いたずらに最新テクノロジーを駆使するわけではなく、地道な取り組みでスマートシティの構築を進めているのが、LINE Fukuokaだ。福岡市と包括連携協定を結び、LINEのコミュニケーション機能を核にして市民の課題解決を目指す。同社が考えるスマートシティの在り方と未来を、COO(最高執行責任者)の鈴木優輔氏に聞いた。 <前回(第1回)はこちら> LINE Fukuoka COO(最高執行責任者)の鈴木優輔氏。同社は、2018年8月に福岡市と包括連携協定を結び、LINEの技術を活用したスマートシティの実現を目指す いわゆる“スマートシティ”といえば、ドローンが荷物を配達し、自動運転のタクシーやバスが走り回り、身の回りのすべてのものがインターネットにつながる……こんな最新テクノロジーがあふれる世界を思い浮かべる人も少なくないはず。しかし、そんな風景とはかけ離れた、暮らしに根ざした“泥臭い”スマー