先日、レコーディングエンジニアの森元浩二さんから、「ぜひ、一度試してもらえませんか?」と言われ、AdPower Sonicなるシールをウチのモニタースピーカーに貼ってみました。実際、森元さんが自宅にいらっしゃり、そのシールを貼るというか、バスレフポート(スピーカーの穴)にちょっと入れてもらったところ、明らかに音が良くなった感じがして驚いたのです。これは記事にして紹介してみたいと思う一方、ホントだろうか?何か騙されてないか?と少し自分の耳を疑ってみたりもしました。 そこで森元さんに、「何か客観的なデータってないですか?」と聞いたところ、「いま公的研究機関である産業技術総合研究所で実験・測定を行っているところなので少し待ってほしい」と言われたのです。産総研から客観的な結果が出てくれば、それは間違いなさそうだけど、ホントに違いが分かるのだろうか……と思っていたところ、先日森元さんから「明らかな違
オーディオファイル(audiophile; 日本だといわゆるオーオタ、オーディオマニア)界隈を観察していると、WAVとFLACで音質が違う!と叫ぶ人たちがいる。この記事では本当なのかを考察したい。 それぞれの違いWAV(WAVE)はリニアPCMを格納できるファイルフォーマットで、FLACは可逆圧縮(つまり、音質を損失することなく圧縮ができる)で音声を格納できるフォーマットである。 FLACの規格上、32bit整数 / 655,350 Hzまでのフォーマットが格納できるが、エンコーダ自体は24bit整数までの対応だ。 WAVは1991年にできた古い規格で、実際のところRIFFというコンテナ規格の一種だ。WAVには色々な波形データを保存でき64bit floatなども格納できる。 つまりどちらも24bitの範囲であれば、全く同じ波形を保存できるということだ。これは波形のレベルで完全に一致する。
■SFPポートを搭載するネットワークオーディオ機器が続々登場 いまネットワークオーディオの世界で、「SFP」という高音質のためのキーワードが話題を集めている。これは、これまでLANケーブルで接続されていたネットワークオーディオに、光(オプティカル)ファイバーケーブルを追加することで、ネットワーク由来のノイズをシャットアウト(=光アイソレート)、音質改善につながるのではないか、という考え方である。 特に、ネットワークオーディオの世界を牽引してきたLINNが、最新のフラグシップ機「KLIMAX DSM」(ディスクリート構成のORGANIK DACが搭載されていることも特徴)でSFPポートを搭載してきたことは世界的にも話題となっている。また、ネットワークプレーヤーだけではなく、今秋発売予定のfidataのサーバー「AS2」にも搭載が予告されており、SFP活用の道は着々と整備されつつある。
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