「謙虚さ」が美徳とされる日本においては、自信満々に「自分は『一流』だ!」と思っている人は少ない傾向にあるかもしれません。でもやはり、「あなたは三流だ」とは言われたくありませんし、心のどこかでは「できれば一流と呼ばれる人になりたい」と考えている人もいることでしょう。 お話を聞いたのは、文字通り『一流の人の心の磨きかた』(三笠書房)という著書を上梓したビジネスコンサルタントの山﨑武也(やまさき・たけや)さん。山﨑さんは「一流の人」を、なんと「普通の人」に位置づけます。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/河合秀直 一流ビジネスパーソンになるには、利益を追求するのはNG? 何をもって「一流」と言うのかにもよりますが、一流のビジネスパーソンには「利益」ばかりを追求しないという共通点があるように思います。 利益のことを頭のなかから外すなんていうと、「儲けないと会社が成り立たない」と思う人も多いで