大手飲料メーカーのキリンを50代で早期退職、それまで縁がなかった長崎の離島に移住したおじさん3人が造るクラフトジン「GOTOGIN」が大人気だ。会社員時代から一変した離島での仕事、生活、価値観について、どう思っているのか聞いた。(前後編の後編) 【画像】脱サラおじさん3人の生活 好きな仕事をして、喜んでくれる人がいて、それよりいいことあるの?大手企業を早期退職し、3人で創業した「五島つばき蒸溜所」。 建物の1階は、海を望める屋根付きのテラスになっており、ときに3人が造るクラフトジン「GOTOGIN」と食のイベントなどを催すカウンターも設えられている。 そのテラスでの取材にまず出て来てくれたのは、代表の門田クニヒコさんだった。 3人お揃いのオーバーオールに、真っ黒に日焼けした健康的な笑顔の門田さん。日焼けの理由を尋ねると「毎日昼休みに10分、目の前の海にザブーンと入って泳ぎます。シャワーを浴

