東京都調布市の東京外かく環状道路(東京外環道)トンネル工事ルート上にある住宅街で起きた道路陥没現場付近で、新たに地中の空洞が見つかったと東日本高速道路(NEXCO東日本)が22日、発表した。NEXCO東日本は「工事と空洞の因果関係は現時点では不明」とし、原因調査を続けながら空洞を埋め戻す準備に入った。陥没現場付近で空洞が見つかったのは2カ所目。
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最大全長25m、大型トラックのトレーラーを2台つないだ「ダブル連結トラック」の走行可能区間が大幅に拡充されます。目前に迫った物流の転機に向けて、ニーズが高まっているようです。 まもなく当たり前の光景になる? 「ダブル連結トラック」 1台のトラクターで大型トラックのトレーラー2台をつないだ「ダブル連結トラック」が、まもなく一般的なものになりそうです。国土交通省が走行可能路線の拡充を予定しており、同省道路経済調査室によると、2022年11月にも通達改正がなされる見込みだといいます。 拡大画像 ダブル連結トラック。西濃運輸の例(西濃運輸Twitterより)。 通常の大型トラックは全長約12mで、これを超える車両を走行させるには、ルートを国に申請し、特殊車両通行許可を取得する必要があります。「ダブル連結トラック」の取り組みは、この特車許可の基準を全長21mから最大25mに緩和するもの。2016年度
シールドの補修には半年ほどかかる見込みです。 下に張り出した鋼材にカッターが接触 拡大画像 大泉JCT付近。関越側から事業用地内で掘進を再開していたシールドマシンが再停止した(画像:東京外かく環状国道事務所)。 NEXCO東日本関東支社は2022年4月28日(木)、外環道「関越~東名」区間における本線トンネル工事でシールドマシンが停止した件について、続報を発表しました。 外環道の工事を巡っては、2020年10月、東名側から掘り進めていたトンネルの地表で陥没が発生し、1年以上にわたり工事がストップしていましたが、NEXCO東日本は2022年2月25日から関越側、大泉JCT付近の事業用地内にてシールドマシンの掘進を再開していました。しかし今回、再度の停止となりました。 停止に至った事象は、シールドマシンのカッターが、地中壁の鋼材に当たって損傷したことです。この地中壁は、本線トンネルと大泉ランプ
東京外郭環状道路(外環道)の大深度地下トンネル掘削で陥没した東京都調布市の地盤の補修工事が、付近を流れる川で気泡が発生したとして中断されたことが、東日本高速道路への取材で分かった。この気泡と工事との関連が疑われるためで、東日本高速が調査する方針。住民からは「工事が周囲の地盤を壊しているのでは」と不安の声が出ている。 付近では2020年10月以降、地面の陥没や地中の空洞を計4カ所確認。地下40メートル以深の大深度をシールドマシンで掘削した影響とされ、一帯でも地盤の緩みが確認されたため、東日本高速は今年8月、補修材を圧縮空気とともに地中に送り込む工事に着手した。 今月2日になって現場の建設会社職員が、施工地点の東側を流れる入間川の水面1カ所で気泡を発見。この日は補修範囲のうち2カ所で作業し、気泡が見つかった地点からはそれぞれ約20メートル、80メートルほど離れていた。作業を終えると気泡は止まっ
首都圏の環状道路の1つ「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事の影響で陥没した道路の周辺の住民が申し立てた仮処分について、東京地方裁判所は「具体的な再発防止策が示されていない」などとして国と東日本高速道路などに一部区間の工事の中止を命じる決定をしました。陥没が見つかった地域では工事が中断されていますが、陥没した現場を含む一部の区間は同じ工法では再開できなくなりました。 工事の中止が命じられたのは、東京外かく環状道路=通称「外環道」の東名ジャンクションから中央ジャンクション付近までのおよそ9キロの区間です。 外環道では東京 世田谷区と練馬区を結ぶ16キロの区間で地下の掘削工事が進められていましたが、おととし10月に東京 調布市で道路の陥没が見つかり東日本高速道路は工事を中断しました。 仮処分は陥没が起きる5か月前に建設予定地の周辺住民たちが申し立て「シールドマシン」という巨大な掘削機で地下深
外環道の大泉IC~和光北IC間を走っていると、追越車線側の路肩が妙に狭く、白い壁がすぐ近くまで迫っていることがわかります。トンネル部ではかなりスペースをとり、延々と続いている“壁”、これは何なのでしょうか。 拡大画像 外環道外回り和光IC付近。右側に白い壁がある(ドライブレコーダー)。 その壁は、外回り(北行)ならば大泉ICの料金所に差し掛かってすぐのところから続いています。外回りは和光北ICまで片側3車線ですが、右車線側の路肩が明らかに狭く、トンネル部では断面に対して右側部分が塞がれていることがわかります。内回りも同様です。 和光北ICに近づくと、この壁は下側を持ち上げるようにだんだんと高くなっていき、トンネルの上をまたいでいます。和光北ICに併設する新倉PAのランプでは、連続する門型の支柱の上に先ほどの壁が、ここでは高架橋にように続き、PAをすぎると、ランプと本線の間を抜けて一気に“下
追越車線を走っていたはずが、車線移動をしていないのに、気づくと走行車線を走っている――そんな車線運用が外環道で見られます。これで渋滞を減少させました。 追越車線を走り続けるのはダメ! 言っても聞かない? ならば… 右側の追越車線を走っていて、車線移動をしていないのに、いつの間にか左側の走行車線を走っていた――外環道の一部区間で、そんな不思議な“現象”が見られます。もちろんこれは、人為的な車線運用によるものです。一体どういうことなのでしょうか。 拡大画像 外環道内回り、大泉JCT手前。案内標識は「どちらの車線も関越道へ行ける」ことを明示している(乗りものニュース編集部撮影)。 この現象が起こるのは、内回りの和光北ICから和光ICにかけてです。 内回りは和光北ICの入口が合流した後で2車線から3車線になります。しかしこのとき、車線が増えるのは「右側」、つまり追越車線が新たに現れます。 3車線と
再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電の事業者を選定する公募ルールの変更案を見たとき、最初に頭に浮かんだのは、東京外かく環状道路(外環道)の入札だった。洋上風力の公募ルールで新たに導入する落札制限の発想が、外環道の本線シールドトンネル工事の入札で採用した「一抜け方式」と似ていると思ったからだ。 一抜け方式とは、一定の条件を満たす複数の工事を同時に発注する場合、同じ日に時刻をずらして複数の入札を実施し、先に落札した参加者がその後の案件を受注できないようにする仕組みだ。落札者は次の入札に参加できないため、受注できる案件は1つに限られる。主に、地場の中小建設会社の保護・育成を図る自治体が、発注工事の入札に取り入れている。 一抜け方式は、一種の落札制限といえる。しかし裏を返せば、例えば3件の入札に3者が参加する場合、各参加者はどれか1つを必ず受注できる。「はずれなしの宝くじ」と揶揄(やゆ)されるゆえ
東京 調布市の住宅街で去年10月以降、陥没や地下の空洞が相次いで見つかった問題で、地下のトンネル内の様子が工事の中断後、初めて報道陣に公開されました。 原因とみられる大型重機が掘削していた現場は、安全の確保を理由に公開されませんでした。 調布市の住宅街で去年、相次いで見つかった道路の陥没や地下の空洞は、地下深くで行われていた「東京外かく環状道路」=「外環道」のトンネル掘削工事で起きた地盤の緩みが原因とされています。 現場の掘削工事はすべて中断していますが、16日、問題が発生した場所から南におよそ1キロの地点で、トンネル内の様子が初めて報道陣に公開されました。 直径15メートルほどのトンネルは、「セグメント」と呼ばれる長さ4メートルほどのコンクリート製のパーツを組み上げて補強していて、工事が再開されれば道路を舗装する作業が行われるということです。 トンネルの掘削はシールドマシンと呼ばれる巨大
18日正午すぎ、東京都調布市東つつじケ丘2の住宅街で、通行人から「道路が陥没し、穴が開いている」と110番があった。警視庁調布署の署員が現場に駆けつけると、市道に幅5メートル、長さ3メートル、深さ5メートルほどの穴が開いていた。近くの住民らによると、午前8時ごろから陥没が始まり、午後1時すぎには大きな穴になったという。けが人はいなかった。(花井勝規) 現場は、関越自動車道と東名高速道を結ぶ東京外かく環状道路(東京外環道)の練馬―世田谷間の建設工事のルート上にある。約40メートル地下では、トンネル工事が進められており、9月中旬には直径16メートルの掘削機(シールドマシン)が通過したばかりだった。
陥没とトンネル工事の因果関係は未だ究明されていません。 外環道シールドトンネル坑内の様子(第22回東京外環トンネル施工等検討委員会資料より)。 建設中の外環道「関越~東名」区間の地下トンネル工事現場付近で、道路の陥没や地中の空洞が見つかっている問題で、空洞調査の範囲が拡げられます。NEXCO東日本とNEXCO中日本は2020年12月3日(木)、これまでの東京都調布市内に加え、狛江市や世田谷区内でも、12月上旬から調査を行うと発表しました。 外環道のトンネルの一部は、NEXCO東日本と中日本が東名側からそれぞれシールドマシンを用いて、地下40mより深い場所に本線トンネルを掘進していますが、10月にNEXCO東日本のトンネル工事現場付近で道路陥没が発生したことを受け、工事は全面的にストップしました。陥没現場付近では、その後の調査でさらに、地中の空洞が2か所で確認されました。なお、これら陥没や空
東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事を巡って東京都調布市の住宅街で陥没などが発生した事故で、地盤補修に関する住民説明会と意見交換会が5月31日と1日の両日、現場近くの市立滝坂小学校であった。住民団体「外環被害住民連絡会・調布」は1日、事業者側に「住民目線の被害補償」を求める要請書を提出した。 要請書は「被害補償の在り方が工事優先になっている」と指摘し、被害の実態に見合った補償を求めた。現場近くに住む女性は説明会後の取材に「地域のコミュニティーを壊されたことが悔しい。事業者には地元の人にも移転した人にも、しっかりと対応してほしい」と話した。 東日本高速道路によると、地盤補修工事では、補修材と土を混ぜた直径4メートル、高さ40メートルの円柱を地下に計220本造る計画。このうち約40本の工事が完了した。地盤補修エリアの家屋約30軒のうち、移転などで17軒が解体された。
東日本高速道路会社が東京外かく環状道路(外環道)の京葉ジャンクション(JCT)で進めているランプ(連絡路)の増設工事で、地下にあるコンクリート造の既設ランプ函体(かんたい)(ボックス形の構造物)の鉄筋不足が判明した。 既設部を施工した大成建設・戸田建設・大豊建設JVが設計を誤った。このままだと今後、増設ランプと一体構造となった際に函体の強度が不足する。大成建設JVは2023年5月10日、既設ランプの函体に鉄筋を増設する補強工事に着手した。 外環道と京葉道路を接続する京葉JCTの建設で、大成建設JVは設計業務を含む「田尻工事」を約1300億円で受注。JCTを構成するランプ8本のうち、4つのランプなどを10年9月~19年6月に施工した。設計ミスがあったのは、外環道の高谷JCT方面から京葉道路の東京方面に向かうFランプの函体だ(資料1、2)。
外環道の「千葉区間」が開通し、首都高などで渋滞が緩和されましたが、一方で外環道「埼玉区間」の混雑が激化しています。高架下の国道298号も交通量が増え、外環道の渋滞に影響を及ぼしている箇所も。対策はあるのでしょうか。 外環道「千葉区間」開通で渋滞回数16倍の箇所も 2018年6月、外環道の三郷南IC~高谷JCT間(以下「千葉区間」)が開通したことで、周辺の一般道や首都高の東京都心部では渋滞が大きく改善されました。その一方、外環道の大泉JCT~三郷JCT間(以下「埼玉区間」)では、混雑が激化しています。 2019年1月に国土交通省、NEXCO東日本、首都高の3者が発表した資料によると、千葉区間の開通により、たとえば東北道と東関東道を行き来するクルマの約8割は、首都高経由から外環道経由へ転換したそうです。 拡大画像 外環道 川口JCT~草加IC間(画像:NEXCO東日本)。 そのぶん、外環道の川
今後さらに、陥没の原因究明が進められます。 拡大画像 外環道シールドトンネル坑内の様子(第22回東京外環トンネル施工等検討委員会資料より)。 NEXCO東日本は2020年10月19日(月)、学識経験者による「東京外環トンネル施工等検討委員会」を開催。18日(日)に外環道の工事現場付近の地表で発生した道路陥没事故について、状況および今後の対応を確認しました。 道路陥没が発生した東京都調布市東つつじヶ丘付近の地下では、NEXCO東日本が外環道の南行き本線となるトンネルを掘削する工事を行っています。今回の陥没事案を受けNEXCO東日本、および北行きトンネルの工事を担当するNEXCO中日本も、工事を停止しています。 陥没地点を含め、地下のシールドトンネル坑内で有害なひび割れや漏水は見られず、健全な状態だということです。会議では、陥没のメカニズム究明のために現地調査を速やかに実施し、地盤状況を調査す
工期の遅れが心配されます。 調布市内で発生した道路陥没の様子(画像:NEXCO東日本)。 建設中の外環道(関越~東名区間)沿線で発生した道路陥没事故を受け、NEXCO東日本が2020年10月18日(日)から、トンネルを掘り抜くシールドマシンを停止しています。さらに、10月19日(月)15時から学識経験者による「東京外環トンネル施工等検討委員会」が開催されます。 道路陥没は10月18日(日)12時30分ごろ、東京都調布市東つつじヶ丘2丁目付近で発生。大きさは5m×2.5m程度で、周辺住民には避難が呼び掛けられました。 外環道は東名高速側と関越道側の双方から、NEXCO東日本が南行き本線となるトンネルを、NEXCO中日本が北行き本線となるトンネルをそれぞれ掘削しています。いずれも「大深度地下」と呼ばれる、地下40mより深いところに構築されているものです。今回は、NEXCO東日本が東名高速側から
大深度地下に建設中の東京外かく環状道路(外環道)大泉ジャンクション(JCT)―東名JCT間の事業費が、これまでの見込みから7600億円増えて2兆3575億円に膨れ上がることが分かった。国土交通省関東地方整備局が2020年7月30日に開催した事業評価監視委員会で明らかにした。 同区間は09年に事業化され、16年度の再評価で事業費を見直している。今回の再評価で、当初に見積もった事業費1兆2820億円の2倍近くに増大した。 外環道大泉JCT―東名JCT間は、東京区部の西端付近を南北に走る延長16.2kmの6車線道路だ。大深度地下使用法の適用を受け、地下40mよりも深い位置にトンネルを構築する。国交省と東日本高速道路会社、中日本高速道路会社の3者が、「合併施行」で事業を進めている。 事業費の分担割合は未定だが、国交省は「できるだけ多く高速道路会社に負担してもらう方向で検討する」(関東地整道路計画第
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東日本高速道路会社が東京外かく環状道路(外環道)の京葉ジャンクション(JCT)で進めているランプ(連絡路)の増設工事で、地下にあるコンクリート造の既設ランプ函体(かんたい、ボックス形の構造物)の鉄筋不足が判明した。既設部を施工した大成建設・戸田建設・大豊建設JVが設計を誤った。このままだと今後、増設ランプと一体構造となった際に函体の強度が不足する。大成JVは2023年5月10日、既設ランプの函体に鉄筋を増設する補強工事に着手した。 京葉JCTは千葉県市川市にあり、外環道と京葉道路を接続する。同JCTの建設に当たって、大成JVは設計業務を含む「田尻工事」を約1300億円で受注。JCTを構成するランプ8本のうち、4つのランプなどを10年9月~19年6月の工期で施工した。設計ミスがあったのは、外環道の高谷JCT方面から京葉道の東京方面に向かうFランプの函体だ。 現在、ランプ6本で供用している京葉
東京外かく環状道路(外環道)のトンネル工事のルート上にある東京都調布市の市道が陥没した問題で、工事による振動が他工区に比べて大きかった可能性が付近住民の話や専門家の分析で強まった。東日本高速道路(NEXCO東日本)は本紙の取材に「モニタリング調査では都の環境基準を超える振動は観測していない」とする一方、実数は明かさなかったが、陥没現場付近の住民からの振動に関する苦情件数が他の工区よりも多かったことを認めている。原因調査では陥没と振動の因果関係の解明が焦点になる。(花井勝規) 今月18日に長さ5メートル、幅3メートル、深さ5メートルの穴が開いた現場は、入間川に近い調布市東つつじケ丘の住宅街。現場の真下にあたる地下47メートルでは、トンネルの掘削工事が進められ、国内最大、直径16メートルのシールドマシンが9月14日に通過したばかりだった。
東京方面から成田空港への最短ルートとなることが見込まれている国道464号「北千葉道路」の未事業化区間について、国が一部区間の調査結果をまとめました。外環道から既存区間のあいだは、すでに都市化も進んでいますが、どのような道路になるのでしょうか。 「成田への最短路」最後のピースは埋まるか 国土交通省関東地方整備局 首都国道事務所が2021年2月26日(金)に、国道464号「北千葉道路」の未整備区間「市川・松戸」の事業化に向けた調査結果を千葉県に送付しました。 北千葉道路は千葉県市川市から成田市に至る約43kmの幹線道路で、外環道と成田空港を最短で結ぶルートとして計画されています。そのうち、北総線および成田スカイアクセス線に沿う鎌ケ谷市から成田市にかけての29.5kmが開通済み、そこから成田空港付近までの3.7km区間も建設が進められています。 北総線に沿う北千葉道路の既存区間(画像:photo
東京外かく環状道路(外環道)の陥没事故に伴う地盤補修工事を進めている東京都調布市の住宅地で、現場付近を流れる入間川で気泡が発生したため、2023年11月3日から工事を中断している。発注者の東日本高速道路会社は今後、水質などの調査を実施する。 補修工事では、掘削済みのトンネルに沿って延長約220m、シールド機の外径と同じ幅約16mの範囲で、緩んだ地盤を改良する。施工者はトンネル工事を手掛ける鹿島・前田建設工業・三井住友建設・鉄建建設・西武建設JVだ。 地上から高圧噴射撹拌(かくはん)工法で実施する。具体的には、地下3~7mより深い位置にある砂層「東久留米層」に、圧縮空気とセメント系固化材を高圧で噴射。直径約4m、高さ約40mの円筒形の改良体を形成する。
首都高の新線である横浜北西線は、横浜市街地と東名を直結させる役割のみならず、首都圏を取り囲む広域的な環状道路構想のひとつに位置付けられています。どのような計画の道路なのでしょうか。 外環道と圏央道のあいだに「核都市広域幹線道路」構想 2020年3月に首都高の新線「K7横浜北西線」(横浜港北JCT~横浜青葉JCT)が開通し、横浜の市街地と東名高速を直結する新ルートが完成しました。実はこの路線、より大きな道路構想の一部になるかもしれません。 それは「核都市広域幹線道路」と呼ばれるもので、神奈川県が2007(平成19)年に改定した「かながわの交通計画」において、横浜北西線はその一部に位置付けられています。 拡大画像 首都高横浜北西線の終点、横浜青葉の出入口。横浜北西線は広域な環状道路の一部に位置付けられている(2020年1月、中島洋平撮影)。 核都市広域幹線道路は1994(平成6)年、国の地域高
東京外かく環状道路のトンネル工事で緩んだ地盤の補修作業が進む東京・調布市の住宅街で、大手ゼネコンの鹿島建設は工事関係者がグループチャットで住民の様子などを不適切な表現で報告し合っていたとして、ホームページ上で謝罪しました。 鹿島建設はやりとりの内容などについて明らかにしていません。 調布市では2020年10月以降住宅街で道路の陥没や地中に空洞が見つかり、東日本高速道路が行う「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事が原因とみられることから、去年夏以降、地盤の補修工事が進んでいます。 工事の共同企業体の代表、鹿島建設は13日、ホームページで「職員らが近隣の住民を監視・盗撮しているのではないかとの報道があり、工事関係者がグループチャットアプリで周辺にお住まいの方に礼節を欠いた不適切な表現で情報交換があったことを確認した」と掲載しました。 取材に対し鹿島建設は「不適切な表現」の内容ややりとりの背景
東京・調布市の住宅街で2020年10月に見つかった道路の陥没で、原因とされる地下のトンネル工事で緩んだ地盤の補修が進む一方、高速道路会社は陥没現場周辺のトンネル工事の再開は見通せる状況ではないとしています。陥没が見つかって3年となり、変わる地域の姿や、地下のトンネル工事をめぐる対応についてまとめました。 東京・調布市の住宅街で陥没が見つかったのは3年前の2020年10月です。その後、地下で空洞も相次いで見つかりました。 周辺の住宅では壁や基礎の一部などに亀裂が確認されたほか、市役所には陥没が起きる前から「家が揺れる」などといった住民からの連絡が相次いでいました。 地下深くで東京外かく環状道路のトンネル掘削 原因は東日本高速道路が地下深くで行っていた「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事とみられています。 地下深くでトンネル工事を進めていた東日本高速道路は、有識者による委員会を設置して原因
東京外環道のトンネル工事をめぐり、住民側がNEXCO東日本などに工事の差し止めを求めた仮処分で東京地裁は先ほど、一部工事の差し止めを認める決定を出しました。 この仮処分はおととし5月、東京外環道のトンネル工事の予定地付近の住民らが事業者などに対し、工事の差し止めたものです。その後、おととし10月には東京・調布市の住宅街で、この工事を原因とする道路の陥没などが起きていました。 東京地裁は先ほど、国やNEXCO東日本などに対し、陥没があった調布市を含む一部区間についてトンネル工事の差し止めを命じる決定を出しました。東京地裁は「具体的な再発防止策が示されていない」としたほか、「工事には違法性が認められる」と指摘しています。
工事が進められている外環道の「関越~東名」区間。その途中にある「中央JCT・東八道路IC(仮)」は非常に複雑な構造になっています。 分岐・合流が多発 屈指の難易度? 工事が進められている外環道の「関越~東名」区間。大泉JCTからさらに南下し、三鷹付近で中央道と、多摩川の手前で東名と接続します。本線トンネルは上下線それぞれ別に掘削され、大深度地下で都内を南北に縦断していきます。 拡大画像 外環道が中央道と接続する「中央JCT・東八道路IC(仮)」(画像:Google Earth)。 その途中にあるのが、中央道との接続部「中央JCT(仮)」。ただのジャンクションではなくICを兼ね備え、北側に開口する「東八道路IC(仮)」と一体となっています。 このような「JCT・IC」は各方向をむすぶランプと出入口のランプが複雑怪奇に絡まりあう、芸術的な構造になっています。例として東京は箱崎JCT(箱崎出口)
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