見渡す限り男、男、男の衆議院。日本人の半分は女性のはずだが。(写真:Natsuki Sakai/アフロ) ・この原稿では、個々の事象ではなくて、大原則に立ち返って考えたい。 ・岡村隆史氏の発言が厳しく批判されるのは、人々の意識が健全な証拠である。 ・彼の発言は、男女平等度が世界で121位という、後進国日本の社会がうんだものである。 ・社会の問題を無視して、彼個人の人格の問題だけに落とし込んで幕引きを図るのはおかしい。 ・性風俗当たり前の環境で仕事があり、個人をいじって視聴率をとっておいて、個人の人格のせいだけにするのは、卑怯な感じがするし、いくらなんでも岡村氏が気の毒である。 ・現在の日本は、性産業という女性の「苦界」の入り口を<広く明るくする>という狂った現象に、公共放送までもが加担する、腐った社会である。 ・女性が幸せではない社会は、男性も幸せではない。男性も女性も、一つの社会を共に生