身近すぎて気づかないフィンテック 「フィンテック」は、社会生活になくてはならないものとなっている。フィンテックについては当シリーズ「今さら人に聞けない常識キーワード」の「1980年代から始まった『フィンテック』がなぜ目新しいといわれるのか」で取り上げているので、詳しくはそちらを読んでいただきたい。 フィンテックは私たちの生活にいつの間にか入り込んでいる。例えば、通勤などの交通費はスマートフォンで決済し、コンビニで買ったコーヒーはQRコードで支払う。昼休みには、ロボアドバイザーによる投資で増えた資産をチェック。夕方には、スマホを使って保険の契約内容を変更。夜には増えた資産を使って、クラウドファンディングに再投資する。お金とテクノロジーが結びついた利便性の高いサービスが提供されればされるほど、フィンテックサービスを使わずにはいられなくなる。 貧テックはこれまで金融サービスの利用機会がなかった層