた。 再始動まで、あと…3✨#日丸屋秀和 #ヘタリア #カウントダウン pic.twitter.com/lSS4RatmFK— 日丸屋秀和 公式 (@hima_kaz) 2020年10月22日 しかしアニメ展開がはじまった2009年*1と比べて、ファンからも難しさを論じる動きが出て、批判が広がっているようだ。 たとえば擬人化韓国が一方的に海底トンネルを掘りたがり、擬人化日本が迷惑がる4コマ漫画が批判されていた。もともと海底トンネルは日本の政治家が推進連盟をつくったものだ*2。 ヘタリアの韓国描写はめちゃくちゃヤバいと思う。嫌韓モロだし。他の「イタリアはヘタレ〜」みたいなレベルじゃないもん。これ怒られて当たり前でしょ… pic.twitter.com/BgVdBV01Ly—

                                        『ヘタリア』がコンテンツとして再始動するらしいが、擬人化日本の受容を見てもう限界だと思った - 法華狼の日記
                                      • 向田邦子がビヨンセすぎて人生に前向きになれそうだ - 「手袋をさがす」 - 未翻訳ブックレビュー

                                        向田邦子ベスト・エッセイ (ちくま文庫) Spotifyのポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」の向田和子ゲスト回を聞いた影響で、2020年に発売された「向田邦子ベストエッセイ」を読んでいる。オリジナル編集のアンソロジーである。 最後に収められた一編「手袋をさがす」が、ものすごく好きだ。「自分らしく生きましょう」なんて言葉は一切使っていないのに、自分らしく生きる背中を押してくれる、またはケツを叩いてくれるエッセイである。「昭和へのノスタルジー」ではなく、いまでも読めるし、いま読まれるべきだ。文庫解説を書いている角田光代は「このエッセイが、ずばり向田邦子という人の本質だと思う」と書いている。 十数ページの小編なのだが、どんなエッセイなのかをかいつまんで紹介する。エッセイのネタバレを気にする人がどのぐらいいるか不明だが、ネタバレありであることをお断りしておく。 向田邦子、22歳の決心とは?

                                          向田邦子がビヨンセすぎて人生に前向きになれそうだ - 「手袋をさがす」 - 未翻訳ブックレビュー
                                        • 自分がどうやって、どのような経路でSFに入門したのか - 基本読書

                                          今度8月6日に埼玉で行われるSF大会の一企画で、「SF入門書で「SF再入門」」という企画を牧眞司さん、池澤春菜さんと僕の三人で行う予定なのだけど、このイベント前に一度「自分はそもそもどうやってSFに入門したんだっけ?」を振り返っておこうと思った。そういう文章は(たぶん)今まで一度も書いてないのもあるし。 www.scicon.jp 僕の場合おもしろいのは、SFを明確にたくさん読み始めたのは大学生になってこのブログ(基本読書)を書き始めて以後のことで、SFにどのようにハマっていったのかの軌跡が残っている点にある。たとえば僕がこのブログを書き始めるきっかけになったのは神林長平の『膚の下』を読んで、自分も何かを書き残さねばならぬ! と強く決意して以降のことだ。しかしそもそもなぜ『膚の下』を読んだのかといえば、その前に僕が神林長平の『戦闘妖精・雪風』を読んで衝撃を受けていたからだった。 戦闘妖精・

                                            自分がどうやって、どのような経路でSFに入門したのか - 基本読書
                                          • 最弱の中の最強は誰だ!スペランカー強さランキング | オモコロ

                                            皆さんは『スペランカー』をご存知だろうか。 スペランカーとは、1985年にファミコンで発売されたビデオゲームである。 洞窟探検家の主人公が、ちょっとした段差やコウモリのフンで死んでしまうなどやたら脆いことで有名。 ……というのが、最も簡単な説明。もう少しディープな説明をさせていただくと ファミコン版スペランカー(画像中央) スペランカー(Spelunker)とは、1983年、アメリカでマイクログラフィックイメージ社からAtari8ビットコンピュータ向けに発売されたアクションアドベンチャーゲームである。 その後、1985年にライセンスを受けたアイレムからファミリーコンピュータ版が発売され、数十万本ヒットの人気を博す。 虚弱体質な主人公が特色とされ、雑誌やインターネットで語り草になっているほか、ケガをしやすいスポーツ選手を指し『スペランカー体質(スペ体質)』と呼ぶことがあるなど、虚弱の代名詞と

                                              最弱の中の最強は誰だ!スペランカー強さランキング | オモコロ
                                            • 2019年の傑作日本SF短篇がこの一冊に! 竹書房から新生した《ベスト日本SF》シリーズ──『ベストSF2020』 - 基本読書

                                              べストSF2020 (竹書房文庫) 発売日: 2020/07/30メディア: 文庫12年に渡って日本SF短篇の中から傑作をよりすぐって編集されてきた東京創元社版の年間日本SF傑作選が昨年終了してしまった。だが、その後を引き継ぐのがこの『ベストSF2020』! 刊行は東京創元社でもなければ早川書房でもなく、近年積極的にSFを刊行しはじめ、SF界隈で大きな存在感を持つに至った竹書房である。 日下三蔵&大森望タッグで編集されていた創元版の傑作選だが、この竹書房版は大森氏一人選者となっている。今回は選者が一人になったこともあって、初心に戻って「一年間のベスト短編を十本前後選ぶ」という方針に立ち戻っていて、これは個人的には良いことであると思う。アンソロジー、それも傑作選を編む時にあれも入れたいこれも入れたいという思いから長くなるのは当然である。だが、分厚けりゃ分厚いほどに読む側としてはうんざりさせら

                                                2019年の傑作日本SF短篇がこの一冊に! 竹書房から新生した《ベスト日本SF》シリーズ──『ベストSF2020』 - 基本読書
                                              • 『新しい時代への歌』のサラ・ピンスカーによる、今年ベスト級のSF短篇集──『いずれすべては海の中に』 - 基本読書

                                                いずれすべては海の中に (竹書房文庫) 作者:サラ・ピンスカー竹書房Amazonこの『いずれすべては海の中に』は、(新型コロナウイルスをめぐる状況の)予言的な作品として話題になった『新しい時代への歌』のサラ・ピンスカーによるSF中心の短篇集である。2013年から2017年にかけて様々な媒体に書いた短篇を集めたもので、邦訳では『新しい時代への歌』が先行したが、これが著者の初単行本となる。 長篇しか読んだことがなかったので、短篇にはそこまで期待せずに読み始めたのだけどこれが大ヒット。文章はまるでひとつの曲のように詩的で、思いがけない発想、表現がどの短篇にも盛り込まれ、独自の世界観にたっぷりと浸らせてくれる。僕の大好きな要素が詰まった短篇集で、特に中篇の「風はさまよう」は読んでいて思わず身を乗り出すようなおもしろさがあった。今年もさまざまな短篇集・アンソロジーが出ているが、今のところはこれが個人

                                                  『新しい時代への歌』のサラ・ピンスカーによる、今年ベスト級のSF短篇集──『いずれすべては海の中に』 - 基本読書
                                                • 執筆も編集もデザインも、ぜ〜んぶ私! 「自分で本を作る」喜びについて - 週刊はてなブログ

                                                  執筆は計画的に 毎日さまざまな話題のエントリーが生まれるはてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画「はてなブログで話題」。今回は「自分で本を作る」をテーマに記事を紹介します。 自分で「本」を作ったことはありますか? 漫画や小説、評論を執筆し、編集・デザインを加え、一冊の本として発行する……。自らの手で一から本を作り上げるのは大変な作業ですが、その分出来上がりの達成感や手に取ってもらった時の喜びはひとしおです。このように個人や集団で制作される雑誌を指して「同人誌」と呼ぶことが多いですが、最近では「ZINE」(“magazine”が語源とされ、大まかに「個人誌」を意味するようです)なども広まり、楽しみ方も多様化しています。 この特集では、同人誌やZINEなど、「自分で本を作る楽しみ」にフォーカス。みなさんも、一度自分の本を作ってみませんか? 「初めて」だらけの技術書典 「紙面に残す

                                                    執筆も編集もデザインも、ぜ〜んぶ私! 「自分で本を作る」喜びについて - 週刊はてなブログ
                                                  • 最近読んだイチオシ15作品 ライトノベル編 - 読書する日々と備忘録

                                                    前回のエントリに引き続きの第二弾でライトノベル編です。とはいえ最近読んだ新作を選んでいくと、まずこれまでの企画と似通ったラインナップになってしまうので、今回は趣向を変えてシリーズ続巻だからとか意識せず、読んでインパクトのあった作品を並べてみました。また試験的な試みとして注目ポイントに太字でアンダーラインを引いています。 1.継母の連れ子が元カノだった4 ファースト・キスが布告する (角川スニーカー文庫) 継母の連れ子が元カノだった4 ファースト・キスが布告する (角川スニーカー文庫) 作者:紙城 境介 発売日: 2020/04/01 メディア: 文庫 夏休みも半ば父方の実家に帰省する伊理戸一家。そこで再会した親戚の清楚風陽キャお姉さん・種里円香に従順な水斗の姿に結女が動揺する第四弾。確かアナタこの前振られましたよね?と突っ込みたくなるいさなのマイペースっぷりには苦笑いでしたけど、それ以上に

                                                      最近読んだイチオシ15作品 ライトノベル編 - 読書する日々と備忘録
                                                    • 同人誌〝代行〟「責める気ない」コミケ出展経験者の男性が抱く思い

                                                      同人誌即売会・コミックマーケットで冊子を購入し、希望者に販売する――。ネットで炎上した「ビジネス」について、出展経験者はどのように感じたのでしょうか? 出典: コミックマーケット準備会提供 希少本も購入「一部1千円が6万円に」 金銭では測れない掛け替えのなさ コミケ壊す可能性、指摘してほしかった 毎年夏と冬を軸に東京ビッグサイトで催される、日本最大の同人誌即売会・コミックマーケット(コミケ)。その会場で入手した冊子を、高値で〝代行販売〟するビジネスが、SNS上で炎上しました。企画者の高校生らに対し、「転売行為だ」との批判が集中したのです。一方、コミケに長年出展してきた男性は、「高校生たちを責める気はない」と語ります。二次創作に関わり続ける当事者として、今回の一件をどう受け止めたのか。胸の内を聞きました。(withnews編集部・神戸郁人) 希少本も購入「一部1千円が6万円に」 今年10月5

                                                        同人誌〝代行〟「責める気ない」コミケ出展経験者の男性が抱く思い
                                                      • 図書館で働きながらこっそりメモ帳に書き留めた気になる本と作家(うろ覚え)

                                                        ※タイトルと表紙だけ見て判断したので悪しからず。モノによってはキーワードだけ ならまち大冒険: まんとくんと小さな陰陽師 十二支のお節料理 現代語裏辞典 ひみつのカレーライス 水鏡推理 セザンヌとスーラ 私を食い止めて ウイグル無頼 笑韓でいきましょう 質屋探偵 水ってなんじゃ かんどうかんくろう にしかわたく 魔女カフェの幸せメニュー 創竜伝 僕僕先生 ニャン氏の事件簿 どんぶりアンソロジー 独りでできるもん 常連めし 新型ウイルスサバイバル 日本の不思議な建築物 描かれた歯痛 前野ひろみち あやかし算法帳 マンガでわかる猫背は治る アキカン! 空き家課 あるかしら書店 海の百階建ての家 不思議なナイフ アルデラミン 闇と暮らす 365まいにちペンギン ベストオブ谷根千 フローラとパウラと妖精の森 オラクルブック 宗教学事典 マツリカ・マハリタ フェイブルの海 時間整理術 ミカサフミ・フ

                                                          図書館で働きながらこっそりメモ帳に書き留めた気になる本と作家(うろ覚え)
                                                        • ペドフィリアは「Q+」に含まれるか 沈黙する学者たち(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース

                                                          『イン・クィア・タイム アジアン・クィア作家短編集』アルハム・ベイジほか[著]イン・イーシェン,リベイ・リンサンガン・カントー[編]村上さつき[訳](ころから株式会社) 8月末、Xで「#ペドフィリア(小児性愛)差別に反対します」なるハッシュタグがトレンド入りした。 何事かと思っていたら、小出版社「ころから」が、「ペドフィリアを含むあらゆる内心の自由について、いかなる制限もなく保障されるべきだと考えております」との告知を掲げた。目を疑うべき事態である。 あらましはこうだ。昨年8月、ころからは『イン・クィア・タイム』というアジア系クィア作家アンソロジーを翻訳出版し、作家の王谷晶に帯文を依頼した。ところが、王谷がペドフィリア差別発言をしていると本書訳者の村上さつきとその連帯者が指摘し、帯文の撤回を要求したのである。王谷の「『LGBTQのQにペドフィリアが含まれる』はデマだ」というツイートが糾弾さ

                                                            ペドフィリアは「Q+」に含まれるか 沈黙する学者たち(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース
                                                          • 世界を決定的に変えてしまう技術や出来事が描かれるSF短篇が集まったアンソロジー──『フォワード 未来を視る6つのSF』 - 基本読書

                                                            フォワード 未来を視る6つのSF (ハヤカワ文庫SF) 作者:ブレイク クラウチ,ベロニカ ロス,N K ジェミシン,エイモア トールズ,ポール トレンブレイ,アンディ ウィアー早川書房Amazonこの『フォワード 未来を視る6つのSF』は、アンディ・ウィアー、N・K・ジェミシンなど今欧米圏で話題の作家ら6人が短篇を寄せたアンソロジーになる。 編者は自身も本作に短篇を寄せているブレイク・クラウチで、テーマとしては急速な変化と技術の進歩、その中で育つことの意味について。また数々の変化が世界をどのように変えてしまうのか。変えるべきなのか、変化を防ぐべきなのかといった「未来」について──といったあたりで、けっこうざっくりとしている。 とはいえ、上記の3人にベロニカ・ロス、エイモア・トールズ、ポール・トレンブレイを加えたベテラン&人気作家の計6人が、人間以上の存在となったAI、遺伝子改変、量子コン

                                                              世界を決定的に変えてしまう技術や出来事が描かれるSF短篇が集まったアンソロジー──『フォワード 未来を視る6つのSF』 - 基本読書
                                                            • 傑作コマンド入力アドベンチャー『Stories Untold』の国内Nintendo Switch版発売が決定。日本語対応は現在Switchのみ - AUTOMATON

                                                              架け橋ゲームズは1月20日、ミステリーアドベンチャーゲーム『Stories Untold』のNintendo Switch版の発売を同月23日に予定していることを発表した。日本語に対応した形での販売になるという。また本作は既にPC版(Steam/Epic games)が発売されているが、こちらの日本語化に関しては未定となっている。 ?リリース予定? 1月23日にミステリーアドベンチャーゲームの傑作『Stories Untold』がNintendo Switchにてリリースされます! 画面に表示されるのは「4つの物語と1つの悪夢」と記された1本のビデオテープ。ひとつの物語を体験して謎を解き明かせば、新たな物語が開かれていきます? pic.twitter.com/7Cjf1yNGTl — Kakehashi Games (@kakehashigames) January 20, 2020 『S

                                                                傑作コマンド入力アドベンチャー『Stories Untold』の国内Nintendo Switch版発売が決定。日本語対応は現在Switchのみ - AUTOMATON
                                                              • この百合小説がすごい!2021 - Schizophonic

                                                                2020年を振り返り、 独断と偏見で選んだおすすめの百合小説を、ランキング形式でご紹介します。 対象作品は、ノベライズ、復刊、短編を除く20年中に発表された新作、または1巻が発行されたシリーズ作品、日本国内で翻訳出版された作品です。まだ2回目ですが、前回の記事をご覧いただいた方々やこれからご覧いただく方、2020年も素敵な作品に出合わせてくれた先生方にささやかな感謝を込めてお送りいたします。 ※てっとり早くどんな作品がリストアップされているか確認されたい方は、末尾に目次があるので、そちらをご確認ください。 第40位 トリコロールをさがして/戸森しるこ トリコロールをさがして (ポプラ物語館 80) 作者:戸森 しるこ 発売日: 2020/05/29 メディア: 単行本 女性教諭に惹かれる女子中学生の一筋縄ではいかない複雑な感情を描き出した『理科準備室のヴィーナス』が印象的な戸森しるこ先生の

                                                                  この百合小説がすごい!2021 - Schizophonic
                                                                • ギレルモ・デル・トロがアニメ愛を語る「世界にクソくらえと言い続けることをやめないで」 - 海外ドラマNAVI

                                                                  本年度のアカデミー賞で作品賞&監督賞を含む最多4部門を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』の監督ギレルモ・デル・トロによるホラーアンソロジーが、Netflixで製作されることが明らかとなった。米Varietyが報じている。 『Guillermo del Toro Presents 10 After... 実写でキャリア初期を築くも、初心に戻る2017年の映画『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞し、最近ではアニメーション映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』でもアカデミー賞の長編アニメーション映画賞に輝いたデル・トロ。そんな彼は、そもそも父親が持っていたスーパー8mmフィルムを使って作品作りに興味を持ち始めたという。当初はアニメーションをメインに仕事をするつもりでいたが、次第に実写に魅了され、1992年に吸血鬼をテーマにしたホラー映画『クロノス』で長編監督デビ

                                                                    ギレルモ・デル・トロがアニメ愛を語る「世界にクソくらえと言い続けることをやめないで」 - 海外ドラマNAVI
                                                                  • 『三体』読んだらこれを読めと手渡せる、現代中華SFを概観できるアンソロジー──『時のきざはし 現代中華SF傑作選』 - 基本読書

                                                                    時のきざはし 現代中華SF傑作選 作者:江波,何夕,糖匪,昼温,陸秋槎,陳楸帆,王晋康,黄海,梁清散,凌晨,双翅目,韓松,吴霜,潘海天,飛氘,靚霊,滕野発売日: 2020/06/26メディア: 大型本最近中国SFが盛り上がっている。『三体』が売れてる(全部合わせて30万部突破。単行本のSFとして異例だ)のはあるけれども、それ以外にもケン・リュウの活躍によって英語圏に訳された中華SFアンソロジー、『三体』の劉慈欣が近未来SFの頂点とまでいった陳楸帆による『荒潮』の刊行、「文藝」の中国SF特集が好評でそれを抜き出して単行本になるとか、特に昨年から今年にかけて、動きと話題が絶えない。 そうした注目度の高さは、中国の政治情勢からくる話題の絶えなさと関連しているのかもしれないが、同時に中国SFが今のところ翻訳されてくるものに関して質が高く、純粋におもしろいから、という理由も欠かすことはできないだろう

                                                                      『三体』読んだらこれを読めと手渡せる、現代中華SFを概観できるアンソロジー──『時のきざはし 現代中華SF傑作選』 - 基本読書
                                                                    • 原作者・士郎正宗が語る『攻殻機動隊』#03 | 【公式】攻殻機動隊グローバルサイト

                                                                      単行本や副読本などで作品について説明することはあったが、士郎正宗がインタビューという形で『攻殻機動隊』について語ったことは、皆無に等しい。’95年の『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』公開時に「ヤングマガジン」誌面で押井守監督と対談をしているが、映画についての話がメインで、マンガのことは語られていない。ヤングマガジン増刊「赤BUTA」の記事も、大半がマンガ家の仕事についてのインタビューで最後にほんの少し作品に触れている程度だ。その後、フランスのGlénat社経由で依頼があったインタビューだが、表現と絵の描き方についての質疑応答なので、マンガの内容については触れられていない。 つまり士郎正宗がマンガ『攻殻機動隊』について、インタビューという形で詳しく語るのは、今回が初めてとなる。作品を描くことになったきっかけから、注目している最新技術まで、30年以上の時を経て原作者自らが『

                                                                        原作者・士郎正宗が語る『攻殻機動隊』#03 | 【公式】攻殻機動隊グローバルサイト
                                                                      • 『三体』の二次創作小説でデビューした宝樹による、時間SF短篇集──『時間の王』 - 基本読書

                                                                        時間の王 作者:宝樹早川書房Amazon次々と表現規制が行われており、今後中国の小説や漫画やゲームはいったいどうなってしまうのだろうかと戦々恐々と見守っている昨今だが、そんな最中でも中国SFは本邦で多数邦訳・刊行されている。劉慈欣の『三体』の二次創作小説をネットにアップしそれが大きく話題となって、そのまま劉慈欣公認で出版社から刊行されたことでデビューした宝樹による、時間SF短篇を集めた『時間の王』もそんな中の一冊である。 宝樹の短篇は、ケン・リュウによって編集された現代中国SFアンソロジー『月の光』や、中国史をテーマにしたSFを集めた日本オリジナルのアンソロジー『移動迷宮』などにすでに収録されていて、作家としての力量と作品のおもしろさは充分にわかっていたから本作にも期待していたのだけれど、予想にたがわずおもしろかった。 時間SFテーマなのでメインのギミックはタイムトラベルになるが、歴史テー

                                                                          『三体』の二次創作小説でデビューした宝樹による、時間SF短篇集──『時間の王』 - 基本読書
                                                                        • 読書にも"トロフィー機能"があったらいいのに。 - 世界のねじを巻くブログ

                                                                          本を読むことと実績解除の楽しみ 最近『百年の孤独』のオンライン読書会を終えて、ふと思ったことを書こうかなと。 読書って読者の想像力を試すようながあるので、 身も蓋もない言い方をすると、「想像力や知識がないと楽しめない」という側面があるということ。 今、日本で流行している『百年の孤独』でいえば、 "コロンビア"と聞いてパッと情景が思い浮かぶ日本人はそれほど多くないだろうし、 (僕もコカインとマフィアが思い浮かぶぐらいだった) ましてやコロンビアのずっと昔の戦争の歴史のなんて知るわけもない。 ただ、そういうものを自分で調べていって、 軽く知識をつけておくと、わりと知らない国の文学でも楽しめることができたり。 www.nejimakiblog.com コロンビア音楽を聴きながら、 Youtubeでコロンビアの村の動画を見てみたり。 あとは掲示板(BBS)でみんなの意見や気に入った文章を聞きあった

                                                                            読書にも"トロフィー機能"があったらいいのに。 - 世界のねじを巻くブログ
                                                                          • 「現代のジョイス」が書いた1000頁を越える伝説のメガノベル(Infinite Jest by David Foster Wallace) - 未翻訳小説を頑張って日々読んでいる日記

                                                                            編集者である知人Mがこんな話を聞かせてくれたことがある。Mがとある寿司屋に入り、たまたま隣に座ったアメリカ人と話してみると、なんとそのアメリカ人は学生時代にポストモダン文学を専攻、しかもトマス・ピンチョンを研究していた人物だった。Mは自分がリチャード・パワーズのファンであること、パワーズ作品の魅力を熱く語ったのだが、そのアメリカ人は「ごめん、パワーズって誰?」と答え、最近の好きな作家としてジョナサン・フランゼン、そしてデイヴィッド・フォスター・ウォレスの名を挙げたという。 邦訳が少なく日本の読者にとって未知の存在、しかし本国では現代を代表する大物作家、デイヴィッド・フォスター・ウォレス(David Foster Wallace, 以下DFWと略す)。そのDFWの代表作であり、アメリカにセンセーションを巻き起こし未だに読み継がれる小説こそ、1996年に発表された1079頁のメガノベル、Inf

                                                                              「現代のジョイス」が書いた1000頁を越える伝説のメガノベル(Infinite Jest by David Foster Wallace) - 未翻訳小説を頑張って日々読んでいる日記
                                                                            • 先日まで受けていた依頼表紙に関して|はらわた

                                                                              まず、ウェーブボックスをくださった方々へ ウェーブボックスに記載されていた内容に関してですが、説明が必要であると感じたので長くなりますが今回の件について少し説明させていただけたらと思います。 今回頂いた内容は、友人間での出来事だったので、おおやけになっていることをウェーブボックスを通じて知りました。 まず前提として、先方とは現在連絡手段がない状態で、このような状況になってしまうと思わぬ新たなトラブルが発生してしまう可能性があると思い、先方も今回の件についてお話されているようなので、私の方からも事情を説明させてください。 はじめに、先日まで友人からの依頼で8月ごろ発行予定の合同誌の表紙、奥付、目次、扉絵、ノベルティのロゴのデザイン、ポストカードの作成・発注諸々、振込代行等を行い、ほぼ全ての作業が完了していました。(6月末に合同誌の参加者が増えたとのことで、追加の文字入れが発生しましたが、そち

                                                                                先日まで受けていた依頼表紙に関して|はらわた
                                                                              • 『スター・ウォーズ:ビジョンズ』とは何だったのか アメリカと日本の文化浸透度の違いから分析

                                                                                先日、ディズニープラスが大きく刷新された。僕自身最初は「せいぜい『デッドプール』と『スターシップ・トゥルーパーズ』が追加されたぐらいだろ」と思っていたら知り合いから「イウォークの映画が追加された」と話を聞いて頭はメダパニ状態に。 なにかの間違いじゃないかと思って久しぶりにログインしたら、本当に追加されているじゃないか! さらには『イウォーク・アドベンチャー 勇気のキャラバン』と『エンドア 魔空の妖精』、そしてボバ・フェットとダース・ベイダーの信頼関係を裏付けする『ウーキー物語』まで。ジョージ・ルーカスの黒歴史が根こそぎ掘り起こされている。 あとは悪名高き「ホリデー・スペシャル」の全編と「ドロイドの大冒険」を追加してくれればなんの文句もない。なんだ、やればできるじゃないかディズニープラス! そんな頑張っている中に先月公開された『スター・ウォーズ:ビジョンズ』というものがあったわけだけど、僕個

                                                                                  『スター・ウォーズ:ビジョンズ』とは何だったのか アメリカと日本の文化浸透度の違いから分析
                                                                                • 盗作?プロの変名?ネットを騒がせた”ソ連百合”こと『月と怪物』作者の実像

                                                                                  2019年1月、『コミック百合姫』(一迅社刊。以下『百合姫』)とpixivが主催する“百合文芸コンテスト”に応募された一つの作品が、“事件”を起こしました。 「ナムボク」と名乗る謎の人物によって投稿されたその作品のタイトルは、『月と怪物』。旧ソ連の超能力研究を題材にした同作は、ソリッドな文体や、殺伐とした展開が際立つ異色作でした。 発表されるや、その独自性、クォリティの高さから、ネット上では「この作者は何者だ?」「プロ作家の変名では?」と話題になり、一時は「謎のソ連百合」というワードが日本のTwitterでトレンド入りするなどの騒動に発展。 さらには、早川書房が刊行する百合SFアンソロジー『アステリズムに花束を』(ハヤカワ文庫JA)に収録されるなど、異例の展開を巻き起こしました。 今回、『月と怪物』の作者である「ナムボク」こと南木義隆さんにインタビュー。その謎めいた実像に迫ります。また『ア

                                                                                    盗作?プロの変名?ネットを騒がせた”ソ連百合”こと『月と怪物』作者の実像