パナソニックホールディングス(HD)は大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)に顔認証式の改札機を200台以上納入する。出入りする際に立ち止まる必要のない、世界でも珍しい「ウォークスルー型」を供給する。2025年4月から大阪メトロ沿線の100を超す駅で利用可能になる。交通IC乗車券を持たないインバウンド(訪日外国人)らの利用を見込む。顔認証の技術は日本が世界をリードする。米国立標準技術研究所(NIST
幕張メッセで開催された「鉄道技術展2023」では、様々なタイプの駅改札機が出品。交通系ICカードのみならずQRコード、クレジットカードのタッチ決済と多様化していますが、もはや「タッチ」することすら過去のものになるかもしれません。 鉄道技術展に登場した「タッチレス改札」 幕張メッセで2023年11月8日から10日まで開催された「鉄道技術展2023」では、様々な次世代型の駅改札機が出品されていました。駅の改札機は交通系ICカードのみならずQRコード、クレジットカードのタッチ決済、さらには顔認証と多様化していますが、今後は「タッチレス」が主流になるかもしれません。 拡大画像 日本信号が出品した「未来型改札機」。タッチレスにも対応している(乗りものニュース編集部撮影)。 「タッチレス改札」は、文字通りICカードや携帯端末をリーダーにタッチしなくても改札を通過できるシステムです。このうち顔認証のシス
「第8回鉄道技術展」(2023年11月8~10日、幕張メッセ)では改札機に関する様々な技術が展示された。顔認証や無線通信、QRコードなどを活用した方式が提案されており、既存改札機からの継続性や使い勝手などで一長一短がある。改札機メーカーなどと組んだ実証実験を進める一方、どの方式にするのかを様子見している鉄道事業者も多い。今回は、それぞれの利点や課題を整理してみた。 タッチレス改札は顔認証 vs 無線通信 交通系ICカードやスマートフォンなどのデバイスを取り出さなくても通過できる改札機は、「タッチレス」や「ウオークスルー」などと表現される(以下、タッチレス改札機)。利用者にとっては、デバイスを取り出す動作が不要となるメリットがある。特に、車椅子の利用者のように改札機の読み取り部にデバイスなどをかざすのが難しい場合には効果的だ。 タッチレス改札の実現方法は大きく2つに分けられる。1つは顔認証な
整然と組み上げられた重厚な木の柱。見上げると、まるで巨大なジャングルジムに迷い込んだ気分になる。2025年大阪・関西万博の象徴となる木造巨大屋根「リング」の建設現場だ。完成すれば1周約2キロの輪になるはずだが、今はいくつかの「断片」が並ぶだけ。輪の内側に当たる広大な敷地はパビリオンの予定地だが、ほぼ更地で、雑草や水たまりが目立っていた。この光景を見て、ある思いが湧いてきた。われわれの税金は一体、何に使われているのだろう―。 3分の2を公金で賄う会場整備費は、当初の約1・9倍となる最大2350億円に膨張。大阪市民1人当たりの負担は1万9千円との試算もある。整備費の他にも、国費を約837億円投入することが判明している。万博は開催への批判や疑問が募るばかりで、理解が進まない「国民不在の国家プロジェクト」として準備が進む。このような状態で、万博のテーマとなる「いのち輝く未来社会のデザイン」は描ける
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