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  • 「ルート再検討は当然」 京大名誉教授・富大特別研究教授 北陸新幹線延伸半年 どうなる「敦賀以西」 【日曜特番】|連載・小説|石川のニュース|北國新聞

    北陸新幹線の「小浜ルート」を巡り、工期・事業費とも従来想定より大幅に増大した試算が国から示され、「米原ルート」を含めて再考するよう求める声が強まっている。与党整備委員会の西田昌司委員長は「米原はあり得ない」と言い切る一方、京大名誉教授の中川大氏は「再検討するのが当然」と強調する。小浜ルートで大きな影響を受けかねない京都市の松井孝治市長のインタビュー(京都新聞社提供)も合わせ、どの選択肢が最適か多角的に検証した。 (編集局主幹・宮本南吉) ●事業費、工期、分離駅案…前提が大きく変化 米原含め、冷静に議論を 交通政策を専門とする京大名誉教授・富大特別研究教授の中川大氏は、与党が決定した北陸新幹線の小浜ルートに関し、「前提条件が大きく変わった以上、米原ルートなども含め、改めて検討し直すのが当然だ」と指摘する。 中川氏が「前提条件が大きく変わった」と言うのは、まず「事業費」と「工期」のことだ。 敦

      「ルート再検討は当然」 京大名誉教授・富大特別研究教授 北陸新幹線延伸半年 どうなる「敦賀以西」 【日曜特番】|連載・小説|石川のニュース|北國新聞
    • 関西客3割減の衝撃 金大の調査 「早く大阪へ」声強まる 〈北陸新幹線・延伸半年を考える〉(1)|社会|石川のニュース|北國新聞

      ●乗り換えネック「ツアー組みにくい」 「関西からの客入りは伸びていないと感じていたが、まさかここまでとは」。金沢のホテル関係者は驚きを隠さなかった。北陸新幹線の敦賀延伸後に金大の研究者が調査したところ、関西から金沢駅に来た人数が延伸前と比べ、3割減ったとの結果が出たのだ。16日で延伸から半年。新幹線が延びたことで石川県にプラスがあった一方、マイナスも生じている可能性がある。(経済部・齋藤圭祐) 調査は金大の藤生(ふじう)慎准教授(交通計画)らが実施した。今年3~9月に関西2府5県から金沢駅を訪れた人数を調べた結果、延伸前の昨年同期と比べ31・2%減っていた。 ●駅の位置情報利用 調査はスマートフォンの位置情報を利用し、移動人数を推計する手法であり、関西客の実数を示すものではないが「3割減」は観光関係者に衝撃を与えて余りある。 減少の要因は何か。金沢ニューグランドホテルの担当者は「乗り換えや

        関西客3割減の衝撃 金大の調査 「早く大阪へ」声強まる 〈北陸新幹線・延伸半年を考える〉(1)|社会|石川のニュース|北國新聞
      • 迫る濁流、胸の高さに 奥能登豪雨で輪島・宅田町「なぜ能登ばかり」|社会|石川のニュース|北國新聞

        ●仮設からずぶぬれ避難 未曽有の大雨は見る見るうちに濁流になり、能登半島地震の被災者が暮らす応急仮設住宅をのみ込んだ。水かさは胸の高さに達し、住民は「地震からようやく落ち着いたと思ったら雨。怖かった」と声を震わせた。何とか確保できた住まいから、ずぶぬれで避難を余儀なくされた住民は「なぜ能登ばかり」と疲れ切った表情を浮かべた。 輪島市宅田町の商業施設「パワーシティ輪島ワイプラザ」内のテナントで働く百成(どうめき)文代さん(55)は午前10時過ぎ、同じ敷地内にある仮設住宅へ向かうと、あふれる水に行く手を阻まれた。 5月に夫と母親(82)と入居した仮設住宅には、母親と飼い犬のチワワが取り残されていた。百成さんの身長は約160センチ。胸の高さまで水が迫る中、進むに進めず、パトロール中の警察官に助けを求め、母親とチワワは無事、救い出された。 ●朝市出張先も閉鎖 同じ仮設住宅団地に妻と2人で過ごす加治

          迫る濁流、胸の高さに 奥能登豪雨で輪島・宅田町「なぜ能登ばかり」|社会|石川のニュース|北國新聞
        • 小浜ルートで「京都の了承得る」北陸新幹線「敦賀以西」与党整備委員長・西田昌司参院議員 【日曜特番】|連載・小説|石川のニュース|北國新聞

          本ページに記載の記事・写真などの無断転載を一切禁じます。著作権は北國新聞社またはその情報提供者に帰属します。

            小浜ルートで「京都の了承得る」北陸新幹線「敦賀以西」与党整備委員長・西田昌司参院議員 【日曜特番】|連載・小説|石川のニュース|北國新聞
          • 無人6駅の券売機を撤去 JR七尾線、利用は9月末まで 乗客基準満たせず、新紙幣対応が契機|経済|石川のニュース|北國新聞

            ●サービス低下拍車の懸念 羽咋、津幡、中能登、宝達志水の4市町にあるJR七尾線6駅の自動券売機が9月末で廃止されることが26日、JR西日本金沢支社への取材で分かった。新紙幣に対応した機器への更新を検討した際、1日当たりの乗客数などが新設の社内基準を満たさなかったという。10月以降は利用者が運賃を把握して乗車後に支払う必要があり、地元住民からはサービス低下で利用減に拍車が掛かることを懸念する声が上がった。 券売機が廃止されるのは、能瀬(津幡町)、免田(宝達志水町)、敷浪(同)、千路(羽咋)、金丸(中能登町)、能登二宮(同)の6駅。いずれも無人駅で、金丸、能登二宮の2駅は30日正午、ほか4駅は同日午後4時で稼働を終える。 10月からは、無人駅では運賃収受箱に現金を入れるか、駅員がいる駅では乗車駅を伝えて運賃を支払う仕組みとなる。 6駅は昨年度の1日当たりの乗客数が最多の能瀬駅でも214人で、千

              無人6駅の券売機を撤去 JR七尾線、利用は9月末まで 乗客基準満たせず、新紙幣対応が契機|経済|石川のニュース|北國新聞
            • 「小浜」変更論、収まらず 北陸新幹線延伸で沿線反発 敦賀開業、16日で半年|政治|全国のニュース|北國新聞

              本ページに記載の記事・写真などの無断転載を一切禁じます。著作権は北國新聞社またはその情報提供者に帰属します。

                「小浜」変更論、収まらず 北陸新幹線延伸で沿線反発 敦賀開業、16日で半年|政治|全国のニュース|北國新聞
              • 〈奥能登豪雨〉復興半ば、また崩落 本社記者ルポ 輪島・町野 目前で地滑り「もうダメか」|社会|石川のニュース|北國新聞

                「バリバリバリ」。竹が割れるような音が聞こえ、地響きとともに目の前の山が崩れ落ちた。21日午前、輪島市町野町の道路を車で走行している最中だった。異変を察知し、前方を走っていた車ともども巻き込まれずに済んだが、「もうダメか」と思うほどの恐怖を感じた。(能登支局長・新谷彰久) 午前9時ごろ、輪島市町野町曽々木へ向かおうと能登町宇出津の能登支局を出た。県道「宇出津・町野線」を走ること約30分、路上が土砂でふさがれていた。このまま進むのは危ないと思い、すぐさま引き返した。 しかし、帰りの道は倒木で通れず、再びUターンして町野方面へ。迂回路を探して町野川に架かる「谷内橋」を渡ると、今度は道路が冠水していて先に進めなかった。 あきらめて戻ろうとした矢先、目の前で土砂崩れが起こった。大量の土砂が大木を巻き込んで斜面を滑り落ち、路上をあっという間に埋め尽くした。 能登町へ戻る道が全て寸断され、近くにある町

                  〈奥能登豪雨〉復興半ば、また崩落 本社記者ルポ 輪島・町野 目前で地滑り「もうダメか」|社会|石川のニュース|北國新聞
                • 〈奥能登豪雨〉「元日に戻った気分」 津波被害の珠洲・宝立、また浸水|社会|石川のニュース|北國新聞

                  地震の深い傷跡が残る珠洲市の集落を、今度は猛烈な雨が襲った。若山川や鵜飼川など、市内にある大小の河川が次々と氾濫。津波や液状化現象の被害を受けた集落や田畑、道路が浸水した。市街地から山地を隔てて北側にある外浦側の集落は土砂崩れで完全に孤立したまま。「元日に戻った気分だ」。住民はぼうぜんと濁流を見詰めた。 地震で深刻な津波被害を受けた宝立地区では、宝立小中で8月末に閉鎖された避難所が再び開設され、約30人が身を寄せた。新設の仮設住宅へ22日に移る予定が、当面避難所暮らしが続くことになる住民もおり、運営責任者の多田進郎さん(69)は「せっかく明るい兆しが見えていたのに」と悔しがった。 氾濫した若山川流域の若山町は国道249号が各地で寸断された。若山地区区長会長の北風八紘さん(81)によると、若山小に避難した住民の中には「家は地震に耐えたのに、どうして今を失うことになるのか」と嘆く人もいたという

                    〈奥能登豪雨〉「元日に戻った気分」 津波被害の珠洲・宝立、また浸水|社会|石川のニュース|北國新聞
                  • 〈奥能登豪雨〉孤立集落3市町で計115カ所|社会|石川のニュース|北國新聞

                    石川県によると、奥能登豪雨で22日午後4時現在、孤立集落は輪島市99カ所、珠洲市13カ所、能登町3カ所の計115カ所となった。死者は珠洲市の1人、行方不明者は珠洲市と能登町が各1人のほか、安否不明者が輪島市の7人、珠洲市の1人で計8人。県が21日に公表した輪島市の行方不明者は無事が確認された。羽咋市以北の8市町に82カ所の避難所があり、1088人が身を寄せている。宝達志水町は避難所を解消した。 建物被害の全容は分かっていないが、能登半島地震による応急仮設住宅の団地9カ所で床上浸水が起きている。輪島塗の仮設工房も7室で床上浸水、31室で床下浸水が確認された。停電は奥能登4市町で計5190戸で発生している。 輪島市街や珠洲市の1738戸、能登町の仮設住宅の一部が断水している。断水が起きている市立輪島病院では、透析患者42人の一時的な転院先の調整を進めている。 道路は能越自動車道穴水インターチェ

                      〈奥能登豪雨〉孤立集落3市町で計115カ所|社会|石川のニュース|北國新聞
                    • 孤立集落、全て解消 奥能登豪雨1週間|石川のニュース|北國新聞

                      消防、警察に自衛隊、海保も加わって海岸で続いた安否不明者の大規模な捜索=27日午前8時10分、輪島市の塚田川河口付近 ●避難所に456人、関連死懸念 奥能登豪雨は発生から7日目の27日、輪島、珠洲両市に残っていた孤立集落が全て解消された。避難者は27カ所に456人おり、劣悪な衛生環境や心身の疲弊による災害関連死のリスクも懸念されている。豪雨による死者は11人。依然として4人の行方が分からず、警察や消防、海保などは海岸を重点に捜索に当たった。 馳浩知事は同日の石川県災害対策本部員会議の後、不明者の救助を急ぐとした上で「被災者が安心して生活できる環境を提供していく」と述べた。 28、29日は災害ボランティアを現在の1日105人から235人に増やし、輪島、珠洲、能登3市町で活動してもらう。輪島市の日本航空学園に地震対応で設けたボランティアの宿泊拠点は、今月末に閉鎖予定だったが延長して活用する。

                        孤立集落、全て解消 奥能登豪雨1週間|石川のニュース|北國新聞
                      • 〈奥能登豪雨〉輪島 99カ所、4370人孤立|社会|石川のニュース|北國新聞

                        石川県が22日に開いた奥能登豪雨の災害対策本部会議で、輪島市の坂口茂市長は、市内99カ所、2170世帯の4370人が孤立しているとした。仮設住宅は3団地229世帯で床上浸水、8団地734戸が床下浸水がした。馳浩知事は同日午後にも安否不明者の氏名を公表するとした。 珠洲市の上戸荷谷、大谷、宝達善野、唐笠の4カ所、能登町の北河内、棚畑の2カ所の計6カ所が孤立状態となっている。珠洲市東山中、寺家塩津、能登町柳田久田は解消した。 9市町が108カ所に避難所を開設し、1453人が身を寄せた。珠洲市の1738戸が断水しており、輪島市中心部でも発生しているが戸数は不明。奥能登4市町で計6200戸が停電している。 国道249号など17路線38カ所、能越自動車道は穴水インターチェンジ(IC)ーのと三井IC間が通行止めとなっている。 河川氾濫は13河川となった。輪島市2カ所で崖崩れ、輪島市と珠洲市各1カ所で土

                          〈奥能登豪雨〉輪島 99カ所、4370人孤立|社会|石川のニュース|北國新聞
                        • 〈奥能登豪雨〉中屋トンネルに20人閉じ込めと輪島市長|社会|石川のニュース|北國新聞

                          石川県が午後5時から開いた県災害対策本部員会議にオンライン参加した坂口茂輪島市長は、同市の国道249号中屋トンネルに20人が閉じ込められていると報告した。

                            〈奥能登豪雨〉中屋トンネルに20人閉じ込めと輪島市長|社会|石川のニュース|北國新聞
                          • 〈奥能登豪雨〉「一人にせんといて」「すまんな」 門前・田中さん 中屋トンネル周辺、土砂崩れ巻き込まれ|社会|石川のニュース|北國新聞

                            輪島市の国道249号中屋トンネル周辺で発生した土砂崩れに巻き込まれ、死亡が確認された田中松櫻(まつおう)さん(81)=輪島市門前町西円山=は、雨脚が強まる中、妻伊紗保(いさほ)さん(77)の制止を振り切って外出し犠牲になった。しばらくしても帰ってこない夫が倒れているのを自宅近くで見つけた妻。「一人にせんといて」。そう呼び掛ける声に「すまんな」「悪かったな」とか細く答えた田中さん。それが最期のやりとりになった。 伊紗保さんによると、21日午前9時15分ごろ、田中さんは降りやまない雨に「ちょっと見てくるわ」と外の様子を気にしだした。心配になった伊紗保さんは「危ないから行ったらダメや」と引き留めたが、そのまま白いヘルメットをかぶって出て行った。 自宅は山沿いを縫う国道249号そばにあり、雨脚はどんどん強まる。伊紗保さんは家の中から土砂が崩れる様子も目撃した。それでも「お父さんはどこかで雨をやり過

                              〈奥能登豪雨〉「一人にせんといて」「すまんな」 門前・田中さん 中屋トンネル周辺、土砂崩れ巻き込まれ|社会|石川のニュース|北國新聞
                            • 〈奥能登豪雨〉迫る濁流「出られない」 輪島・久手川、安否不明の中3女子|社会|石川のニュース|北國新聞

                              ●同級生に写真とメッセージ ●父「捜索続く限りここに」 激しい濁流が真下に迫っていた。奥能登を襲った豪雨で安否不明となっている輪島中3年の喜三翼音(きそはのん)さん(14)=輪島市久手川(ふてがわ)町=は21日午前9時47分ごろ、自宅の窓越しに撮影したとみられる写真を、同級生の男子に送っていた。画像とともに届いたのは「うちの家、もう出られないよ」とのメッセージ。その後、翼音さんの自宅は建物ごと流されたとみられ、連絡は途絶えた。 男子生徒は21日午前9時22分ごろ、スマートフォンから「おはよう」「雨すごいね」とのメッセージを翼音さんに送った。すると、翼音さんからは「やばくない?」などの言葉とともに、濁流や折れた木、壊れた建物などが写った画像が届いた。 翼音さんが思った以上に危険な状況にあると知り、男子生徒は「土砂がなくなるまで家から出られないじゃん」と送信。「たぶんそう?かも」との返信を最後

                                〈奥能登豪雨〉迫る濁流「出られない」 輪島・久手川、安否不明の中3女子|社会|石川のニュース|北國新聞
                              • 奥能登豪雨、1人死亡 10人不明、16河川氾濫 県内初の特別警報|石川のニュース|北國新聞

                                ●輪島121ミリ、珠洲84ミリ、観測史上最大 石川県内は21日、奥能登を中心に猛烈な雨が降り、気象庁は珠洲、輪島、能登の3市町に大雨特別警報を出した。県内での発表は初。1時間降水量は輪島で121ミリ、珠洲で84・5ミリと観測史上最大となり、16河川が氾濫した。珠洲市で男性1人が死亡、3市町で少なくとも10人が安否不明、能登町で2人が重傷。各地で住民が孤立し、能登半島地震の仮設住宅でも浸水被害が発生した。 ●仮設住宅でも浸水 珠洲市若山町広栗では午前10時40分ごろ、土砂崩れで倒壊した家屋に70代男性が取り残され、6時間後に救助されたが死亡が確認された。同市真浦町の垂水川に同市の70代男性が流され、海上保安部などが捜索している。輪島市、能登町でも各1人が行方不明になっている。 土砂が流出した輪島市の国道249号中屋トンネル付近では、作業員約60人のうち3人の安否が分からず、土砂に巻き込まれた

                                  奥能登豪雨、1人死亡 10人不明、16河川氾濫 県内初の特別警報|石川のニュース|北國新聞
                                • 6人死亡、不明8人  奥能登豪雨、孤立集落115カ所|社会|石川のニュース|北國新聞

                                  奥能登を襲った豪雨から一夜明けた22日、輪島市で高齢の男性1人と女性2人の死亡が確認された。増水した河川や倒壊家屋の中から見つかり、このうち2人は安否不明の80代男性と83歳女性の可能性があり、石川県警が身元を調べている。輪島市の国道249号中屋トンネル付近では、男性2人の死亡も確認された。豪雨による死者は計6人となった。珠洲と輪島、能登の3市町で少なくとも8人が不明。道路寸断による孤立集落は3市町で計115カ所に上り、県などが復旧を急いでいる。 輪島市町野町南時国で22日、倒壊した家屋の下敷きになった高齢女性が心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認された。奥能登広域圏事務組合消防本部は安否不明になっている米澤辰子さん(83)とみて調べている。 同町寺地では同日、氾濫した町野川沿いの樹木に高齢女性が引っかかっているのが見つかり、同市の塚田川でも高齢男性が救助されたが、いずれも死亡が確認された

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                                  • 〈奥能登豪雨〉新たに交通誘導員1人不明 輪島・中屋トンネル|社会|石川のニュース|北國新聞

                                    国土交通省能登復興事務所は22日、作業員3人が安否不明になっている輪島市の国道249号中屋トンネル周辺で、新たに交通誘導員1人の安否が不明であることが判明したと発表した。トンネル周辺での安否不明者は4人となった。警察と消防が捜索を続けている。 同事務所によると、トンネル周辺では21日朝から作業員約60人が能登半島地震の復旧工事に当たっており、作業員4人と連絡が取れなくなった。その後、1人の安否が確認された。元請けの工事業者が改めて全ての作業員の安否を確認したところ、交通誘導員1人と連絡が取れないことが判明した。

                                      〈奥能登豪雨〉新たに交通誘導員1人不明 輪島・中屋トンネル|社会|石川のニュース|北國新聞
                                    • 旧国鉄型列車の運転士を体験 北陸急行保存会、実物部品で運転台を再現 小松で披露、家族連れ満喫|地域|石川のニュース|北國新聞

                                      ●景色も動き、リアルさ満載 県内の鉄道愛好者でつくる北陸急行保存会は22日までに、旧国鉄型列車の運転台を再現した運転シミュレーターを手作りした。速度計やハンドルなど実際の部品を使って完成させたシミュレーターで、前進させる操作をすると、テレビ画面にCGで描かれた運転台からの景色も動く仕組み。運転体験の機会を無料で提供し、鉄道の歴史を語り継ぐきっかけにしていこうと、小松市でのイベントで初めて披露した。 運転シミュレーターを作ったのは、保存会メンバーの会社員河崎貴也さん(22)=津幡町北中条=と会社員芦崎天音(てのん)さん(23)=金沢市太陽が丘3丁目=。かつて                                                                                                                       

                                        旧国鉄型列車の運転士を体験 北陸急行保存会、実物部品で運転台を再現 小松で披露、家族連れ満喫|地域|石川のニュース|北國新聞
                                      • 〈奥能登豪雨〉父「早く抱きしめたい」 中3女子、家ごと流され 輪島・久手川|社会|石川のニュース|北國新聞

                                        ●電話で「逃げる場所ない」 「どうか生きていて」。能登半島を襲った豪雨で4人が安否不明となった輪島市久手川(ふてがわ)町では22日、消防による捜索活動が行われ、家族が祈るように見守った。塚田川が氾濫し、家ごと押し流されたとみられる輪島中3年の喜三翼音(きそはのん)さん(14)の父鷹也(たかや)さん(42)は「早く会いたい。抱きしめたい」と声を絞り出した。 21日は普段通りの朝だった。長男の翔杏(しあん)さん(13)がサッカーの練習試合で外出し、鷹也さんは午前7時半に勤務先の製材所へ。妻の紗菜(さな)さん(25)と次女の桜音(みおん)ちゃん(1)は保育所の行事に出掛け、塚田川沿いの家に残ったのは2階の自室で寝ていた翼音さんだけだった。 雨脚が強まる中、鷹也さんは職場で「久手川が大変なことになっとる」と聞かされ、午前9時43分ごろに翼音さんのスマホに連絡した。ビデオ通話で翼音さんは、窓の下に押

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                                        • 現状の高さで堤防復旧 「最大級津波頻度まれ」県が方針 〈1.1大震災〉|社会|石川のニュース|北國新聞

                                          石川県は6日、能登半島地震で損傷した堤防について、現状の高さで復旧を進める方針を決めた。同地震による津波の痕跡は珠洲市寺家の5メートルなど各地で最大クラスを記録したが、発生頻度は極めて低いと評価。一定の頻度で発生する津波を前提に、震災前に設定した高さを維持することにした。 県は2011年の東日本大震災を機に、発生頻度が極めて低いものの甚大な被害を出す津波と、数十年~百数十年間隔で発生し大きな被害を出す津波に分けて対策を準備。堤防を含む海岸保全施設は、頻度が比較的高い津波に備えて整備することとしている。 6日、県庁で開かれた県海岸設計津波検討会では、能登半島地震の津波を、極めて頻度が低い方の津波と判断。一定頻度での発生を前提として設定した水位については見直さないことに決めた。 会合では、土木学会が5月にまとめた津波の痕跡データが示された。最大級の津波と評価されたのは珠洲市寺家のほか、能登町白

                                            現状の高さで堤防復旧 「最大級津波頻度まれ」県が方針 〈1.1大震災〉|社会|石川のニュース|北國新聞
                                          • 片言の日本語、外国人か 野々市・強盗、被害額は数十万円以上|社会|石川のニュース|北國新聞

                                            26日夜、野々市市御経塚2丁目のブランド中古品買取店「ブランドオフ御経塚店」で起きた強盗事件で、犯人の男が片言の日本語で店員を脅して現金を奪ったとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。被害額は少なくとも数十万円に上ることも判明。白山署は、外国人の犯行の可能性があるとみて犯人の特定を急いでいる。 捜査関係者によると、男は閉店作業をしていた50代女性店員に包丁のような刃物を突きつけ、「金を出せ」などと脅した。店員は片言の日本語に違和感を持ったという。 白山署などによると、男は身長170センチほどの細身で、白っぽいシャツと黒っぽいズボンを着用していた。男は正面入り口から店に入り、現金を奪うと、数分以内に入り口から走り去った。事件当時、女性店員は1人で勤務していた。 同署は、聞き込みや現場周辺で収集した防犯カメラを解析し、犯人の逃走手段や経路を調べている。 野々市市教委は27日、市内

                                              片言の日本語、外国人か 野々市・強盗、被害額は数十万円以上|社会|石川のニュース|北國新聞
                                            • 〈奥能登豪雨〉前後に土砂「背筋凍った」 輪島の中屋トンネル 交通誘導員・堂口さん救助|社会|石川のニュース|北國新聞

                                              複数人が安否不明となっていた輪島市の国道249号中屋トンネルでは22日、雨が上がった昼ごろに捜索活動が再開され、交通誘導員の堂口英司さん(74)=志賀町里本江=が救助された。堂口さんは「前も後ろも土砂崩れで身動きできなかった。寒いし怖かった」と極限状態を振り返った。 堂口さんは21日午前9時からトンネル付近で通行車両を誘導していた。大雨で業務が中止となり、自家用車で少し移動したところで、バキバキと木が折れる音と地鳴りがし、前後を崩れてきた土砂に挟まれたという。「背筋が凍った。間一髪だった」と声を震わせた。 ●傘差し一夜、携帯使えず 車が土砂に埋まりそうだったため、21日は車外に出て一夜を明かした。雨の中、傘を差し、仕事で使う誘導灯を手に助けを待ったという。「携帯は使えず、女房にも連絡できないし、死ぬほど心配しとったと思う。不安でさみしかった」と堂口さん。口にしたのは、妻が持たせてくれたおに

                                                〈奥能登豪雨〉前後に土砂「背筋凍った」 輪島の中屋トンネル 交通誘導員・堂口さん救助|社会|石川のニュース|北國新聞
                                              • 新幹線の「舞台裏」見学 白山総合車両所 5年ぶり一般公開|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                北陸新幹線車両の整備・点検などを行う白山総合車両所(白山市)が21日、5年ぶりに一般公開され、鉄道ファンや家族連れら約3千人が普段目にすることができない新幹線の「舞台裏」に触れた。 一般公開は新型コロナの感染防止で中止が相次ぎ、開催は2019年以来。6回目となる今年はモーターやブレーキなどの機能を備えた台車を押す体験などが初めて企画された。約7トンの台車を1人で動かした野々市市御園小1年の村新(むらあらた)さん(7)は「とても重たかったけど動かすことができてうれしかった。好きな新幹線を近くで見られて楽しい」と声を弾ませた。 約40トンの先頭車両を大勢で引っ張る綱引きや側引戸の開閉体験などが人気を集めた。除雪作業車や車両移動機も展示された。開会式で太田健一郎所長、田村敏和白山市長があいさつした。

                                                  新幹線の「舞台裏」見学 白山総合車両所 5年ぶり一般公開|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                • 能登復興へ「着々寸進 洋々万里」 本社記者が見た石破新総裁|政治|石川のニュース|北國新聞

                                                  自民党の新総裁に決まった石破茂氏は16日、候補者の公開討論会で石川を訪れていた。ダメ元で単独取材を申し込んだところ快く応じ、「一歩ずつ前に進んでいきましょう。そうすると大海原のように未来が開けていきますよ、という意味らしいです」と言い添え、色紙に「着々寸進(ちゃくちゃくすんしん) 洋々万里(ようようばんり)」と能登復興への思いをしたためた。地方の苦悩や、自ら「最後の挑戦」とした総裁選出馬の理由についても、初対面の記者に約20分にわたって熱く、ざっくばらんに語った。(政治部・若村俊) 1986年の衆院選に当時最年少の29歳で初当選した石破氏。銀行員から政界に身を投じるきっかけとなったのは田中角栄元首相の誘いだった。その際、角栄氏からもらった「末ついに海となるべき山水もしばし木の葉の下くぐるなり」の言葉を大切にしており、同じような意味を持つ「着々寸進 洋々万里」を座右の銘にしているそうだ。 ●

                                                    能登復興へ「着々寸進 洋々万里」 本社記者が見た石破新総裁|政治|石川のニュース|北國新聞
                                                  • 青森放送元アナウンサーの男逮捕 電車内でわいせつ疑い|全国のニュース|北國新聞

                                                    兵庫県警葺合署は11日、電車内で女性にわいせつな行為をしたとして不同意わいせつの疑いで、放送作家の境祐貴容疑者(29)=神戸市=を逮捕した。所属事務所によると、容疑者は青森放送の元アナウンサー。 逮捕容疑は10日午前8時~同25分ごろ、JR東海道線神戸―大阪間を走行中の電車内で、女性(26)の尻を後ろから触った疑い。署によると「よく同じ電車で一緒になるが、その時に手が触れてしまったかもしれない」と容疑を否認している。 10日に女性が県警鉄道警察隊に「2カ月前から同じ電車で同じ男に30~40回お尻を触られた」と相談した。

                                                      青森放送元アナウンサーの男逮捕 電車内でわいせつ疑い|全国のニュース|北國新聞
                                                    • 進次郎氏「父譲りで決断速い」 自民総裁選、森元首相に聞く 16日に金沢で討論会|政治|石川のニュース|北國新聞

                                                      自民党総裁選の公開討論会が金沢市内で行われる16日を前に、森喜朗元首相が北國新聞社のインタビューに応じ、小泉進次郎元環境相について「父親(小泉純一郎元首相)譲りで決断が速い」と評価し、総裁選で支持する考えを示した。一方で、かつて自身が会長を務めた旧安倍派の議員については「支援する候補はバラバラになっている。それが派閥を解消した何よりの証しだ。私からだれかを支援するよう指示することはない」と述べ、同派の石川選出議員に対して思うところを語った。 ⇒詳しくはコチラ

                                                        進次郎氏「父譲りで決断速い」 自民総裁選、森元首相に聞く 16日に金沢で討論会|政治|石川のニュース|北國新聞
                                                      • 〈奥能登豪雨・続報〉珠洲市で1人死亡 奥能登3市町で不明3人、重傷2人|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                        石川県や各市町によると、能登北部の大雨で珠洲市の1人が亡くなった。21日午後4時現在で、輪島、珠洲、能登の各市町で1人ずつが行方不明となっている。坂口茂輪島市長は午後5時の県災害対策本部員会議で「市内の10人が行方不明になっている」と明らかにした。 このほか、能登町では重傷者2人も確認された。いずれも北河内地区とみられる。 珠洲市の4カ所(上戸名荷谷、大谷西谷、東山中、寺家塩津)が孤立し、現時点で約700世帯が救助を待っているという。このほか、能登町で2カ所(北河内、柳田久田)、輪島市でも孤立が発生している。 道路の通行止めは、能越自動車道穴水インターチェンジ(IC)―のと里山空港IC間に加え、国道249号など18路線37カ所で発生。県によると、輪島市内へのアクセス道路はほぼ寸断され、門前地区へのルートを除き、全て通行できない。 輪島、珠洲、能登3市町の16河川が氾濫。建物では各市町で多数

                                                          〈奥能登豪雨・続報〉珠洲市で1人死亡 奥能登3市町で不明3人、重傷2人|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                        • 入店直後、片言で「金を出せ」 野々市強盗、被害70万円|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                          26日夜、野々市市御経塚2丁目のブランド中古品買取店「ブランドオフ御経塚店」で起きた強盗事件で、犯人の男が入店直後に店員を刃物で脅して現金を奪い、走り去ったとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。男は片言の日本語を話し、被害額は約70万円に上ることも判明。白山署と石川県警は外国人による犯行の可能性も含めて、120人態勢で行方を追っている。 捜査関係者によると、男は正面入り口から店内に入り、閉店作業をしていた50代女性店員に包丁のような刃物を突きつけ、「金を出せ」と脅した。奪った現金は持参したかばんの中に入れ、そのまま入り口から走り去った。閉店間際を狙った計画的な犯行の可能性もあるという。 白山署などによると、男は身長170センチほどの細身で、白っぽい半袖シャツと黒っぽいズボン、帽子を着用。事件当時、女性店員は1人で勤務していた。 同署は27日、発生時間に合わせて現場周辺で車両

                                                            入店直後、片言で「金を出せ」 野々市強盗、被害70万円|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                          • 〈奥能登豪雨〉孤立集落解消進む 7地区16カ所に|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                            石川県は25日の災害対策本部員会議で、輪島、珠洲、能登3市町の孤立集落が前日の12地区46カ所から7地区16カ所に減少したと報告した。土砂崩れなどで通行止めとなっていた道路の復旧作業が進んだためで、輪島市の南志見、大屋、河原田、浦上、本郷は解消した。孤立している住民は157人となった。 24、25日は40人態勢だった災害ボランティアは26日、輪島市宅田第2仮設住宅40人、同市門前地区の福祉施設40人、能登町柳田地区の被災家屋25人の計105人態勢に倍増する。 国道249号など県管理道路の通行止めは19路線34カ所。避難所は輪島、珠洲、能登3市町の31カ所に開設され、514人が身を寄せた。

                                                              〈奥能登豪雨〉孤立集落解消進む 7地区16カ所に|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                            • 「山津波」集落のみ込む 輪島・町野町、家つぶれ流木大量 〈奥能登豪雨・本社記者ルポ〉|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                              ●「心が折れても生きるしか」 「山津波」とも呼ばれる土石流の猛威を見せつけられた。奥能登を襲った豪雨で、住民3人の犠牲が確認された輪島市町野町。23日、現地の集落に足を運ぶと、押しつぶされた家屋がたたずみ、至る所に流木が積み重なっていた。「もう心が折れそう」。能登半島地震からの復興を目指して進んできた住民は途方に暮れていた。 住民によると、町野町では土石流が起きたとみられ、山裾の集落は土砂や濁流にのみ込まれた。 「目の前で家が流されてったんや。ここの地形も変わってしまった。おとろしかった」。町野町南時国の大和寿子さん(78)は声を震わせた。高台にある大和さんの自宅から集落を見下ろすと、基礎ごと流された家には、おびただしい量の木が流れ込んでいた。 大和さんによると、集落は元日の地震でも被害を受けたが、倒壊を免れた家屋が比較的多かった。「みんなで『さあこれから家を直して、頑張らんなん』と励まし

                                                                「山津波」集落のみ込む 輪島・町野町、家つぶれ流木大量 〈奥能登豪雨・本社記者ルポ〉|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                              • 〈奥能登豪雨〉中屋トンネルで交通誘導員1人救助|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                                輪島市門前町の中屋トンネル付近で22日、安否不明となっている4人のうち、交通誘導員の男性1人が救助された。自衛隊や消防、警察は残る3人の捜索、救助活動を続けている。

                                                                  〈奥能登豪雨〉中屋トンネルで交通誘導員1人救助|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                                • 「唯一無二」父の思い込め 24歳大の里が大関昇進、力強く口上|スポーツ|石川のニュース|北國新聞

                                                                  大関昇進伝達式を終え、騎馬の上でガッツポーズする大の里=25日午前11時10分、茨城県阿見町の二所ノ関部屋 ●「相撲協会の顔」に感慨 すさまじい勢いで番付を駆け上がり、相撲どころ石川から24歳の大器が看板力士の仲間入りを果たした。25日、大相撲の新大関大の里が誕生。茨城県阿見町の二所ノ関部屋で行われた昇進伝達式で力強く口上を述べ、会見では「唯一無二」の口上に父の思いを込めたことを明かした。 大関昇進正式決定の吉報は午前9時ごろに部屋に届いた。口上の文言は新潟・海洋高時代の恩師に相談した。 大の里に相撲を手ほどきした父中村知幸さん(48)から「唯一無二になってくれ」と言われ、父の思いを込めてこの言葉となったという。「他に類を見ない、このような人は現れないというくらいのお相撲さんになりたい」と語った。 家族も晴れ姿を見守った。孝行息子は「横綱、大関は相撲協会の顔。一日も早くなりたいという思いで

                                                                    「唯一無二」父の思い込め 24歳大の里が大関昇進、力強く口上|スポーツ|石川のニュース|北國新聞
                                                                  • 関西客3割減の衝撃 金大の調査 「早く大阪へ」声強まる 〈北陸新幹線・延伸半年を考える〉(1)|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                                    ●乗り換えネック「ツアー組みにくい」 「関西からの客入りは伸びていないと感じていたが、まさかここまでとは」。金沢のホテル関係者は驚きを隠さなかった。北陸新幹線の敦賀延伸後に金大の研究者が調査したところ、関西から金沢駅に来た人数が延伸前と比べ、3割減ったとの結果が出たのだ。16日で延伸から半年。新幹線が延びたことで石川県にプラスがあった一方、マイナスも生じている可能性がある。(経済部・齋藤圭祐) 調査は金大の藤生(ふじう)慎准教授(交通計画)らが実施した。今年3~9月に関西2府5県から金沢駅を訪れた人数を調べた結果、延伸前の昨年同期と比べ31・2%減っていた。 ●駅の位置情報利用 調査はスマートフォンの位置情報を利用し、移動人数を推計する手法であり、関西客の実数を示すものではないが「3割減」は観光関係者に衝撃を与えて余りある。 減少の要因は何か。金沢ニューグランドホテルの担当者は「乗り換えや

                                                                      関西客3割減の衝撃 金大の調査 「早く大阪へ」声強まる 〈北陸新幹線・延伸半年を考える〉(1)|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                                    • 奥能登に大雨特別警報 輪島1時間121ミリ 線状降水帯発生、観測史上最大|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                                      ●輪島、珠洲、能登町の2万1458世帯避難指示 ●12河川氾濫、1人不明 21日の石川県内は午前9時ごろに線状降水帯が発生、能登北部で大雨となり、気象庁は午前10時50分、5段階の警戒レベルのうち最高の大雨特別警報を輪島市、珠洲市、能登町に出した。1時間降水量は輪島で121ミリ、珠洲で84・5ミリと観測史上最大を記録、3市町の計2万1458世帯に避難が指示された。12河川が氾濫、土砂崩れが相次ぎ、輪島市で1人が行方不明となっている。県は自衛隊に災害派遣を要請した。 ●仮設住宅に床上浸水 記録的短時間大雨情報が相次ぎ発表された。珠洲と輪島では3時間、6時間、12時間、24時間、48時間、72時間の降水量も観測史上最大を更新した。 県によると、輪島市で1人が行方不明。県警によると、同市で1人が生き埋めとなっているとの情報があり、同一かは分からない。 各地で河川が氾濫し、輪島市、珠洲市、能登町で

                                                                        奥能登に大雨特別警報 輪島1時間121ミリ 線状降水帯発生、観測史上最大|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                                      • 再興の象徴、2品種採用 わくら千年桜プロジェクト、1日植樹式 ヤエベニオオシマとミクルマガエシ|地域|石川のニュース|北國新聞

                                                                        七尾市和倉温泉を桜で彩る「能登半島復興 わくら千年桜プロジェクト」で、10月1日の植樹式に2種類の品種が採用される。湯(ゆ)っ足(た)りパークには塩害に強いヤエベニオオシマ、大正天皇が滞在した国登録文化財「御便殿(ごべんでん)」がある曹洞宗(そうとうしゅう)青林寺の周辺には、後水尾天皇が美しい花に見とれたことが名前の由来であるミクルマガエシを植樹し、和倉復活と能登再興のシンボルにする。 当日は市制施行20周年に当たり、茶谷義隆市長や蓮實進日本さくらの会理事長、和倉温泉の関係者らが足湯施設がある「湯っ足りパーク」に60本を植える。和倉小5、6年生、和倉こども園の年長児も協力し、和みの丘公園、中町公園に計40本の苗木を植樹する。 プロジェクトは北國新聞社が特別協力し、市や和倉温泉の観光協会、旅館協同組合、商店連盟の代表ら13人の委員で実行委員会を構成している。毎年、植える桜を増やして将来的に千

                                                                          再興の象徴、2品種採用 わくら千年桜プロジェクト、1日植樹式 ヤエベニオオシマとミクルマガエシ|地域|石川のニュース|北國新聞
                                                                        • 靴見つかり、奇跡信じ 奥能登豪雨、輪島・久手川の中3女子 1キロ先の海岸から|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                                          ●家族や友人ら捜索見守る 3人が安否不明となっている輪島市久手川(ふてがわ)町で24日、住宅ごと押し流されたとみられる輪島中3年の喜三翼音(きそはのん)さん(14)の靴が自宅から約1キロ離れた塚田川河口付近の海岸で見つかった。父の鷹也(たかや)さん(42)は「本人の持ち物が見つかってよかった。無事を信じている」と声を絞り、早期救出を願った。 見つかったのは冬場の通学に使っている学校指定の靴の左足側で、げた箱に保管していた。かかと部分に「キソ」と書かれていた。午前11時半ごろ、捜索に協力していた鷹也さんの友人が発見。鷹也さんは「自分のことのように探してくれた」と感謝した。 祖父の誠志(さとし)さん(63)も「奇跡を信じている」と翼音さんの無事を祈った。輪島塗職人で、輪島朝市に店を構えていた誠志さんは「朝市のメンバーにも信頼されるよくできた孫。もう一度、一緒に店に立ちたい」と涙ながらに語った。

                                                                            靴見つかり、奇跡信じ 奥能登豪雨、輪島・久手川の中3女子 1キロ先の海岸から|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                                          • メダリスト泥かき奮闘 週末ボランティア続々 剣をスコップに、フェンシング3選手 〈奥能登豪雨〉|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                                            ●パリ五輪応援のお返し「ずっと来たかった」 奥能登豪雨の発生から1週間となる週末の28日、石川県内外から大勢のボランティアが被災地に入り、民家や事業所などで災害廃棄物の運び出しや土砂の撤去に精力的に当たった。甚大な被害を受けた輪島市町野町には、今夏のパリ五輪で日本を沸かせたフェンシングのメダリスト3選手も志願して参加し、地震、豪雨と2度の災害に見舞われた被災者を元気づけた。 輪島市町野町を訪れたのは、東京大会の金メダルに続いて「銀」を獲得した見(み)延(のべ)和靖選手(37)と、団体「銅」の江村美咲(25)と菊池小巻(27)の両選手。同町粟蔵の商店「岡田百貨店」などで活動した。 3人は泥だらけになりながら商品の運び出しや泥のかき出しなどに精力的に当たり、他のボランティアがメダリストと気付かないほどだった。 パリ五輪の開会式で旗手を務めた江村選手は「五輪前からずっとボランティアに来たかった。

                                                                              メダリスト泥かき奮闘 週末ボランティア続々 剣をスコップに、フェンシング3選手 〈奥能登豪雨〉|社会|石川のニュース|北國新聞
                                                                            • 〈自民総裁選2024〉「能登不足」の論戦に不満 金沢で討論会、9氏そろい踏みには歓声|政治|石川のニュース|北國新聞

                                                                              ●「全員の意見聞きたかった」 次期首相を狙う面々がそろい踏みした会場は、大歓声と拍手に包まれた。16日、金沢市内で開かれた自民党総裁選の公開討論会。9候補は用意されたテーマごとに熱のこもった主張を展開し、独自色をアピールした。ただ、石川開催にもかかわらず、能登半島地震に関する主張は少なめで、中には全く言及しない候補も。被災地から訪れた来場者は「寂しい」「もっと復興についての意見が聞きたかった」と話し、「能登不足」の論戦に物足りなさをにじませた。 会場には討論会の30分以上前から大勢の人が集まり、開始を待ちわびた。午後0時50分すぎ、高市早苗、小林鷹之、林芳正、小泉進次郎、上川陽子、加藤勝信、河野太郎、石破茂、茂木敏充の9氏が姿を見せると、来場者は一斉にスマートフォンを向け、カメラのシャッターを切った。 各氏は冒頭のあいさつで、地震の犠牲者や被災地に対するお見舞いの言葉を述べた。その上で、総

                                                                                〈自民総裁選2024〉「能登不足」の論戦に不満 金沢で討論会、9氏そろい踏みには歓声|政治|石川のニュース|北國新聞
                                                                              • 現職選対が正式発足 茶谷氏「市民一丸で復旧を」 七尾市長選|地域|石川のニュース|北國新聞

                                                                                10月20日告示、27日投開票の七尾市長選で、現職茶谷義隆氏の選対本部が16日、発足した。ポートサイド七尾で拡大選対会議が開かれ、約50人が支援拡大へ結束を固めた。市議18人のうち8人が役員に名を連ね、茶谷氏は「市民一丸で七尾を復旧復興させ、前に進めるために力を貸してほしい」と呼び掛けた。 現時点で顧問に近藤和也衆院議員や武元文平元市長、相談役に和田内幸三県議が就いた。市議会第2会派「新政会」の3氏と無会派4氏、「市民クラブ」の1氏が役員に入った。 選対本部長の永崎陽氏は「相手が見えなくても準備を着実に進めたい」とあいさつ。22日に事務所を開設することを確認し、ガンバロー三唱した。 ●西田、清水氏に役員就任要請 市長選を巡っては、西田昭二総務政務官や清水真一路県議に連なる市議らが対抗馬の擁立を探っている。会議では西田氏と清水氏にもそれぞれ顧問、相談役の就任を要請していることが報告された。現

                                                                                  現職選対が正式発足 茶谷氏「市民一丸で復旧を」 七尾市長選|地域|石川のニュース|北國新聞
                                                                                • 〈奥能登豪雨〉仮設泥まみれ「とても住めない」 輪島、珠洲 途方に暮れ後片付け|社会|石川のニュース|北國新聞

                                                                                  雨が上がった22日午後、輪島市内では、被災者が自宅の後片付けを進めた。床上浸水の被害が出た宅田町の仮設住宅団地では、住人が悪臭に眉をひそめながら貴重品などを持ち出し、「とても住めない」と今後の暮らしに不安を募らせた。 同町の仮設住宅に住む東野光雄さん(62)は、室内が高さ約60センチまで水につかり、床は泥だらけに。親戚の家に住まわせてもらうことになり、引っ越しのため布団などを車に積んだ。 東野さんは鳳至町の自宅が元日の地震で半壊、仮設住宅に移ったばかりで、次女の綾乃さん(34)は「地震後に新しく買いそろえた物が全部なくなり、ショックが大きい」と涙ぐんだ。 橋本直樹さん(74)は妻の香代子さん(69)とともに仮設住宅に戻り、「泥を拭いても生活できない」と途方に暮れた。2人は小学校の避難所に身を寄せており、香代子さんは「また避難所で生活するとは思わなかった」と話した。 珠洲市でも、上戸小グラウ

                                                                                    〈奥能登豪雨〉仮設泥まみれ「とても住めない」 輪島、珠洲 途方に暮れ後片付け|社会|石川のニュース|北國新聞