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山本周五郎賞の検索結果1 - 40 件 / 108件

  • 百田尚樹と文学賞の三年間 - lady_jokerのはてなブログ

    百田尚樹さんが大きな文学賞の候補になったのは、三回。 第30回吉川英治文学新人賞(2009年)、第12回大藪春彦賞(2010年)、第32回吉川英治文学新人賞(2011年)である。 第30回吉川英治文学新人賞(2009年) 吉川英治文学新人賞は講談社がやっている若手〜中堅向けのエンタメ文学賞で、「新人賞」と銘打っているが公募の賞ではない。文壇的には、デビューしたあとに着実に成績を残した作家が、直木賞のひとつ手前で引っかかる賞という感じか。 2009年の陣容はこれ(引用元は「直木賞のすべて」さん) 『新世界より』『カラスの親指』といった、ほかの文学賞を取っている傑作が落ちる粒ぞろいの年で、百田さんは『ボックス!』というボクシング小説が候補になった。正直、受賞にかすらなかった下位落選ではあるものの、吉川新人賞はノミネートされたがっている若手が山ほどいる大きな賞で、デビューから2年、わずか3作目で

      百田尚樹と文学賞の三年間 - lady_jokerのはてなブログ
    • 「彼」自身の言葉で、語るべきではないか――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子|本がひらく

      「彼」自身の言葉で、語るべきではないか――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子 『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月は、特別編でお送りします。 ※当記事は連載の第18回です。最初から読む方はこちらです。 #18 支配者 二十一年間「推し」ていた有名俳優が性加害をしていたことが一週間前に報道された。 「彼」のファンだと常日頃公言していたせいで、マスコミ各社からの原稿依頼は後を絶たない。そのほとんどが「推しが性加害者になった時、ファンである私たちはどうすればいいか?」というものだった。 私はこの件をどうしてもこの連載コラムで書きたいと思い、他はすべて断った。被害者の方が読んでいる可能性も考慮して、あの「彼」ではなく、できるだけ私自身の日常の話をしたい。 私の一番初めの記憶は、酒に

        「彼」自身の言葉で、語るべきではないか――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子|本がひらく
      • 脚本家 山田太一さん死去 89歳 数多くの名作ドラマ手がける | NHK

        「男たちの旅路」や「ふぞろいの林檎たち」など数多くの名作ドラマを手がけた脚本家の山田太一さんが11月29日、老衰のため、川崎市内の施設で亡くなりました。89歳でした。 そして、1965年には脚本家として独立し、1976年からNHKで放送された「男たちの旅路」は、鶴田浩二さん演じる元特攻隊の警備員と戦後生まれの若者が世代間のギャップから激しくぶつかり合い、さまざまな社会問題を浮き彫りにした作品で、大きな反響を呼びました。 また、学歴や容姿に劣等感を抱く若者たちを描いた「ふぞろいの林檎たち」をはじめ、「岸辺のアルバム」、「早春スケッチブック」など数多くの名作ドラマを手がけました。 山田さんはオリジナルの作品にこだわり、同時代の倉本聰さんや向田邦子さんとともに、それまで地位が低かったシナリオライターの社会的地位を高めました。 一方、映画化もされた小説「異人たちとの夏」では山本周五郎賞を受賞するな

          脚本家 山田太一さん死去 89歳 数多くの名作ドラマ手がける | NHK
        • 大ヒット『呪術廻戦』から文学賞四冠『地雷グリコ』まで、螺旋進化する異能バトルと特殊設定ミステリのいまを解き明かす! | 偏愛・脳汁で日常を熱くするメディア ヲトナ基地

          偏愛・脳汁を語るサイト「ヲトナ基地」では、多数の「愛しすぎておかしくなるほどの記事」をご紹介してまいります。 ヲトナ基地で今回紹介する記事は「大ヒット『呪術廻戦』から文学賞四冠『地雷グリコ』まで、螺旋進化する異能バトルと特殊設定ミステリのいまを解き明かす!」。海燕さんが書かれたこの記事では、異能バトルと特殊設定ミステリへの偏愛を語っていただきました! 「どんな者だろうと人にはそれぞれ その個性にあった適材適所がある 王には王の…… 料理人には料理人の…… それが生きるという事だ スタンドも同様 「強い」「弱い」の概念はない」 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』 「面白そうですね」 伸びきったカーディガンを着た少女は、机の上で指を組み、対戦者に隙だらけの笑みを投げた。 「詳しいルールを聞きましょうか」 青崎有吾『地雷グリコ』 火花散らす戦い。いまも昔も、少年マンガの華は「バトル」である。かつ

            大ヒット『呪術廻戦』から文学賞四冠『地雷グリコ』まで、螺旋進化する異能バトルと特殊設定ミステリのいまを解き明かす! | 偏愛・脳汁で日常を熱くするメディア ヲトナ基地
          • 【読書の秋】その本、何刷目?刷数ブラックジャック対決! | オモコロ

            本の奥付を見たことはありますか? 通常、書籍の一番後ろにある、出版元や発行年が書かれたページです。 ↑こういうのが奥付 ここでついつい気になってしまうのが、ここ。 そう、刷数。 これは、この本が何回印刷されたかを意味しています。本が売れて、在庫が少なくなると重版がかかり、追加で印刷され、その際にここの数字が1つずつ増えていくのです。 年間7万冊の本が世に出ていくと言われる現在、多くの本が1刷目で姿を消していくなか、ベストセラー本ともなるとここに数十もの数字が刻まれることになります。 というわけで、今日はこの刷数を使って、ブラックジャックをします。 挑戦するのは、この4人。 原宿:オモコロ編集長。かつて書店で働いていた。 ダ・ヴィンチ・恐山:オモコロ編集部。作家としての顔も持つ。 みくのしん:オモコロ編集部。初めて本を読む記事で大バズりした。 加味條:この記事を書いているライター。本を読める

              【読書の秋】その本、何刷目?刷数ブラックジャック対決! | オモコロ
            • 家事や育児は“ささいなこと”なんかじゃない。作家・柚木麻子さん『ついでにジェントルメン』インタビュー - りっすん by イーアイデム

              「洗剤がなくなりそうだから買っておかないと」 「そろそろ冷蔵庫の食材を使い切らないと傷んじゃう」 「子どもの服が小さくなってきたから新しいのを用意しなきゃ」 こういった家事や育児のタスクは、一つひとつを見れば些事(さじ=ささいなこと)に見えるかもしれません。しかし当事者にとってはまったく些事ではなく、それが積み重なればなおさら。仕事と両立する場合は、さらに負担は重くなります。 子どもを育てながら執筆活動をする小説家の柚木麻子さんは、短編集『ついでにジェントルメン』(文藝春秋)の中で、当事者ではない人が悪気なく「家事・育児は日々の些事」と発言する描写によって「当事者」「当事者じゃない方」の認識の違いを描き出しました。 両者の認識の違いはどうすれば埋められるのか。また、負担の偏りをなくしていくために私たちには何ができるのか。『ついでにジェントルメン』に込められたメッセージと共に、柚木さんに伺い

                家事や育児は“ささいなこと”なんかじゃない。作家・柚木麻子さん『ついでにジェントルメン』インタビュー - りっすん by イーアイデム
              • 私が選んだデイリーポータルZベスト盤:道尾秀介さん

                これまで2万本に迫る数の記事を公開してきたデイリーポータルZ。読者はどの記事が好きで、どんな読み方をしているのだろうか? 読者を訪ね「デイリーポータルZの好きな記事」を教えてもらう月イチ連載。今回の読者ゲストは、小説家の道尾秀介さんです。 ここの文とインタビューまとめ:榎並紀行(やじろべえ) 写真:安藤昌教(デイリーポータルZ編集部) タイトルの強さに惹かれ、読んで期待を裏切らない 道尾秀介さん。著作の累計部数は600万部に迫り、今年2月には『HIDE AND SECRET』で歌手デビューも果たした(作詞・作曲もご本人)。 多彩なベストセラー作家にデイリーのベスト盤を聞くと、小説家ならではの視点や分析を織り込みながら丁寧に解説してくれた。 道尾秀介さん。1975年、東京都生まれ。2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’0

                  私が選んだデイリーポータルZベスト盤:道尾秀介さん
                • 読んだ本から選ぶ47都道府県が舞台の作品 - 読書する日々と備忘録

                  Twitterでハッシュタグ #GoTo読書の都道府県別の読んだ本紹介やっている方を見かけて、自分もやってみたいと思い、あまり深く考えずに読んだ本の中からということで勢いでざっとリストを作ってみました。 読んだことある本の舞台で47都道府県埋まらないか試しに作ってみたけど、いくつか埋まらないところがあるし、苦しいところもある…真剣に考えればいくつかシリーズの巻のどこかでというのもあるのかもしれないですが(苦笑)#GOTO読書 pic.twitter.com/2Bn8NPPQMq — よっち (@yocchi_reading) 2021年2月14日 GoTo 読書作品リスト そこから、今更ながらに未来屋書店 石巻店のTwitter担当者によって考案された企画だということを知り、いそいそと公式リストを確認して、こっちの方がいいなと思う作品があったら入れ替えたり、思い出した作品を入れたりでいろい

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                  • 第166回直木賞は今村翔吾さんと米澤穂信さん | NHKニュース

                    第166回芥川賞と直木賞の選考会が東京で開かれ、 直木賞に ▽今村翔吾さんの「塞王の楯」と ▽米澤穂信さんの、「黒牢城」が選ばれました。 今村翔吾さんの経歴と作品 直木賞の受賞が決まった今村翔吾さんは京都府出身の37歳。 ダンスのインストラクターや滋賀県守山市の埋蔵文化財センターの調査員などを経て、2017年に「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」でデビューしました。 直木賞は2018年に発表した「童の神」、おととしの「じんかん」に続いて、3回目の候補での受賞となりました。 受賞作の「塞王の楯」は、戦国時代、武将たちの活躍の陰で城の石垣作りに命をかける職人集団「穴太衆」の姿を描いた歴史小説で、幼い頃、戦乱で家族を失い、「穴太衆」に育てられた石垣職人・匡介が主人公です。 豊臣秀吉の死後、戦乱の気配が迫る中、大軍に囲まれた大津城を舞台に絶対に破られない石垣こそが戦の無い世を作ると考える匡介と、どんな城でも落

                      第166回直木賞は今村翔吾さんと米澤穂信さん | NHKニュース
                    • Twitterの力を借りて“神がかってる短編集”を集めてみた!! - 俺だってヒーローになりてえよ

                      はいどうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。 今回は短編集にスポットを当てた企画である。 好物。それは短編集 私は短編集が好きだ。 もちろん長編も好きなのだが、短編集の面白さには独特のものがあると思っている。 短編というのは短いからこそ、そこに作者の「力量」や「アイデア」が色濃く反映される。 これはちょっと伝わるか微妙なのだが、短い文量だからこそ作者が普段見ている「視野」を強く感じる。脳の中身が出てる感じする。それが、たまらなく好きなのだ。 短編集は報われない とにかく短編集は売れない。それなのに作家の負担は大きい(アイデアを出す総量が増える)。 売れなかったとしても、せめて文壇に評価されれば…と思うが、大きな文学賞を穫ることもめったにない。本屋大賞にギリギリでノミネートされるぐらいだ。本屋大賞は文壇じゃないか。 そんな「一生懸命で可愛いけど報われない」という、いじらしさの同義語みたいなも

                        Twitterの力を借りて“神がかってる短編集”を集めてみた!! - 俺だってヒーローになりてえよ
                      • 打つ手なしの絶望、「40代のロスジェネ男」はこれだけ人手不足でも雇われない

                        2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部を超えるベストセラーに。06年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞。 日本社会の中で難しい立ち位置にあるロスジェネ世代 日本には、卒業時期に就職氷河期に遭遇し、うまく社会に出られなかった世代が存在します。いわゆるロストジェネレーション(ロスジェネ)世代で、だいたい1970年から1982年生まれぐらいが相当し、2020年現在、40代からそろそろ50に手が届く年齢になっています。 彼らの一部は就職活動に失敗して非正規の仕事に就くしかなく、キャリアを築こうにもその機会がありませんでした。この世代は日本社会の中で難しい立ち位置にあります。 前回述べたように、若い世代には会社のなかで異動を重ねなが

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                        • 森見登美彦は“妄想の京都”で創作をする。鴨川デルタで回想する茶色の青春

                          京都を舞台に数多くの作品を生み出してきた小説家・森見登美彦さん。彼の作品には、たびたび鴨川が登場します。 すでにあたりは藍色の夕闇に没している。鴨川デルタは大学生たちが占拠して賑やかである。新入生歓迎会の宴をやっているのであろう。思えば、そんなものにも無縁の二年間であった。 (『四畳半神話大系』角川文庫p281より) 空回りしながら青春を駆け抜ける大学生たちの煩悶や、妄想や、恋路や、物語の結末や、そうしたさまざまを受け止める森見作品の舞台のひとつが鴨川。特に、高野川と賀茂川が合流して鴨川となる逆三角形の場所、通称「鴨川デルタ」は森見氏のファンの間で「聖地」と呼ばれ、訪れる人も多くいます。 今年、小説家デビュー20周年を迎えた森見さん。なぜ、鴨川をはじめとした京都を舞台に小説を書き続けてきたのか。自身も大学生活を送った京都の景色にいま、何を思うのでしょうか? 鴨川でインタビューをおこないまし

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                          • 山田風太郎賞受賞! 日露戦争から太平洋戦争まで、満洲の架空都市を舞台に日本SF界の新星が描いた『地図と拳』――その構想は? | ダ・ヴィンチWeb

                            トップインタビュー・対談山田風太郎賞受賞! 日露戦争から太平洋戦争まで、満洲の架空都市を舞台に日本SF界の新星が描いた『地図と拳』――その構想は? 先ごろ第13回山田風太郎賞を受賞した『地図と拳』(集英社)は、日露戦争から太平洋戦争までの日本の灰色の時代を通して、満洲にある架空都市〈仙桃城(シエンタオチョン)〉にひき寄せられた人々によって紡がれる歴史大河小説だ。 著者・小川哲さんはSF小説『ユートロニカのこちら側』(早川書房)でデビュー後、長編『ゲームの王国』(同)で第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞を受賞し、『嘘と正典』(同)では第162回直木三十五賞候補と最も注目される作家の一人。 雑誌『小説すばる』での連載開始から休載を挟み4年の歳月をかけて刊行された『地図と拳』(集英社)について小川哲さんに話を聞いた。 (インタビュー・構成・撮影=すずきたけし) ――『地図と拳』は日露戦争

                              山田風太郎賞受賞! 日露戦争から太平洋戦争まで、満洲の架空都市を舞台に日本SF界の新星が描いた『地図と拳』――その構想は? | ダ・ヴィンチWeb
                            • ハヤカワ文庫創刊50周年記念イヤーのお知らせ|Hayakawa Books & Magazines(β)

                              演劇雑誌と海外文芸の刊行を目指して1945年に創業した早川書房。探偵小説をミステリと、空想科学小説をSFと名付けて、戦後の日本に新しいエンタテイメント作品を広げようという理念でスタートしました。 そして1970年、ハヤカワ文庫SFの刊行が開始されました。記念すべき一作目はエドモンド・ハミルトン晩年の傑作『さすらいのスターウルフ』です。刊行時は、日本初のカラー口絵とモノクロ挿画入りの文庫として話題を集めました。 それから50年。おかげさまでハヤカワ文庫は2020年8月をもって創刊50周年を迎えます。SFやミステリのほかに、ノヴェルズやノンフィクションなど領域を広げながら、生き生きとした良質な読みものをいち早く読者にお届けするという姿勢で出版活動を続けてまいりました。 長きにわたり活動を継続できたのは、ひとえに読者の皆様のご愛読のおかげです。深く感謝申し上げます。 つきまして、昨年12月新刊、

                                ハヤカワ文庫創刊50周年記念イヤーのお知らせ|Hayakawa Books & Magazines(β)
                              • 図書カード使い放題?!|誕生日や記念日、母の日や父の日、クリスマス、お年玉などの季節の贈り物、お祝い、お礼、お返し、ご挨拶に。| 図書カードNEXT

                                もし手元に自由に使える3万円の図書カードNEXTがあったら、あなたならどんな本を買いますか? このコーナーでは、そんな夢のような話を作家さんに体験していただき、どんな本を選んだかを大公開! 図書カードNEXTで本を選ぶ楽しみをあなたも疑似体験してください。 鷹と犬 <プロフィール> 米澤穂信(ヨネザワ・ホノブ) 1978年、岐阜県生れ。2001年、『氷菓』で角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。2011年、『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞を受賞。2014年『満願』で山本周五郎賞を受賞。同作と、2015年『王とサーカス』は「このミステリーがすごい!」「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」の国内部門ランキングにて1位を獲得し、二年連続の三冠を達成する。他著に『インシテミル』『追想五断章』『真実の10メートル手前』などがある。 今月の図書カー

                                • あなたの味方は、たくさんいるから――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子|本がひらく

                                  あなたの味方は、たくさんいるから――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子 『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月は、お笑い芸人が揶揄した子連れ女性に向けて、力強いメッセージをいただきました。 ※当記事は連載の第12回です。最初から読む方はこちらです。#12 子連れで、恐怖しない世の中を つい最近、有名なお笑い芸人さんが新幹線で一緒になった、乳幼児に二時間半ずっとしゃべり続けていた女性を「うるさい」とテレビ番組で揶揄した。当然のことながら炎上し、彼は「子連れの大変さをわかってない」と批判された。私はその芸人さんについて何か言いたいことがあるわけではない。ただ、その子連れの女性に対して、どうしても伝えたいことがある。彼女がこれを読んでいるかはわからない。でも、これはNHK出版のサイ

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                                  • サンデー毎日:混迷を極めるジャニーズ性加害問題を考える 作家・橘玲が斬る 自ら道徳的責任を引き受けた藤島ジュリー景子こそまっとうだ | 週刊エコノミスト Online

                                    10月2日のジャニーズ事務所の記者会見 半世紀にわたる性的虐待を容認したのは日本の「ムラ社会の同調圧力」 故ジャニー喜多川の性加害を容認してきたメディアが一転して「人権」「正義」を振りかざす偽善。その中で一人、自らの道徳的責任を引き受けた藤島ジュリー景子。社会の不合理や不条理について言及し続けてきた作家が、現在のジャニーズ性加害報道の問題点について寄稿する。 私はジャニーズになんの興味・関心もないし、故・ジャニー喜多川の特異な性癖の噂(うわさ)はもちろん知っていたが、自分にとってはどうでもいい話だと思っていた。 そもそもこの地球上では、理不尽なことや許しがたいことが無数に起きている。あなたも私も、それを無視して平穏な暮らしをしているのに、なぜジャニーズ問題だけ大騒ぎしなければならないのか。 だが10月2日の記者会見で披露された手紙を読んで、すこし考えが変わった。 ジャニー喜多川の姪(めい)

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                                    • 芥川賞に砂川文次さん 直木賞に今村翔吾さんと米澤穂信さん | NHKニュース

                                      第166回芥川賞と直木賞の選考会が東京で開かれ、芥川賞に砂川文次さんの「ブラックボックス」、直木賞に今村翔吾さんの「塞王の楯」と米澤穂信さんの「黒牢城」の2作品が選ばれました。 芥川賞「ブラックボックス」砂川文次さん 芥川賞の受賞が決まった砂川文次さんは大阪府生まれの31歳。 大学卒業後に自衛官になったあと小説を書き始め、2016年に「市街戦」で文芸誌の新人賞を受賞してデビューしました。 現在は東京都内の区役所に勤めながら創作活動を続けていて、芥川賞は今回、3回目の候補での受賞となりました。 受賞作の「ブラックボックス」は、新型コロナウイルスの感染が拡大している世の中で、荷物を自転車などで運ぶ「メッセンジャー」として働いている男性が主人公です。 これまで職を転々としてきた主人公が日々感じている他人や世間への不満、そして、“なぜ、突発的に怒りの感情を爆発させてしまうのか”という自身への問いか

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                                      • 【書評】リバース 相場英雄 双葉文庫 - ガネしゃん

                                        ガネしゃんです。いつもご覧いただきありがとうございます。 作者紹介 相場英雄(あいばひでお) 1967年新潟県生まれ。2005年「デフォルト(債務不履行)」で第二回ダイヤモンド経済小説賞を受賞。テレビドラマ化された「みちのく麵くい記者」シリーズ、「震える牛」で公表を博する。13年「血の轍」で第16回大藪晴彦賞、第26回山本周五郎賞。16年「ガラバゴス」で第29回山本朱五郎賞候補。他の著書に「共震」「クランクイン」「復習の血」「不発弾」などがある。 私は「震える牛」「ガラパゴス」「共震」と読んでファンになりました。 今回ご紹介するのは「リバース」 国家の欺、社会の矛盾、人間の真心、ページを開けばのめり込むこと必至。実際のめり込んでしまいました。 新聞やテレビでは知りえない現実を覗いていかれませんか??? それでは早速物語の中へとご案内いたします… 捜査において、痛恨のミスを犯した警視庁捜査二

                                          【書評】リバース 相場英雄 双葉文庫 - ガネしゃん
                                        • 幸せそうで、なにが悪い――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子|本がひらく

                                          『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月は、電車の中で起きた痛ましい事件と、「幸せそうな女性」について、社会に思うことを書いていただきました。 ※当記事は連載の第5回です。最初から読む方はこちらです。 #5 幸せそうな女性 「幸せそうな女性を殺したかった」という理由で男性が女性を狙って刺した。ニュースを見て、事件の被害者や居合わせた人々に思いを馳せ、胸を痛めると同時に苦しい記憶を蘇らせた女性は多いのではないか。私はそうだ。謎が解けていくような、身体の奥がすっと冷えるような感覚がずっと消えない。 直近だと、子どもが生まれてまもなく、スーパーマーケットで見知らぬ男性にベビーカーを蹴られた。その時の私は産後のマイナートラブルとワンオペ育児でボロボロ、仕事への不安もあり、幸せを感じるとかそんな余裕はまったくなかったのだが

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                                          • 山本さほ、直木賞作家・小川哲と入籍 38歳の誕生日に報告

                                            本日、38歳の誕生日を迎えた山本。自身の幼なじみ・岡崎さんとの思い出を描いた「岡崎に捧ぐ」で一躍知られ、「無慈悲な8bit」「きょうも厄日です」を連載中だ。相手の小川は千葉県出身の1986年生まれで、2015年に「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞しデビューを飾った小説家だ。「ゲームの王国」で第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞、「地図と拳」で第13回山田風太郎賞と第168回直木賞を受賞した。山本は「これからも変わらず二人とも仕事をがんばります」と報告している。

                                              山本さほ、直木賞作家・小川哲と入籍 38歳の誕生日に報告
                                            • 三島由紀夫賞に大田さん 山本周五郎賞は青崎さん | 共同通信

                                              Published 2024/05/16 20:05 (JST) Updated 2024/05/16 20:06 (JST) 第37回三島由紀夫賞、山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が16日、東京都内で開かれ、三島賞は大田ステファニー歓人さん(28)の「みどりいせき」(集英社)に、山本賞は青崎有吾さん(32)の「地雷グリコ」(KADOKAWA)に贈られることが決まった。 大田さんは1995年、東京都生まれ。同作で昨年のすばる文学賞を受賞し作家デビューした。 青崎さんは91年、横浜市生まれ。2012年に「体育館の殺人」で鮎川哲也賞を受賞し作家デビュー。「地雷グリコ」は本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞の受賞も決まっている。 賞金は各100万円。贈呈式は6月21日に東京都内で開催予定。

                                                三島由紀夫賞に大田さん 山本周五郎賞は青崎さん | 共同通信
                                              • 『テスカトリポカ』佐藤究×『ルポ 川崎』磯部涼 特別対談 川崎の〝流れ者〟たちが描く世界地図

                                                佐藤究『テスカトリポカ』(KADOKAWA) 作家の佐藤究氏とライターの磯部涼氏の特別対談をお届けする。佐藤氏は今年山本周五郎賞と直木賞を受賞したクライムノベル『テスカトリポカ』(KADOKAWA)で、川崎やメキシコなどを舞台に、麻薬密売や臓器ビジネスの世界の抗争をスリリングに描いた。 ライターの磯部涼氏は、川崎の若者の貧困、ドラッグ、ヒップホップ文化などを鋭い視点から取材した『ルポ 川崎』(サイゾー)を2017年に発表し、第17回新潮ドキュメント賞の候補作に。音楽ファンだけでなく幅広い層の話題を呼び、今年には文庫化(新潮社)して刊行された。 実は今回が初対面だというお二人が顔を合わせたのは、磯部氏が勧める、川崎区のコリアンタウン・桜本にあるペルー料理店「EL carbon」(https://elcarbon.jp/)で、川崎に魅了される理由やノンフィクションとフィクションの交点などについ

                                                  『テスカトリポカ』佐藤究×『ルポ 川崎』磯部涼 特別対談 川崎の〝流れ者〟たちが描く世界地図
                                                • 入力なしをワクチン未接種と分類 厚労省「多く見せる意図なかった」:朝日新聞デジタル

                                                  ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                    入力なしをワクチン未接種と分類 厚労省「多く見せる意図なかった」:朝日新聞デジタル
                                                  • 作家・小川哲が、21世紀に「人工国家・満洲を舞台にした巨大な小説」を書いた理由(小川 哲) @gendai_biz

                                                    小川哲さんの『地図と拳』が発売されました。『ゲームの王国』で日本SF大賞と山本周五郎賞を受賞し、『嘘と正典』で直木賞の候補になった、いま最も注目される作家の3年ぶりの新作です。 作品の舞台は満洲(現・中国東北部)。日露戦争前夜から第二次世界大戦まで、満洲の名もなき都市で繰り広げられる知略と殺戮。そして、理想の都市を作ろうとした、日本・中国・ロシアの人間たちのロマンと挫折が描かれた大作です。 構想を始めた2017年から、膨大な資料を読み込み、中国東北地方への取材旅行も経て、5年の歳月をかけて完成させた本作の裏側を、小川さんに聞きました。 〔取材・構成〕長瀬 海 ※この記事は『地図と拳』の物語展開の重要な部分に多く触れています。ネタバレが気になる方はご注意ください。 満洲を作ることと、小説を書くこと ――小川さんの新作『地図と拳』は満洲を舞台に20世紀の戦争のダイナミズムを象(かたど)る超大作

                                                      作家・小川哲が、21世紀に「人工国家・満洲を舞台にした巨大な小説」を書いた理由(小川 哲) @gendai_biz
                                                    • 「笑うマトリョーシカ」新たな黒幕説浮上「みんな怪しい」「自作自演かとも思ったけど…」混乱の声 -

                                                      「笑うマトリョーシカ」新たな黒幕説浮上「みんな怪しい」「自作自演かとも思ったけど…」混乱の声|Infoseekニュース【モデルプレス=2024/07/05】女優の水川あさみが主演を務めるTBS系ドラマ『笑うマトリョーシカ』(毎週金曜夜10時〜)の第2話が、5日に放送された。新たな黒幕説が浮上し、反響が寄せられている。<※ネタバレあり>◆水川あさみ主演「笑うマトリョーシカ」本作は、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など… #𝟑 𝟕/𝟏𝟐(金)よる𝟏𝟎時放送 ||◤ #笑うマトリョーシカ ◢|| 第2話のご視聴ありがとうございました🪆 第3話SPOTをお届けです📰 清家を操っているのは 秘書か_?元・恋人か_? 操る人物に立ち向かう道上に危険が迫る!?#水川あさみ #玉山鉄二 #櫻井翔#tbs #金ドラ pic.twitter.com/rTgKpuM5J8 — 笑うマトリョーシカ

                                                        「笑うマトリョーシカ」新たな黒幕説浮上「みんな怪しい」「自作自演かとも思ったけど…」混乱の声 -
                                                      • E2190 – 三角コーンが結ぶふたつのまち:小樽・渋川コラボ展示の経緯

                                                        三角コーンが結ぶふたつのまち:小樽・渋川コラボ展示の経緯 渋川市立図書館公式Twitter中の人 2019年6月19日,「日本のまんなか」に位置する渋川市立図書館(群馬県)の広報担当は,受話器を耳に当てたまま土下座をするという器用なポーズを取っていた。見守る館員の目は点。館長の表情は蒼白。三者が息を殺して互いに身動きの取れないこの状況は,本来の意味は違うが「三すくみ」に似ていた。広報担当の電話の相手は市立小樽図書館(北海道)の館長さんである。なぜ,このような事態が発生したのか。 前日18日,渋川市立図書館は,公式Twitterでこんなツイートをした。「【悲報】 近頃,当館の安全を守る三角コーンが相次いで交通事故に遭っています。残念ながら当館の館長には,市立小樽図書館の館長さんのように,サイン付きの三角コーンを豊富にお持ちの義理の息子さんは存在しません。(略)」 三角コーンを豊富にお持ちの義

                                                          E2190 – 三角コーンが結ぶふたつのまち:小樽・渋川コラボ展示の経緯
                                                        • 原田マハ『ゴッホのあしあと』 サン=レミでのどん底の日々から生まれた永遠の名画『星月夜』『糸杉』『アイリス』 - 時の化石

                                                          どーも、ShinSHaです。 今回の記事は、僕の大好きなゴッホに関する本とアートの記事です。今回、ご紹介する本は、原田マハ著『ゴッホのあしあと』です。この本は、美術書では知ることができなかった、ゴッホについての多くのことを、僕に教えてくれました。小説家、女性らしい視点で書かれたすばらしい作品です。 筆者のご紹介 原田マハ『ゴッホのあしあと』 アルルからサン=レミへ サン=レミで描かれた永遠の名画 あとがき 筆者のご紹介 筆者、原田マハさんの略歴をご紹介します。彼女が多くのアートを題材とした本を書いていることは知っていました。これまでは、ご縁がありませんでした。今回、彼女の本を初めて読みました。山本周五郎賞、新田次郎賞を受賞されているんですね。すばらしいです。 原田マハ 1962 年東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事株式会社、森ビル森美術

                                                            原田マハ『ゴッホのあしあと』 サン=レミでのどん底の日々から生まれた永遠の名画『星月夜』『糸杉』『アイリス』 - 時の化石
                                                          • デビュー20周年!ミステリランキング四冠!山田風太郎賞受賞!直木賞候補!『米澤穂信』特別お題「わたしの推し」 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

                                                            特別お題「わたしの推し」 「黒牢城」 2021年6月2日 初版発行 2021年は、本格ミステリー作家、米澤穂信のデビュー20周年にして、戦国時代を舞台とした本書「黒牢城」が「このミステリーがすごい」「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい」「本格ミステリ・ベスト10」という4大ミステリランキングを制覇するとともに「第12回山田風太郎賞」を受賞、「第166回直木三十五賞(2021年下半期)」の候補作品となる(発表は明日19日)など、華々しい活躍をされた年でした。 「米澤屋書店」 2021年11月10日 第一刷発行 冒頭に「ご挨拶より本の話をしませんか」とある通り、まさに本、ミステリーに淫してみた一冊となっています。山田風太郎作品で何が好きかと聞かれて短編「新かぐや姫」(廣済堂文庫「夜よりほかに聴くものもなし」、河出文庫新刊「赤い蝋人形」(ご自身で帯の推薦文を書かれています)所収)

                                                              デビュー20周年!ミステリランキング四冠!山田風太郎賞受賞!直木賞候補!『米澤穂信』特別お題「わたしの推し」 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
                                                            • 「笑うマトリョーシカ」最終回 清家(櫻井翔)、5年後の左腕に注目集まる「なくなってる」「どういう意味があるんだろう」 - トレンド情報お届け!

                                                              「笑うマトリョーシカ」最終回 清家(櫻井翔)、5年後の左腕に注目集まる「なくなってる」「どういう意味があるんだろう」|Infoseekニュース【モデルプレス=2024/09/06】女優の水川あさみが主演を務めるTBS系ドラマ『笑うマトリョーシカ』(毎週金曜夜10時〜)の最終話が、6日に放送された。ラストシーンに反響が寄せられている。<※ネタバレあり>◆水川あさみ主演「笑うマトリョーシカ」本作は、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受…【全文を読む】 ご視聴ありがとうございました! ||◤#笑うマトリョーシカ ◢|| TBS公式YouTubeでは#水川あさみ さん× #櫻井翔 さんの 今だからこそ話せるSPインタビューを公開📢 🔗https://t.co/MRiP9Ypp2M 放送後の今だから話せるお2人の対談を 是非お楽しみください🪆#tbs #金ドラ pic.twitter.

                                                                「笑うマトリョーシカ」最終回 清家(櫻井翔)、5年後の左腕に注目集まる「なくなってる」「どういう意味があるんだろう」 - トレンド情報お届け!
                                                              • 作家 ヤン・ソギルさん死去 87歳 小説「血と骨」など | NHK

                                                                「血と骨」や「夜を賭けて」などの作品で知られる作家のヤン・ソギル(梁石日)さんが、29日朝、老衰のため都内の病院で亡くなりました。87歳でした。 ヤン・ソギルさんは大阪市で生まれ、高校を卒業したあと会社の経営に失敗して、タクシー運転手として働き、1981年にその経験を書いた「狂躁曲」を発表して本格的に作家としての活動を始めました。 この作品は1993年に公開された崔洋一監督の映画「月はどっちに出ている」の原作となりました。 また、1998年に発表した「血と骨」は、韓国 チェジュ(済州)島出身の父親をモデルに、暴力と欲望にまみれた男の一生を描いた作品で、山本周五郎賞を受賞したほか、2004年に崔洋一監督によってビートたけしさんの主演で映画化され、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞しました。 その後も、タイの人身売買や児童買春を取り上げた「闇の子供たち」や、大阪の軍需工場跡を舞台に戦後の在日韓

                                                                  作家 ヤン・ソギルさん死去 87歳 小説「血と骨」など | NHK
                                                                • 【柚木麻子新連載】「コロナ禍で料理嫌いになった41歳作家が、小林カツ代さんレシピで人生変えたい件」

                                                                  人気作家・柚木麻子さんが昭和の料理研究家・小林カツ代さんを語る食エッセイ。映画「ジュリー&ジュリア」ばりに往年のカツ代さんレシピを作り、奮闘します。コロナ禍ですっかり料理嫌いになった柚木さんが、辿り着く先はーー? 第1回「41歳作家が、小林カツ代さんレシピで人生変わりたい件。」 食が出てくる小説やエッセイをよく書くせいで、料理好きだと思われるが、2023年の今、ぜんぜん違う。コロナ禍を経て、私は料理および家事がすっかり嫌いになってしまったのだ。 去年刊行した拙著『とりあえずお湯わかせ』を読んでいただいた方はご理解いただけると思うが、2020年から2022年の間、私は肺疾患のせいもあって、幼児とほぼずっと家の中で過ごしてきた。少しでも子どもを面白がらせるために、そして自分の気を紛らわすために、この世界の料理という料理はすべて作った。 琥珀糖、蘇、ちぎりパンなどの流行りものはもちろんのこと、有

                                                                    【柚木麻子新連載】「コロナ禍で料理嫌いになった41歳作家が、小林カツ代さんレシピで人生変えたい件」
                                                                  • ドッキリの特番減る? 「痛みを伴う笑い」改善提言は現場を変えるか:朝日新聞デジタル

                                                                    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                      ドッキリの特番減る? 「痛みを伴う笑い」改善提言は現場を変えるか:朝日新聞デジタル
                                                                    • 【映画『そして、バトンは渡された』】家族というコミュニティの在り方を考える。 - ioritorei’s blog

                                                                      映画 そして、バトンは渡された そして、バトンは渡された 『そして、バトンは渡された』とは あらすじ 登場人物 森宮優子 森宮壮介 早瀬賢人 みぃたん 梨花 水戸秀平 泉ヶ原茂雄 家族というコミュニティの在り方 キャスティングの妙と俳優陣の演技力で魅せる作品 石原さとみの無駄遣い(良い意味) 本当の主演は田中圭だった(気がする) 『そして、バトンは渡された』とは 『そして、バトンは渡された』は、瀬尾まいこ先生の小説である。 2018年2月に文藝春秋より出版された。 2019年に同作は本屋大賞を受賞した他、TBS「王様のブランチ」ブランチBOOK大賞2018、紀伊國屋書店・キノベス!2019などで大賞を受賞している。 また、2019年の「二十歳が一番読んだ小説ランキング」では3位にランクイン。 2021年10月時点で累計発行部数は110万部を突破している。 第31回山本周五郎賞で候補に選ばれ

                                                                        【映画『そして、バトンは渡された』】家族というコミュニティの在り方を考える。 - ioritorei’s blog
                                                                      • 結局「大きなイチモツ」を女はどう見るか? - 杉浦由美子|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

                                                                        この箇所を耳にして思い出すのが、2014年に直木賞作家の渡辺淳一の訃報が流れたワイドショーだ。その番組の中で、山本周五郎賞作家の岩井志麻子が以下のような内容をコメントした。 「小説の中で私が愛人のイチモツを褒め称える描写で〝細長い〟と書いた。それを渡辺淳一先生は〝普通、ぶっといと書くのに斬新だ〟といってくださった」 以前、私はセックスについて女性たちにインタビューをしていたが、みな「細い」を望んでいた。当たり前だろう。太いと痛いのだから。今回は、「大きなイチモツ」が、女性から見るとどうなのか?ということについて探っていきたい。なぜなら、最近、女性向けの恋愛漫画の中に「大きなイチモツ」がしばしば登場するようになった。これはなんなのだろうか。 「大きなイチモツ」がコンプレックスになる どぶろっくが歌うように「大きさにこだわるのは男だけ」であろう。しかし、長らく男性視点の言説が世間を支配していた

                                                                          結局「大きなイチモツ」を女はどう見るか? - 杉浦由美子|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
                                                                        • 原田マハ『ゴッホのあしあと』を読みながら オーヴェルでのゴッホ最後の3ヶ月を追う - 時の化石

                                                                          どーも、ShinShaです。 このブログは、僕の大好きなゴッホ の本とアートに関する記事です。今回は、原田マハ著『ゴッホのあしあと』を読みながら、オーヴェルでの、ゴッホ最後の3ヶ月にフォーカスしました。インターネット、ヴァン・ゴッホ美術館Websiteの情報から、ゴッホが最後の3ヶ月に書いた絵、ゴッホの暮らした宿など、ビジュアルな記事をお届けします。 筆者のご紹介 筆者、原田マハさんの略歴をご紹介します。山本周五郎賞、新田次郎賞を受賞されているんですね。今、僕は、彼女の小説『たゆたえど沈まず』を読んでいるところです。とても、すばらしい作品です。 原田マハ 1962 年東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事株式会社、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年フリーのキュレーター、カルチャーライターとなる。2005年

                                                                            原田マハ『ゴッホのあしあと』を読みながら オーヴェルでのゴッホ最後の3ヶ月を追う - 時の化石
                                                                          • 今週のお題「本棚の中身」『伊坂幸太郎作品』 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

                                                                            今週のお題「本棚の中身」 今週のお題「本棚の中身」 『伊坂幸太郎作品』 伊坂幸太郎氏は、1971年千葉県生まれの日本の小説家です。2000年に「オーデュボンの祈り」で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビューしました。 2004年「アヒルと鴨のコインロッカー」で第25回吉川栄治文学新人賞、同年「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、2008年「ゴールデンスランバー」で第21回山本周五郎賞、第5回本屋大賞を受賞するなど高い評価を受けるとともに、大きな人気を博してきました。 その作風は、ジャンルとしてはエンタテインメント、ミステリー作品といえると思いますが、社会風刺、文学への接近など、一つのジャンルに収まらない拡がりを見せています。 またその魅力は、巧みなストーリーテリング、奇抜な発想、軽妙な会話、予想を裏切る展開など多岐に渡ります。 (参考:「AX」奥付より) 傑作ぞろい

                                                                              今週のお題「本棚の中身」『伊坂幸太郎作品』 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
                                                                            • 「笑うマトリョーシカ」清家(櫻井翔)が裏切り ラスト10分の衝撃展開に「すべて繋がってる」「学生時代からずっと… -

                                                                              「笑うマトリョーシカ」清家(櫻井翔)が裏切り ラスト10分の衝撃展開に「すべて繋がってる」「学生時代からずっとだったなんて」の声|Infoseekニュース 【モデルプレス=2024/08/02】女優の水川あさみが主演を務めるTBS系ドラマ『笑うマトリョーシカ』(毎週金曜夜10時〜)の第6話が、2日に放送された。ラスト10分の展開に反響が寄せられている。<※ネタバレあり>◆水川あさみ主演「笑うマトリョーシカ」本作は、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数… 【全文を読む】 笑うマトリョーシカ その他の関連記事 「笑うマトリョーシカ」清家(櫻井翔)&鈴木(玉山鉄二)、ハグの対比が話題「関係性の変化が感じられる」「俊哉くん呼びがフラグだった」(モデルプレス) - Yahoo!ニュース【モデルプレス=2024/08/02】女優の水川あさみが主演を務めるTBS系ドラマ『笑うマトリョーシカ』(毎週金曜

                                                                                「笑うマトリョーシカ」清家(櫻井翔)が裏切り ラスト10分の衝撃展開に「すべて繋がってる」「学生時代からずっと… -
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                                                                                鷹と犬 <プロフィール> 米澤穂信(ヨネザワ・ホノブ) 1978年、岐阜県生れ。2001年、『氷菓』で角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。2011年、『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞を受賞。2014年『満願』で山本周五郎賞を受賞。同作と、2015年『王とサーカス』は「このミステリーがすごい!」「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」の国内部門ランキングにて1位を獲得し、二年連続の三冠を達成する。他著に『インシテミル』『追想五断章』『真実の10メートル手前』などがある。 地図に関係するからか『古地図に憑かれた男』というノンフィクションがあって、地図を盗んだ男の話だというので、どんな男がどんな理由でどんな古地図を盗まねばならなかったのかと気になってたまらず私の心も盗まれた。次に見つけたのが交通新聞社新書、時刻表の棚のすぐ側にあった一群の背表

                                                                                • 小説は歴史・生命・自分を更新し続ける!2021年に読むべき24冊(鴻巣 友季子)

                                                                                  今年も恒例企画「年末ジャンボお勧めブックガイド」の季節となりました! ブックリストの続きをご覧下さい。 【前編はこちら】→『パンデミックの時代に「詩」が力を発揮!2021年必読の24冊』 歴史の再創造 今年は、ある国や地域の歴史や文化史を軸に物語を展開し、その裏側や知られざる面を描くことで、”正史”を書き換えるような傑作が多かったと思います。 13 佐藤究『テスカトリポカ』KADOKAWA 今年の山本周五郎賞と、直木賞のダブル受賞作です。 古代王国アステカの神話を下絵に、無戸籍児童を狙う「心臓移植ビジネス」を物語の中核に据えた恐るべきノワール小説。その背景にあるのは、海をまたいで広がる「麻薬資本主義(ドラッグ・キャピタリズム)」である。 物語は一九九〇年代のメキシコ北東部の街から、ジャカルタ、川崎へと舞台を移し、麻薬密売の大物、野望を抱く闇医者、天涯孤独の身となった怪力の少年などを登場させ

                                                                                    小説は歴史・生命・自分を更新し続ける!2021年に読むべき24冊(鴻巣 友季子)