1日に死去した漫画家鳥山明さんは、集英社「週刊少年ジャンプ」に「Dr.スランプ」で連載デビューし、世界的な人気漫画となった「ドランゴンボール」でジャンプの絶頂期を支えました。鳥山さんの才能を見出し、作品を世に送り出したジャンプの元編集者、鳥嶋和彦さんの2017年のインタビューを再掲します。後半では、紙面には収まりきらなかったエピソードもあったインタビューを一問一答形式で紹介します。(記事は2017年10月1日東京新聞朝刊掲載、年齢・肩書はいずれも当時)
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『ドラクエ』は初代の時点で“面白い”と確信していた──……では、本日のゲストをお迎えいたします。まずおひとり目が『ドラゴンクエスト』の生みの親であるゲームデザイナーの堀井雄二さん。そしてさらに、元少年ジャンプ編集長にして『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の生みの親であり、『ドラゴンクエスト』誕生のきっかけを作ったとも言われるマンガ編集者・マシリトこと鳥嶋和彦さんです! 堀井さんはインタビューだとか、『ドラゴンクエスト』の新作にあわせてのコメントだとかはいくつか拝見したことがあるんですが、テレビやラジオというものにはあまり出演なさってないですよね? 堀井雄二氏(以下、堀井氏): はい、あんまり出ないですね。あがり症なものですから(笑)。 ──そのころは集英社の会議室に堀井さんが夕方6時ごろに現れて、夜の10時から原稿を書き始めていたとか……。 堀井氏:
週プレNEWS TOPニュースエンタメ"ゲーム音楽の父"すぎやまこういちさん追悼インタビュー。"Dr.マシリト"鳥嶋和彦さんが『ドラクエ』誕生秘話を語る! 『ドラクエ』シリーズに名曲の数々を送り込んだすぎやまこういち氏 10月7日、作曲家・すぎやまこういちさんの訃報が日本列島を駆け抜けた。享年90。『ドラクエ』シリーズに名曲の数々を送り込んだ"ゲーム音楽の父"に哀悼の意を表して――。 編集者として『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』を生み出し、『ドラクエ』誕生にも深く関わった鳥嶋和彦(とりしま・かずひこ)さんが当時を振り返る。 * * * ■『ドラクエ』を作った"伝説のパーティ" 『ドラクエ』誕生にも深く関わった鳥嶋氏 ――35年前、『ドラゴンクエスト』の記念すべき第1弾が発売されました。鳥嶋さんはキャラクターデザインに鳥山明先生を紹介して最大級の貢献をなさるわけですが、当時の、『ドラクエ
本書には、鳥嶋和彦氏が担当した人気作家の鳥山明氏、桂正和氏、稲田浩司氏が世に送り出したヒット作の具体例やエピソードとともに、実践的な漫画術をまとめているだけでなく、出版社への漫画原稿の持ち込み方や編集者との対峙法、漫画出版ビジネスの仕組みなども掲載している。 そのほかにも、鳥山明氏、桂正和氏、稲田浩司氏の創作裏話などが語られるスペシャル対談や鳥山明氏と鳥嶋和彦氏の当時のエピソードを描いた物語も収録されている。 『Dr.マシリト 最強漫画術』の購入はこちら (Amazon.co.jp) 伝説の編集者が、編集者目線で語る唯一無二の漫画術! 『Dr.マシリト 最強漫画術』(鳥嶋和彦・著) 『Dr.スランプ』『DRAGON BALL』『電影少女』『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』漫画家たちと超大ヒット作を多数世に送り出した伝説の編集者・鳥嶋和彦。 「週刊少年ジャンプ」の編集長も経験した氏が、自身の
鳥嶋和彦の功罪、もしくは証言は眉唾で聴きましょうという話 過去の証言についてはてブでも話題になった電ファミニコゲーマーでの座談会 「『ドラゴンボール』と『ナルト』の元担当編集が語る「ジャンプ」の裏側 ― 絶対に敵わない『ワンピース』に勝つために『ナルト』が取った戦略とは【鳥嶋和彦×矢作康介×鵜之澤伸×松山洋】」 での鳥嶋の発言に、元ジャンプ漫画家木多康昭がtwitterで反論していた。 電ファミの記事https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f 木多氏の発言https://twitter.com/KitaYasuaki/status/1211312539792891905 まとめhttps://togetter.com/li/1448906 鳥嶋の 「さっき矢作が言った、新人の新連載で表紙にするっていうのは、じつは僕が戻ってからなの。
株式会社ブシロードは11月14日(月)、2023年6月期 第1四半期決算短信および四半期報告書、決算説明資料を公開した。あわせて、12月23日(金)に開催される臨時株主総会において、社外取締役として鳥嶋和彦氏を選任する件についてなどの付議議案が公開されている。 本日、2023年6月期 第1四半期決算短信、四半期報告書、決算説明資料を公開いたしました。 併せて、12/23開催の臨時株主総会において社外取締役1名選任の件(鳥嶋和彦 氏)など付議議案を公開いたしました。 下記HPよりご覧いただけます。https://t.co/OGbQ5uNnbc — ブシロード公式 (@bushi_PR) November 14, 2022 鳥嶋和彦氏は1976年に集英社に入社し、「週刊少年ジャンプ」の編集者として鳥山明氏とタッグを組み『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』などの作品を世に送り出した。「マシリト
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
弊誌インタビュー記事は2016年の4月に公開されたもの。鳥嶋氏と当時のカドカワ会長・佐藤辰男氏を中心に『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』、『クロノ・トリガー』といった数々の名作にまつわるエピソードが語られている。 弊誌インタビュー記事の中では、堀井雄二氏や千田幸信氏、坂口博信氏、松野泰己氏、宮本茂氏、中村光一氏など、ゲーム業界の重鎮らの名前も数多く登場。当時の「ジャンプ」の実情や鳥嶋氏自身が目指した体制づくり、そしてひとりの編集者としての考え方にも触れていく内容で、Twitter上では1万8000件のリツイートを集めるなど大きな話題となった。 今回、マンガを手がけたのは漫画家のカサイユージ氏。平信一編集長と鳥嶋氏の出会いや交流、インタビューを希望した際に前もって面談を行うことになったなど、弊誌記事では語られなかった裏話的なエピソードも明かされるようだ。 『遊☆戯☆王』シリーズ
2月26日(月)27時より堀井雄二氏と鳥嶋和彦氏が出演する「ゆう坊&マシリトのKosoKoso放送局」が、ラジオ局J-WAVE(81.3FM)の「TOKYO M.A.A.D SPIN」で放送される。 同日の放送回には1月から引き続き『ファイナルファンタジー』の生みの親・坂口博信氏と、『タクティクスオウガ』や『ファイナルファンタジータクティクス』で知られるゲームクリエイター・松野泰己氏も出演。先月から続く豪華座談会の後編がオンエアされる形だ。 「ゆう坊&マシリトのKosoKoso放送局」は『ドラゴンクエスト』のゲームデザイナーとして名高い堀井雄二氏と、元週刊少年ジャンプ編集長にして「Dr.マシリト」の名でも知られる鳥嶋和彦氏が集まるラジオ番組。昨月には前述の通り、坂口博信氏、松野泰己氏とともに「国内RPGの変遷」をテーマとした超豪華トークが繰り広げられた。 2月26日(月)の放送回では、“ド
いかに鳥山明が偉大だったかの話で盛り上がっていて その中でも面白いのは鳥山明以前はどうだったかって話で https://twitter.com/combat_rec/status/1766147160998027292 ↑のツイートが非常に分かりやすい例を挙げているんだけどさ こういう70年代のバンカラな汗臭い男の世界から 女の子、メガネ、ロボットな鳥山明の世界(女の子を主人公にしろと言ったのはマシリトらしいけど)をみると、いかに異質かがわかる Drマシリト最強漫画術によると、マシリトが鳥山明と出会ったのは入社2年目だったらしい 少年漫画が好きじゃなくて理由が「がさつ」だというシーンがエピソード漫画として漫画術に描かれている このマシリトの少年漫画にたいする評価がアラレちゃんを生んだんだんと思う マシリトは連載当初、ワンピースを評価しなかったらしいけど アラレちゃんとかドラゴンボールのカラ
【6/25 11:45更新】当初、鳥嶋和彦氏の現在の肩書きを白泉社代表取締役会長としていましたが、正しくは白泉社相談役となります。読者並びに関係者にお詫び申し上げます。 6月29日(火)夜10時から放送のNHK Eテレ『先人たちの底力 知恵泉』の「葛飾北斎 ヒット作を生み出すには」に、元『週刊少年ジャンプ』の編集長で現・白泉社相談役の鳥嶋和彦氏が出演するようだ。 本エピソードは、人々の心をつかんで離さない葛飾北斎の魅力を鳥嶋氏が分析し、「ヒットの理由」や「現代のマンガとの共通点」を語る内容だという。 (画像は「葛飾北斎 ヒット作を生み出すには」 – 先人たちの底力 知恵泉(ちえいず) – NHKより) 『先人たちの底力 知恵泉』(ちえいず)は、歴史上の人物からさまざまな「知恵」を知る教養番組。最新エピソードでは葛飾北斎を題材にする。 葛飾北斎は、江戸時代後期の浮世絵師。富士山を題材にした風
『ドラゴンボール』『Dr.スランプ アラレちゃん』――。漫画家・鳥山明さんの名作は今や国内にとどまらず海外の市場を席巻している。その鳥山さんを見いだしたのが2018年に創刊50周年を迎える『週刊少年ジャンプ』の元編集長・鳥嶋和彦さんだ。鳥嶋さんは「Dr.マシリト」というキャラクターで『Dr.スランプ』にも登場している。 第1回の「前編」では、漫画を読んだことがなく、『ジャンプ』が嫌いだった新入社員時代、鳥嶋さんがいかにして読者アンケートで1位を取ったのか、その方法論を聞いた(関連記事を参照)。今回は後に次々と名作を生み出すことになる鳥山明さんをどのように発掘し、『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』をいかにしてヒットさせたのか、その舞台裏に迫る。 鳥嶋和彦(とりしま かずひこ) 白泉社社長。『週刊少年ジャンプ』で、入社2年目で鳥山明を発掘し、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール
鳥嶋和彦さんが2023年7月31日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』の中で著書『Dr.マシリト最強漫画術』についてトーク。鳥山明さんがDr.マシリトを書いたきっかけについて話していました。 (Naz Chris)今回、この『Dr.マシリト最強漫画術』の誌面のデザインをされたということで。まず表紙、やばいっすね。 (阿部亮爾)そうですね。鳥山先生が書き下ろしということで。それに関して、鳥嶋さんから……。 (鳥嶋和彦)なにが?(笑)。 (阿部亮爾)いや、この絵に至るまでっていうのは……(笑)。 (鳥嶋和彦)ああー。いろいろあってね。言えること、言えないことがいろいろあるんだけどさ。でもいろいろあって、鳥山さんとダイレクトで電話で話をして、本の中身の意図を説明して。そしたらこの構図、このキャラクターの配置がいいんじゃないか?って向こうから提案があってね。それでも2度ほど、
2019年4月23日、平成最後の連休を前に、「Dr.マシリトと語る21世紀のMANGA戦略」と題された特別講義が、東京・新宿の文化学園大学にて行われた。登壇者は、電ファミの記事にもたびたび登場している白泉社の代表取締役会長・鳥嶋和彦氏。 プロフィールの詳細は、こちらの記事などに譲るが、『週刊少年ジャンプ』の編集者時代に『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』などのメガヒットを立て続けに飛ばし、いまなおマンガや雑誌を最前線で考え続けている人物だ。 講義で語られた内容は、作家の発掘や育成から、デジタル時代のマンガや雑誌、そして編集者のありかたまで多岐にわたる。わずか90分という短さだったが、「あくまでも僕の個人的な感想なので」などと笑いを取りながら進めたメインの講義に加え、質疑応答のひとつひとつからも鳥嶋氏のブレない編集者像や哲学が覗えた。 世界的なヒット作を作り上げ、その後、世界を見回しても驚
(宇多丸)今日は漫画編集について伺うんですが。なぜかと言いますと今回、先週21日にご自身の漫画編集のメソッドを注ぎ込んだ本『Dr.マシリト 最強漫画術』という本が集英社から出ました。この発売を記念して漫画編集者というところに今日はスポットを絞ってお話を伺おうと思います。これが、もう鳥嶋さん、めちゃくちゃ面白かったです。この本。 (鳥嶋和彦)本当に? (宇多丸)最高です。画期的な本だと思います。 (鳥嶋和彦)よかった(笑)。そう言っていただいて。 (宇多丸)改めてどんな本なのか、本の概要も説明していきましょう。 (宇内梨沙)鳥嶋さんが自らのキャリアを通じて培った長編連載漫画作りのメソッドやプロの漫画家として知っておきたいマンガビジネスの話など、かつてないほど実践的な内容を豊富な図版とともに解説した漫画指南書となっています。鳥山明、桂正和、稲田浩司といった歴代担当漫画家との対談も収録されていま
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