ミツカンホールディングス(愛知県半田市)は25日、空席になっていた社長に、中埜和英会長(70)の長女で創業家一族の裕子氏(45)が就いたと発表した。同社で女性が社長になるのは初めて。24日付。 和英氏は会長にとどまり、全体の指揮を執る。ミツカンは原則として、代々中埜家からトップを輩出していたが、2014年には創業家以外で初の社長として長谷川研治氏が就任し16年に退任。その後は空席となっていた。 和英氏の次女聖子氏(42)も副社長に就任。裕子氏、聖子氏とも専務から昇格した。 裕子氏は「ミツカンらしさを大事にしていきたい」と語った。