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官報複合体の検索結果1 - 4 件 / 4件

  • 「日本経済新聞を辞めてよかった」私が15年前に編集幹部と怒鳴り合ったこと 「古い大企業」に忖度する体質に落胆

    ジャーナリストの牧野洋さんは2007年まで日本経済新聞の記者だった。ニューヨーク特派員や編集委員などを歴任したが、15年前のある出来事をきっかけに退社した。一体なにがあったのか。牧野さんの著書『官報複合体 権力と一体化するメディアの正体』(河出文庫)より紹介する――。 「経営者100人に取材するように言われていただろ」 日本経済新聞社に24年以上勤めていて、怒鳴り合いをするほど編集幹部と対立したのは一度だけだった。会社を辞める半年前のことだった。15年前でもう時効だと思うので、辞めたいきさつを記しておきたい。 2006年暮れ、都内のレストラン。私は信頼する編集幹部Nと食事中だった。 「ニーマンフェローに応募したいので、協力してほしい」 ニーマンフェローとは、米ハーバード大学のジャーナリスト奨学研修制度のこと。私はいったん報道現場から離れ、もう一度充電して知見を高めたかった。だが、冷たい反応

      「日本経済新聞を辞めてよかった」私が15年前に編集幹部と怒鳴り合ったこと 「古い大企業」に忖度する体質に落胆
    • 【書評】アメリカはなぜ日本より豊かなのか 野口悠紀雄 幻冬舎新書 - 京都のリーマンメモリーズ

      今週のお題「好きな小説」 好きな小説は、経済に関する小説です。最近、とても有名になったのでおなじみだと思いますが、特に面白いのは半沢直樹シリーズですね。銀行を舞台にした勧善懲悪的なストーリーに、胸がスッとした人も多かったのでないでしょうか?経済は、私たちの生活に結び付いたものですので、もっと身近に感じるべきだと思います。今回は、皆さんが薄々感じている、アメリカがなぜ日本よりも豊なのか、その理由を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 最近は、物価高ですね。 よくよく考えると、経済成長というのは、物価が上がっていくものですから、物価高自体はそんなに悪くないはずです。 問題は、物価高に見合った収入が上がらないことですね。 これまでの失われた30年と言われる間、物価がほとんど変わ

        【書評】アメリカはなぜ日本より豊かなのか 野口悠紀雄 幻冬舎新書 - 京都のリーマンメモリーズ
      • 読書日記516 - はてなブログ大学文学部

        今日読んだ本: モーリス・ブランショ『文学空間』 三砂慶明『千年の読書:人生を変える本との出会い』 三砂慶明 編 『本屋という仕事』 牧野洋『官報複合体』 デヴィット・グレーバー『ブルシット・ジョブ:クソどうでもいい仕事の理論』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ 過剰な供給が発生すると人は人工的に需要を作り出す 需要<供給 ⇒ブルシット・ジョブが生まれる条件(?) ある技術がある職種を淘汰する ⇒分業不可能性への不可避性 「人々が社会的に価値があると思えば思うほど、そして実際に社会的に貢献度が高ければ高いほど不条理にも賃金は低くなる」 もはや経済学のみでは太刀打ちできない問い ・なぜブルシット・ジョブが存在しているのか ・なぜ社会的貢献性と賃金は相反していくのか 『孤独なボウリング』 ⇒アメリカの主導した消費社会が社会関係資本を劇的に減らし

          読書日記516 - はてなブログ大学文学部
        • 朝日新聞記者の自殺報道に感じる、旧態としたメディア組織の構造

          今週発売の文春砲の咆哮は、あまりにも物悲しく、救いのない響きしかなかった。朝日新聞大阪経済部の33歳の男性記者が10月6日に大阪市内のマンションで飛び降り自殺を図ったというのだ。この報道は文春以外に今のところ報道されておらず、テレビや新聞などの記者クラブメディアはできれば触れたくないだろう。 しかし、ツイッターを見ると、朝日新聞関係者のアカウントがこの件には沈黙したり、朝日嫌いの右派アカが朝日を口撃したりといった「いつもの修羅の光景」があっただけではない。現役記者、あるいは近年記者を辞めた人たちの匿名アカウントによる嘆きや怒りが静かに広がっているのが窺える。元地方紙記者というアカウントは「ほぼ同世代だし、前職で自分もそれを考えたことがあったので全く他人事ではない。自分が選んだかもしれない未来かもしれなかった。なぜこうした悲しい事件が止められないのかな。業界としての病でさえあるんじゃないのか

            朝日新聞記者の自殺報道に感じる、旧態としたメディア組織の構造
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