プラド美術館が常設展を見直しへ。女性作家を重視し、ジェンダー問題研究にも助成金ヨーロッパの古典美術作品を多く所蔵しているスペインのプラド美術館が、女性アーティストなどの作品により焦点を当て、その常設展を再編成することがわかった。 プラド美術館 (C) Pixabay ディエゴ・ベラスケス、フランシスコ・デ・ゴヤなどヨーロッパの古典美術作品を多く所蔵していることで知られるスペインのプラド美術館が常設展を再編成。女性や非ヨーロッパのアーティストの作品により焦点を当てるという。 同館は、1819年に歴代のスペイン王家のコレクションを展示する「王立美術館」として開館。1868年に「プラド美術館」と改称し、現在は、油彩画、彫刻、版画、ドローイングなど2万1000点以上の作品を収蔵。2012年の時点では、そのうちの約1300点が展示されており、約3100点がほかの美術館などに貸与されている。 昨年、同