朝日小学生新聞に半世紀以上連載した4コマ漫画「ジャンケンポン」で知られる漫画家の泉昭二(いずみ・しょうじ、本名三留昭二〈みとめ・しょうじ〉)さんが10月29日、死去した。91歳だった。葬儀は家族で営む。 東京出身、法政大卒。1969年に朝日小学生新聞で連載を始めた「ジャンケンポン」は、小学5、6年の女の子「ジャン」、小学3、4年の男の子「ケン」、幼稚園児の男の子「ポン」の3人きょうだいの日常をユーモアたっぷりに描く内容で、子どもたちに親しまれた。 同作は2013年、毎日新聞の「まっぴら君」(加藤芳郎さん作)がつくった1万3615回の連載記録を抜き、2017年に「ひとつの4コマ漫画として最も多く発行された回数」でギネス世界記録に認定された。今年3月末に最終回を迎え、その後、特集紙面なども含め、1万6383回でギネス世界記録の更新が認められた。