話題だったドラマ『テセウスの船』が高視聴率で終わった。 やはり真犯人が誰なのか最後までわからなかったのが、高い視聴率につながったのだろう。 『テセウスの船』キャスティングからの推理(犯人ネタバレあり)意外といえば意外な犯人、ただ、もともと「犯人の可能性のある怪しいリスト」に入っている一人だったから、それなりに納得する真犯人であった。 最終話まで真犯人がわからないドラマの構成は、なかなか難しい。 それまでの伏線だけではなく“最終話で初めて暴露される新事実”によって犯人の動機が語られることが多く、そのため真面目に予想してる人から反感を買いやすいからだ。 かといって前週までの伏線でほぼ犯人が特定できるものなら、みんなにあっさり予想され、予想通りでつまらないと落胆されてしまう。 刹那的な見方をする人の声がとても大きく反響するのが、SNSに取り囲まれたテレビ評判の現状である。 なかなかむずかしい。